赤ちゃんが日記 61
僕の1才の誕生日が近づいてきたよ。いよいよ、来るよ、僕の初めての誕生日。母も父も、ソワソワ準備をして、あれこれ考えてくれていて・・・
きっと、その日は、 僕を真ん中にして、大拍手が起こるんだろうなぁ
でもね。
最近僕は思うのさ。
確かに1年前、僕はこの世界に生まれてきた。そして、1年間、生きてきた。
それなりに、自分でもがんばった。でも、でも
本当に拍手されるのは・・・母じゃないのかなぁ、って。
夜、何度も何度も起きてくれて。乳腺炎で熱を出しても、僕が噛みついちゃっても、必死におっぱいを飲ませてくれて。いろいろな栄養を考えた離乳食を作ってくれて。オムツも、1日10回交換したとして、365日で3650回。それ以上だよね。
暑くなったら「どうすれば 涼しくできるか」と、考え。
寒くなったら「どうすれば 温かくできるか」と考え。
寝返りできるように工夫して、縦に抱っこできるようにがんばって。
横でハイハイをして「ほら、こうやるんだよ」って教えてくれて。
便秘したら浣腸してくれて、下痢したら薬を飲ませてくれて。
すごいよ、本当にすごいと思うよ、母は。
とにかく、僕の1才の誕生日は、まず母に「ありがとう」と叫びたい。どうやって言葉にすればいいのか・・・これがまだ出来ないのが実にもどかしいんだけど。。。
だから日記に書いておくよ。
「母よ 1年間 本当にありがとう。
そして これからも よろしく」
つづく