赤ちゃんが日記 57
日記に書いたことあったっかな?
実は僕「指しゃぶり」をするのさ。右手の人差し指と中指。
いつからだったっけ?2本を口に入れていると「安心できる」と感じたのは。スヌーピーに出てくるライナスの「安心毛布」みたいなもの。
「指しゃぶり」をするのは、知らない人に会ったとき、お腹が空いたり、眠気がジワジワ出てきたとき。初めての場所に着いた時も・・・・この2本の指は助けてくれるのさ。
でも・・・どうやらそのせいで、手の平がカサカサしてきて。ヨダレが指をつたって、手の平に到達しているそうで。母が医者に聞いたら「まあ、大丈夫。様子を見ていたら、やらなくなりますよ」だって。
そうなんだ。そんなに深刻な問題なんだね。母は何度も呟いている「もうすぐ やらなくなる。もうすぐ やらなくなる」
母よ、困ってる?
もしかして、ちょっと嫌がってる?
だからね、僕は思ったのさ。誕生日のプレゼント・・・僕を産んでくれたお礼の贈り物は「指しゃぶり」をやめることにしよう、と
考えた結果、「指しゃぶりをしたいな」って思ったときは、オモチャを右手で握るのさ。出来れば音がでるオモチャ。「ガチャガチャ」音がするから、「指しゃぶり」を忘れる。あと、ハイハイを始める。必死にハイハイしていたら、指しゃぶりを忘れる。
まずはここから。
母よ、どう?少しは指しゃぶり、減った?
まってて、もう少しで誕生日。
その日までに、指しゃぶり、卒業するからね。
つづく