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スタートレックアドベンチャー第2版コアルールの紹介 その3

第5章:星々の間のあなたの故郷

5.1:宇宙船の基礎

属性
宇宙船は、キャラクターの属性と同様に、通信(Comms)、コンピュータ(Computers)、エンジン(Engines)、センサー(Sensors)、構造(Structure)、武器(Weapons)の6つの数値で表わされます。

部門
また、キャラクターと同様に、指揮(Command)、操縦(Conn)、工学(Engineering)、保安(Security)、医療(Medicine)、科学(Science)の6つの部門値を持ちます。

専門
宇宙船は、すべての判定で、専門を持っているものとして扱われます。よって、ロールで部門値以下が出た場合、2成功と見なします。

スケール
スケールは、宇宙船の大きさを示します。シャトルなどで1、コンスティチューション級で4、ギャラクシー級で6です。

抵抗力
宇宙船は、防護力と同様にダメージを軽減する抵抗力を持っています。
抵抗力=スケール÷2(切り上げ)+構造

シールド
宇宙船はダメージを防ぐためにシールドを持っています。シールドは拡張タスクのように限界突破を持ち、それは1/2と3/4です。限界突破を越えて、シールドが減少すると、揺さぶられたりシステムに損傷を受けます。
シールド=構造+スケール+保安

予備動力
船は、各シーンの最初で、予備動力を持っている状態で開始します。
予備動力は、動力再送メジャーアクションを行なう事で、各システムに振り分けることも出来ます。これを実行した場合、支援ダイスは1の目が出たものとして扱われます。

予備動力が必要なアクションは、以下のものがあります。
・シールド再生
・動力再送
・ワープ

予備動力は、使用すれば動力回復メジャーアクションを行なわないと再使用可能になりません。

乗務員補助
その船のサポートキャラクターの最大乗員数です。
乗務員補助=スケール

小型船準備
シーン内で使用できる小型船の最大数です。船には、小型船準備値よりも多くの小型船を登載できますが、1シーン内に登場できる小型船の数には制限があります。
小型船準備=スケール-1

船のステーションと施設
船にある各ステーションの説明です。
艦橋、機関室、ホロデッキ、科学ラボ、シャトルベイ、医療室、転送室。

5.2:宇宙船の建造

宇宙船の作成方法に関してのルールです。
1.どの時代の船を作るかを決めます。
2.スペースフレーム(コンスティチューション級やギャラクシー級など)を決めます。
3.ミッションプロファイル(旗艦やパトロールなど)を決めます。
4.稼働実績を決めます。
5.就役期間が長ければ、改装を行ないます。

5.3:スペースフレーム

スペースフレームが記載されています。
NX、コンスティチューション、エクセルシオール、アンバサダー、カリフォルニア、ギャラクシー、イントレビット、ソヴェリン、コンスティチューションⅢ、D7、ブレル、T’LISS、デデリクス、ガロール、デコラ

5.4:ミッションプロファイル

戦艦、危機および緊急対応、スパイ/情報収集、旗艦、多目的探査、パスファインダーおよび偵察、パトロール、科学調査、戦略および外交任務、戦闘任務

稼働実績
老朽化した遺物、頼れる働き者、伝説、希望号、プロトタイプ、Xの生存者

改装
運用期間10年ごとに、改装を受けられます。宇宙船の属性値が増加します。

5.5:宇宙船の特技

キャラクターのように、宇宙船も様々な特技を持っています。

5.6:宇宙船の武器

宇宙船の武器は、タイプ、射程、ダメージ、特質で表わされます。
タイプ:エネルギーか魚雷
射程:近、中、遠距離。
ダメージ:船の武器等級で修正
特質:
・範囲:機運1で目標と同じゾーンの別目標に命中。
・調整:攻撃前に、準備マイナーアクションが必要。
・面倒:難易度+1。魚雷なら斉射を行なえない。
・減退:命中すると、予備動力を失わせる。
・枯渇:1機運でダメージ+1だが、船が揺さぶられることはない。
・壊滅:損傷の修理難易度+1。
・隠蔽X:武器が検知されにくい。
・髙収束:システムに損傷を与えれば、追加1の損傷。
・強烈:1機運でダメージ+1。
・妨害:ラウンド終了まで、通信とセンサーの支援難易度+1。
・持続:機運を1-3まで消費し、ラウンドの終了時に武器のダメージの1/2を支払った機運数ラウンドの間、持続的に受ける。
・貫通:目標の抵抗力を0にします。
・遅延:現在のラウンドが終了するまで、目標の船の乗員はイニシアチブの維持を行なえない。
・拡散:壊滅攻撃の機運コストが1になる。
・汎用X:攻撃が成功すると、ボーナス機運Xを得る。

エネルギー武器
タイプと投射システムに分れます。
タイプ
・反陽子ビーム、ディスラプター、電磁又はイオン、自由電子レーザー、グラビトンビーム、フェイーズ/パルス、フェイズ・ポラロン・ビーム、フェイザー、陽子ビーム、テトリオンビーム
投射
・キャノン、バンク、アレイ、スピナル・ランス

魚雷
魚雷を発射すると、脅威が1増えます。
斉射を行なうと、脅威が3増えますが、ダメージ+1、「範囲」か「拡散」特質が付加されます。
・クロニトン、重力、ニュートニック、核、光子、フォトニック、プラズマ、ポラロン、ポジトロン、クォンタム、スペイシャル、テリトロニック、トランスフェーズ、トリコバルト

トラクタービーム
トラクタービームの筋力は、船のスケール-1。
トラクタービームを命中させるには、難易度2の統制+保安、船の構造+保安で支援。

トラクタービームから逃れる難易度は、トラクタービームの筋力に等しく、エミッターを無効にしたり(統制+保安、武器+保安)、エミッターを妨害したり(理知+科学、センサー+科学)、シールドを調整したり(洞察+工学、構造+保安)、船の動力で振り切ったり(勇気+操縦、エンジン+操縦)出来ます。

5.7:小型船

小型船の種別が記載されています。
小型船は、特徴、システム、部門、特技、スケール、抵抗力、シールド、動力、乗務員補助、最大搭載量、ポジションを持っています。

第6章:テクノロジーと武器

6.1:銀河のツールキット

一般装備
通常支給以外のアイテムを入手したいとき、時間をかけないで、本来必要と思われない状態で入手したい場合、機会コストとして機運、段階的拡大コストとして脅威を使用します。

6.2:武器と装備

武器
個人用武器は、武器のタイプ、負傷タイプ、深刻度、サイズ、特質で表わされます。
武器のタイプ:近接か遠隔かです。
負傷:麻痺か致死かです。
深刻度:武器が与えるダメージです。治療するときの難易度でもあります。
サイズ:片手、両手。
特質:
・正確:使用前に照準マイナーアクションを行なっていれば、ダイスプールを最大2つまで振り直せる。
・範囲:機運1支払うと、目標と同じゾーンにいる別の目標に命中する。
・充電:準備マイナーアクションを行なうと、範囲、強烈、貫通のいずれかの特質を加える。
・面倒:準備マイナーアクションが必要。
・衰弱:負傷治療の難易度が+1。
・手榴弾:中距離まで攻撃可能で、3発所持。
・隠匿X:見つけるのに、洞察か理知+保安の難易度Xが必要。
・不正確:照準マイナーアクションを行なえない。
・強烈:機運1で深刻度+1。
・貫通:対象の防護力を無視。

近接武器
近接武器は、剣など近接戦で使う武器です。

フェイザー
艦隊士官に支給されるのは、通常フェイザー1。警備員と少佐以上の上級士官は、フェイザー2が支給される。

防具と保護具
アーマーベストが標準装備。ボディアーマーを入手するには、機会1、段階的拡大1コストが必要。

道具と携帯アイテム
トリコーダーやサイバネスティックの説明が記載されています。





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