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Photo by
eriko_fukaki
ひが味 は まずい
「ひがみ」とは
「自分が満たされない時に相手に不満や怒りを感じる」
という事らしい。
一生懸命勉強した(つもり)でも希望する学校に入学できなかった時に感じる、関門を突破した人に対しての「ひがみ」。これは、明らかに相手のせいではなく自分の勉強不足なのに、なぜかひがんでしまう。心から「おめでとう」なんて言えない。とても羨ましくて、妬んでしまう。悔しいと思う気持ちが強すぎて、優しい気持ちが登場するまでの距離は月ほど遠く。そのうちに「あの人は良い過去問を持っていたんだ」など、別の言い訳まで探し始める。
美しい体型を得た人に対して、鏡にうつった自分と比較して感じる「ひがみ」。努力したわけでもなく、節制したわけでもなく、単に羨ましく妬んでしまう。「いいなぁ」って気持ちのみが先行して、何も残らず。そのうちに「生まれつきの遺伝子の影響だな」なんて、素人説明を探し始める。
「ひが味」のまずさを解消するには、勉強するしかない。再度チャレンジして、美味しさを享受するしか方法はない。
「ひが味」のまずさを解消するには、運動するしかない。節制して鍛えるしかない。
ただ・・・この類の「ひが味」はまだ対処方法がある。
「あなたは娘がいるけど、私には息子しかいない」なんて種類の「ひが味」は、どうしようもない。
こんな「ひが味」を言われたもんなら、返事も出来ない。
こんな「ひが味」は、言わないでほしい。