【氷冠のヒルダ】カジュアル目線EDH情報
Howdy!D子です!
2024年9月23日深夜、統率者戦に関する禁止改定が発表されたことで界隈は大荒れ模様です。
私としても思う部分は色々とありますが、あまりここで論争を行うつもりはないので一旦スルーとさせていただき、普通の記事を投稿いたします。
…そして2つ目の記事にして、この子を書くことになろうとは…。
…というわけで今回はコチラ。ワガママ女王様、エルサ【氷冠のヒルダ】ちゃんに関するお話です。
cEDHは愚か、5~6帯にすら届いてない感じのデッキを作ってますので、その辺を念頭に置いて読んでいただけると幸いです。
※一応先に補足しておきますが、私はこの子大好きです。(超重要)
1、能力
Hylda of the Icy Crown / 氷冠のヒルダ (2)(白)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock)
対戦相手がコントロールしていてアンタップ状態であるクリーチャー1体をあなたがタップするたび、(1)を支払ってもよい。そうしたとき、以下から1つを選ぶ。
・白青の4/4のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
・あなたがコントロールしている各クリーチャーの上に、それぞれ+1/+1カウンター1個を置く。
・占術2を行う。その後、カード1枚を引く。
3/4
誘発能力は1マナとしては破格の効果ばかり…ですが、その実態は難点が山積みです。言わずもがな。
もう開き直って、ほとんど4マナ3/4バニラだと思いましょう。(暴論)
2、弱点
最初っから弱点を上げていきます。何このネガキャン記事。
しかし…この子を語るにはここは避けて通れないんだッ…!!
・誘発条件を単体で完結できてない
間違いなくこれが一番致命的な弱点です。タップはあくまでこちらから相手クリーチャーに仕掛けなければならないのに、タップ能力を持ってるわけでもない。
この子のために(かどうかは不明ですが)、誰がタップしたのかを明文化することが総合ルールに追記までされたんですよ!?流行らなそうな効果なのに!!
その証拠にエルドレインの森以降、同じ誘発条件のカードは(2024年9月現在)まだ出てきてませんからね!!
正にワガママ女王様!!!
EDHはそんなもんと言えばそれまでですが、当然専用のデッキにしてなければマジで何もしない子になります。
タッパーが来なければ場に出してもアレだし…みたいな状況、マジであるあるなんです。アレな女王様なんですよホント。
ちなみに、タップ状態のクリーチャーを再びタップすることはできません。お前は何を言ってるんだって感じでしょうけど、ホントに何言ってるんでしょうね。(錯乱)
・除去耐性がない
だって4/3/4バニラですから。(2回目)
か弱い女性は守ってあげなきゃですね!幸いにも白青は守りに強い色ですから!
…まぁ3/4って熊にも勝てるんですけど!!
・重い
重いってそういう意味じゃないからね?「#ヒルダは重い女」とかでつぶやいちゃダメよ??
皆様は「4マナって言うほど重くなくない?」と感じるかもしれないですが…この子の場合、着地してすぐ動き出したければ追加で1アクション・2アクションと取らなきゃならなくなるんです。
タップ効果やスペルを使って、更に誘発で1マナ払って…と考えると、とんでもなくテンポが悪くなるんですよ。
とはいえ先出ししてても不安が残る除去耐性のなさ。モヤモヤします。
おかげ様で全体的にモッサリした動きになりがちです。ヒルダチャンモッサリモッサリ
てか3/2/3とかで良くない…?それでも大して強くないよ…?
・相手に依存する
言うまでもないですが、相手にクリーチャーがいなければ何もしない子になります。3点ヒルダパンチ!くらいしかやることねぇ…。
EDHはジェネラルって概念があるし相手が3人もいるので、まずあり得ない状況ではありますが、仮にノンクリーチャーデッキとかが来たら目も当てられません。場に出すことすら無くなりそうです。
一応相手にクリーチャーを押し付ける方法も、実用的なものからそうでないものまで多数存在していますが…そのためにわざわざ…?ってほどは入れる枠がないのが現実。
…どこまでワガママなんだウチの女王様は。
・システムクリーチャーに何もできない
タップを含む起動型能力を持ったクリーチャーは、対応して能力起動されるとヒルダちゃんの誘発条件を満たせないのです。
「私に跪きなさい!」って命令に従ってくれないとモジモジしちゃうんですこの子。ちょっとカワイイですね。…いや可愛くはねぇよ!!
クリーチャータップが起動能力の置物(機体とか)が置かれてたら最悪です。
戦闘との天秤にかけさせることはできるかもですが…そもそもその戦闘に行く子を作りたいのよこっちは!!
…ちょっと感情的になってしまいましたね。反省はしてないです。
・常在型能力のクリーチャーには何の対策にもならない
タップ対象がいなくなるとか言ってられません。素直に除去しましょう。
もう全体除去でヒルダもろとも流すんだ。(過激派)
・呪禁、被覆、護法、プロテクションに弱い
タップ能力の大半は対象を取るものであるため、それらがいるだけでモジモジしちゃいます。カワイイですね。(遠い目)
特に被覆と呪禁は【稲妻のすね当て】と【速足のブーツ】がEDHでは標準装備と言ってもいいくらいよく見るカードですので、遭遇する確率が非常に高いです。
護法も最近は雑に付けられてるクリーチャーが増えてきているのでなかなかの逆風。
もう世間がヒルダちゃんを恐れてるんでしょうね。うん、そうに違いない。
・誘発できても…
上記ハンター試験ばりに厳しい条件を乗り越え、誘発能力を達成できたとしても出てくるのは4/4オラフバニラです。
決して弱くはないんです。ただこの子を1体とか出せるようになってる状況だと、それ以上の脅威が周りに溢れてる場面が多々あるんです。
その脅威をタップでいなして4/4を展開して…と動いていければ理想的ですが、そうそう上手くいかないのが現実だったりします。その場合は大人しくドロー能力にしてしまうのが無難ですが。
あと飛行にめっぽう弱いです。せめてオラフエレメンタルが飛んでいれば…。
・え、なにこれネガキャン記事?
ご安心を。次からはこの子の魅力を語っていきますよ!!
3、強い点・特徴
タップ能力は主に時間稼ぎ程度にしかならず、基本的にアドを取れないものが多いですが、それに多大なアドをもたらしてくれる点は他に類を見ない強い点だと言えます。
大体相手が対策するのは単純な単体・全体除去か、オーラ等による疑似除去等が主流で、基本的にタッパーは想定されてない事が多いです。その思考の隙を突きましょう!
…突いてどうなるのか、私にはよくわかりませんけど…。
あ、破壊不能を気にせず行動できる点だけは利点と言えますね。
継続的にタップする置物などを利用して、大量にオラフエレメンタルトークンを並べられる状況になればそこそこな脅威になれます。
ただ4/4を大量展開する状況なんて相手も黙っていませんので、基本的にはヘイトを稼がず、ゆったり動いたほうが良いと思います。
…あんまり多人数相手できる武力じゃないの…だって女王様だし…。
…そう、つまり決めに行くときは一気に決めてしまいたい!そのためのカードもご準備しておりますよ!!
4、相性の良いカード
さあさあ皆様!ここまで読んでヒルダちゃんに興味が湧いたことでしょう!!湧きましたよね!?
ではここからが本題ですよ!!!変態マニアックなカードの数々!ご紹介していきましょう!!!
【対立】
MtGWikiのヒルダちゃんのページにも記載されている有名コンボカードです。
相手クリーチャーをタップ→1マナ払ってエレメンタル着地→出てきたエレメンタルをタップして相手クリーチャーをタップ→……
と繰り返すことで、相手のクリーチャーと自分のマナが続く限りエレメンタルを展開していくことができます。
…しかし!このコンボだと最後のエレメンタル以外全部寝てることになります!それでいいのか!?まぁ別に良さそうだけど!!
そこで、ほぼ同じ動きができるカードを3種ご紹介いたします。これでアナタもヒルダデッキを組みたくなること間違いナシ!!
【宮廷通りの住人】
対立よりも軽く、お手軽に同じようなことができます。しかもコモン!
対立と違う点はタイミングを選べないところ(下の2種も同じ)ですが、このコンボに入ればゲームを決めに行くのと同義ですし、些末なことよ!
【ガラクタ這い】
先にある程度トークンを並べられていれば対立よりも軽く出せる上、アンタップ阻害のおまけまで付いています。イラストも可愛い。
【カプショ海の飛行魚】
ウルトラマニアックカード。果たして知っている人がいるのか…。
この子は上2種と違って、自分が出たときにもタップ能力が誘発します。
しかし6マナと激重ですので、そのままコンボを繋ぐのは厳しいでしょうね…。
この他にも、好相性のカードを色々ご紹介します。
【日没を遅らせる者、テフェリー】
+1能力でクリーチャー、アーティファクト、土地をタップしたりアンタップしたりする。タップしつつヒルダちゃんの用のマナまで供給してくれるナイスガイ。2点ゲインも地味に沁みる。
相手にアーティファクトクリーチャーがいれば2回誘発も可能に。最高とも言える相性の良さです。
弱点はハゲているせいか何故かヘイトが高すぎて速攻で落とされるところ。合掌。
【真理の円】
ヒルダを組むならまず入れておくべきカードです。アドアドしい動きができちゃいます。
下の能力は重すぎてほぼインクの染みレベルになりますが、他に手段がなければ使う場面も出てくるでしょう。
【孤高の聖域】【麻痺海溝のシャレー】
ヒルダちゃんと同時に収録された、同じ誘発条件を持つカード。
当然とも言うべきか、とても好相性です。
しかし何故か…この子達は一応、能力が自己完結しています。
どうした女王。貴女仮にも神話レアだぞ??
…これならヒルダちゃんにもETBでタップ能力付けてあげてよ…。
ちなみに同じ誘発条件の子がもう一人いますが(【氷造の歩哨】)、あまり相性が良くないと判断したため抜いてしまいました。ゴメンね。
【暴突風】
超過呪文は【サイクロンの裂け目】があまりにも有名ですが、こちらも割と強いです。トドメの一撃にも使えます。
「ブラスタースコール・オーバーロード!」と声高らかに宣言して、中二病感全力で唱えましょう。(責任は負いません)
【イリシッドの収穫者】
出来事はXコストのタップ呪文。出たときにタップ状態のクリーチャーを実質無力化できる、いぶし銀クリーチャー。割と本気でオススメです。
【迷路での迷子】
上と似た感じのXタッパー。ですが、こちらは緊急時に自分を守ることにも使えます。なかなか渋い動きができるカードです。
【ヒルダの冬の王冠】
持ち主ですから、当然相性バツグンです。自ターンに使用すればマナもかからないので、モッサリした動きを多少緩和してくれます。
下の起動能力は同じ効果のスペル(【盗まれた夢】と【十万本の矢集め】)がありますので、そちらもオススメです。
【イシルドゥアの自筆の記録】
Ⅰ章でマナファクトをお借りし、Ⅱ章でクリーチャータップ、Ⅲ章で大量ドロー!と夢のような展開ができるカード。現実は甘くありませんが。章能力はどれも噛み合ってるので、普通にオススメではあります。
【ハンマー・オヴ・モラディン】
攻撃誘発で各対戦相手につき1体ずつ、クリーチャーをタップできる能力。
上手くいけばタダでヒルダちゃんの能力を3回誘発できる。素敵。
無尽能力でクロックも期待できます。本体は通るところに行きましょう。
【霊の報復者、ローダ】【若年の霊、ティミン】
この共闘持ちの2体はどちらもヒルダちゃんと似た、タップに関する能力を持った子たちです。当然とも言うべきか、好相性になっています。何ならこの2体統率者でも良いかも。
あと忘れがちですが『~との共闘』はETBでもう片方をサーチすることができます。ジェネラルとして使用することが多いと頭から抜けがちなのでお気を付けください。
【絶対に動くな】
相性の良い全体除去です。ちょっと変わった遅延誘発型能力を持っているので、例えこの後に展開されたクリーチャーでも、次の自分のターンまでにタップすることができればそのまま破壊できます。
牽制にも役に立つ、モッサリしたヒルダちゃんに丁度いいカードです。
【嵐の鎚、ミョルニル】
沢山タップさせられる状況であれば、結構大きなクロックになりうる装備品です。ヒルダちゃんにピッタリ!
弱点は割と重いくせにP/T修正が入らないところ。どう見てもパワー上がるだろこの見た目。いい加減にしろ。
【裏切り】
(日本語画像がなかったため、能力は下記に記載します。)
エンチャント(対戦相手がコントロールするクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーがタップ状態になるたび、あなたはカードを1枚引く。
ヒルダちゃんなんかと違ってどんな形であれ、付けてるクリーチャーがタップすればカードが引けます。
もちろんこちらからタップすればOKですが、積極的にアタックするタイプのクリーチャーやマナクリ等に付けるのもアリです。
ちなみにビジョンズのコモンです。リーズナブル!
【睡眠発作】
青によくあるアンタップ阻害のオーラです。が、これは挙動がかなり珍しく、普通にアンタップした後に再びタップさせるんです。
システムクリーチャー等への抑止力が弱くなるデメリットとしてデザインされたものなのでしょうが、この『一応起きてまた寝る』点がヒルダちゃんにとっては超好都合。毎ターンタダで誘発機会が訪れるとか最高かよ!
他にも色々ありますが、あまりに多くなっちゃうので割愛いたします。。
総括
手のかかる女王様です。異論は認めない。
合言葉は『ヒルダチャンモッサリモッサリ』
…真面目な話をすると…使うカードが必然的に割とマニアックなものに寄りがちなので、『テキスト確認してもいいですか?』とか『何そのカード!?』とか言われることに快感を覚えている類の変態の方にはオススメです。
特にチェインコンボが決まったときの圧倒感はクセになりますよ!それでゲームが決まるわけじゃないですけどね!!
マニアックカードで相手が困惑してる姿、最高ですよね!
そうです、私がその類の変態です!!
…という事で、お清楚VtuberのD子でした。また次回!
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