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1才が日記 ⑨

僕は、大人の事がかなり理解できるようになった。
いや、少し前から分かってきていたんだけど、しっかりくっきり分かる、というか・・・
僕がどんなアクションをすれば、大人がどんな反応をするかが分かる。

まず声をかけられたら「笑顔」を。
これは必須だな。一生使えそう。
名前を呼ばれたら「片手を上げる」。これも感動される。
別れ際には「ばいばい」。
相手が手を振る前に、こちらから手を振ると、マジで感動されるから、アリ。
時々両手をあげて「バンザイ」をすると、目を丸くされる。
大人は意外と簡単。

太鼓や缶の蓋を叩くと「音楽家になるかも!」と。
へーーーそんなに簡単に「音楽家」になれるんだ。
そうそう、全速力で「ハイハイ」してみたら「将来スポーツ選手に違いない」と。
あ、ボールを投げたら「大谷選手をこえるかも!」って。
意外と簡単。

音楽家になるのも、スポーツ選手になるのも、大谷選手になるのも、
意外と簡単。
大人に夢を与えるのも、意外と簡単。

大人を困らせる第一は「泣き」
とにかく、がっつり泣いてやる。大きな声で。体をよじらせて、足をばたつかせて、泣いてやる。
まあ、理由があるから仕方ないからだけど。
そこは・・・大人にはなかなか通じにくいし、これしかない。

「もっと困らせる事をしちゃった」って、1才の友人が言ってたよ。
それは「発熱」
彼自身も辛かったけど、親達はかなり困っていたって。
「あんなに親が困るなら、やっぱり病気にはならないほうがいいなぁ」って言ってた。

同感!             つづく

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