見出し画像

アトラクションのすゝめ:カジュアル目線EDH情報

Howdy!D子です!
長い夏もボチボチ終わりつつあり、行楽シーズンになってきましたね。
行楽シーズンといえば旅行!旅行といえば遊園地!遊園地といえば

アトラクションですよね。

…というわけで(強引)、今回はジェネラル焦点ではなく、アトラクションについてのお話をしてみようかと思います。
ニッチすぎるだろ!というツッコミは聞こえないことにします。


1、そもそもアトラクションって何ぞ

そんな声が聞こえてきそうなので、軽くご説明いたします。

基礎知識

アトラクションを使用する場合、ゲーム開始前にデッキとは別にアトラクションデッキなるものを準備しておく必要があります。
これは最低10枚以上かつ、シングルトン(1枚ずつ)で構成する必要があります。枚数上限はありません。
…が、そもそも銀枠を使用しない通常のゲームで使用可能な(どんぐりマークの無い)アトラクションは全部で22種ですので、それが上限になると思われます。
それをゲーム開始前に通常のデッキと同じく、シャッフルして裏向きに置いておきます。

アトラクションはアーティファクトです。当然ですがアーティファクト破壊等で破壊可能です。
戦場から別の領域に移動する場合、それは「ジャンクヤード(廃材置き場)」に送られ、そのゲーム中は再度使用することが不可能になります。
破壊もバウンスも追放も、アトラクションの前には全て同義よ。

※尚、アトラクションはUnfinity収録のものですので、必然的に英語版のみです。普段日本語でプレイされている方はMtGwiki等を参照にしましょう。

ゲーム中の挙動

「アトラクションを開く」という指定があったときに、アトラクションデッキの一番上から1枚、表向きに戦場に出します。
アトラクションを1つでもコントロールしていたら、戦闘前メインフェイズの開始時にアトラクションを「観覧」するために6面ダイスを一度振ります。これは任意ではなく強制です。
尚、アトラクションをいくつコントロールしていても、ダイスを振るのは1回だけです。
当たりの数字が出たらオメデトウ!!そのアトラクションの観覧能力が誘発します。

画像付き解説

超シンプルな観覧能力のアトラクション。当たったら占術1。

上の画像を例に説明しますと、右に載っている数字の点灯している(色が付いている)部分が当たりの数字になります。この場合は2・3・6が当たりです。
ここで注意してほしいのが、全く同じカードでも当たり番号の違うものが複数存在しているという事です。さすがは銀枠。
気にせず適当に選んで良いと思われがちですが、出来るだけ数字の高い目が当たりになっているものを選んでおくとお得だったりします。理由は後述。
ちなみに全てのアトラクション共通で、1はハズレ・6は当たりです。

「Visit」というのが観覧のことで、その後に記載されているのが観覧能力です。当たったときにこの能力が誘発します。
複数のアトラクションが当たった時は好きな順で解決できます。

で、強いの?

弱いです(迫真)。理由は後述していきます。多分。

2、ジェネラルの選定

ここまで説明にお付き合いいただいた皆様は、もうきっとアトラクションの虜になっていることでしょう。そうに違いない。
では使うとしてもジェネラルは何にしたらいいのか?この辺を考えてみようと思います。

ぶっちゃけ何でも良いです。

…と言いたいところなんですが、「アトラクションを開く事が可能なカード」の枚数に色によってかなりの偏りがあるため、少なくとも色で選ぶ必要はあると思います。
具体的には以下のとおりです。ご査収ください。(どんぐり除く)

  • 白=2種

  • 青=3種

  • 黒=6種

  • 赤=1種

  • 緑=3種

  • アーティファクト=1種

  • 青黒=1種

  • 黒緑=2種

  • 青赤=1種         合計20種

もちろんカード個々の強弱もありますが、個人的にはスゥルタイ(青黒緑)が一番安定するかなとは思います。
加えて戦場に出たときにアトラクションを開くタイプのクリーチャーが多いため、【冒涜されたもの、ヤロク】なんかは相性の良いジェネラルになるかもしれません。

ただ、他との組合せ等々を考えていくと白とか赤とか欲しくなるのも事実。
てことで私は5色ジェネラルにしています。これぞパワープレイ。
更にシナジー等もガン無視でカラーマーカーとしか考えていないため、私が雑に選んだのは【片目のガース】です。

ガース!キミに決めた!

こんな理由で適当に選んだのですが、友人から「ガースー黒光りランド」という最高に素敵なデッキ名称を頂戴し、このデッキは真の意味で完成しました。
尚このオーナー、ほぼランド戦場に出てきません。

3、アトラクションデッキの弱点

真面目に語る必要があるのか甚だ疑問ではありますが、一応考えましょう。

アトラクションを開く子達が弱すぎる

マジで弱いんです。ほぼバニラみたいな子しかいないんです。
中には多少まともな子もいますが、しっかりアトラクションを使いたいなら選り好みなんてしてられません。5/4/4とか4/2/5みたいな子も泣きながら使いましょう。

安定しない

アトラクションの中にはそこそこ強いものもありますが、あくまでランダムで出す形になるため、狙った効果は期待できません。
更に狙ったアトラクションが出せたとしても、ダイスで当たりの目を引かねばならないため現実的ではありません。

そもそもアトラクションなんか使ってるデッキが勝てるなどと思うな。

勝つのはちゃんとしたデッキだけでいい!(自虐の極み)

4、勝てるデッキにするには

それでもちゃんと勝てるデッキにしたい!そんな欲に塗れたワガママな貴方のために、頑張って色々考えてみましょう。

「アーティファクトであること」を活かす

一番ポピュラーな考え方がこれだと思います。
アトラクションはアーティファクトですので、「クリーチャーが場に出たときに謎のアーティファクトも出てくる」くらいの気持ちで考えましょう。

強いけどヘイトブチ上げ

こういう子を利用すれば結構なダメージを稼いでくれます。何なら【パンハモニコン】とかも使ってガンガン削っちゃいましょう。
アトラクション開くのもETBが多いので相性良き。

「ダイスを振ること」を活かす

「ダイス振るたびなんか誘発する」だとか「ダイスで~以上の目を出すたびなんか誘発する」みたいな能力を持った子が複数存在しているので、その辺を活かす手もあります(雑)。

こういうの

しかしこれを活かすとしてもアトラクションは毎ターン1回ダイスを振れる程度なので、残念ながら現実的ではありません。

いっそ2つを組み合わせる

いざ!悪魔合体!!
そうして私のデッキは出来上がりました。別に強くは無いんですけど。

5、シナジー良好なカード

以上を踏まえて、好相性なカードをご紹介していこうと思います。
参考にしなくても大丈夫です。

【辺境の刃、ワイル】他2種

ダイスがふえるよ!

ダイスを追加で1個振って、低い方の出目を無視する能力。この他にも2種、【ピクシーの案内人】【バーバリアン・クラス】も同じ能力を持っています。
あくまで低い方の出目が無視される(どちらか選べるわけではない)点だけお気を付けください。
上の方で「出来るだけ数字の高い目が当たりになっているものを選んでおくとお得」と書いたのはこのためです。私は気にせず選んで後悔しましたが。
ちなみに「ダイスを1個振るたび」とか「~以上の目が出るたび」みたいな能力は1回しか誘発しないのでご注意ください(あくまで片方は無視されるため)。

【社長兼CEO、Mr.ハウス】

超高相性

何処かのオーナーより遥かに強く、働き者なCEOです。
ちなみにこの能力、「d6(6面ダイス)」とは何処にも書いていないため、当然20面ダイスでも誘発します。インチキ臭い。
出てくるトークンもアーティファクト・クリーチャーですので、他とのシナジーも期待できます。

【暴走魔導士、デリーナ】

割とマジで暴走気味

ETBでアトラクションを開くクリーチャーが多いため、アトラクションを早く沢山展開するのに優秀な能力です。
またそれだけでなく、【ピクシーの案内人】と組み合わせることでワンショットキルを狙うことも出来ます(一番下の能力は「d20を振ってもよい」にエラッタで修正されています)。

【Clown Car】(道化車)

X個のダイスを振るという暴力

アーティファクト ─ 機体(Vehicle)
これが戦場に出たとき、X個の6面体サイコロを振る。奇数の出目1つにつき1体の、白の1/1の道化師(Clown)・ロボット(Robot)・アーティファクト・クリーチャー・トークンを生成する。これの上に、偶数の出目1つにつき1個の+1/+1カウンターを置く。
搭乗2
1/1

CEOと組み合わせると爆発的にトークンを増やせる(可能性のある)カードです。
何故か意外とお高めだったりするのがちょっと残念。

【Black Hole】(ブラックホール)

遊◯王を彷彿とさせる

ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それでない最大X体のクリーチャーを対象とする。それらを破壊する。Xはこのターンにあなたが観覧したアトラクション(Attraction)の数に等しい。

沢山のアトラクションをコントロールしているときに観覧ダイスで6とかを出していると、一気に大量のクリーチャーを破壊できる(可能性のある)カードです。
最大X体なので、ブラックホールというよりはサンダーボルトに近い。

6、オススメのアトラクション7選

皆様を夢の国へと誘う(可能性のある)アトラクション達です。
最低10枚ですけど7選です。
本音は「選り好みせずに全部使え」です。

【Trash Bin】(ゴミ箱)

地味強系

観覧 ― カード2枚を切削し、その後、あなたの墓地にあるカード1枚を無作為に選んであなたの手札に戻す。

ランダムとは言え、確実にアドが取れるのは強いですよね。

【Information Booth】(案内所)

どシンプル

観覧 ― カード1枚を引く。

カードを引くことが弱いはずはありません。シンプルに強い。
何処かの王様も言ってました。「決闘者デュエリストは手札の数だけ可能性がある」と。

【Swinging Ship】(スイングシップ)

遊園地定番のアレ

観覧 ― このターンの最初の戦闘フェイズの後に、追加の戦闘フェイズ1つを得る。その戦闘の開始時に、このターンに攻撃したすべてのクリーチャーをアンタップする。

狙ったタイミングで使えるか分からない点はさておき、追加戦闘できるのは嬉しいですよね。
アタックに行けるクリーチャーがいない?知らん知らん。

【Tunnel of Love】(愛のトンネル)

仲良く出てくるのか、喧嘩別れになるのか…

観覧 ― 対戦相手1人を選ぶ。そのプレイヤーは自分がコントロールしているクリーチャー1体を選び、その後、あなたはあなたがコントロールしているクリーチャー1体を選ぶ。それらの選ばれたクリーチャーを追放してもよい。そうしたなら、次の終了ステップの開始時に、それらをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。そうしないなら、それらの選ばれたクリーチャーはお互いに格闘を行う。

お互いが選んだクリーチャー達をブリンクするか格闘するかを選ぶ能力。
クリーチャーは相手が先に選ぶので、こっちはその結果を見て選ぶことができるのがミソ。相手が3人いれば選択肢も多く、使いやすいです。
どっちに転んでも悪くない、悪用しやすいアトラクションですね。

【Haunted House】(ホーンテッドハウス)

お化け屋敷的なアレ

観覧 ― あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次のあなたの終了ステップの開始時に、それを追放する。

よくある一時的なリアニメイトです。唯一の欠点は誘発が強制なところ。
対象に取れるクリーチャーカードがあれば、結果的に追放したくなかったとしても戻さねばなりません。
まぁいなくなって困るようなクリーチャーの方が少なそうですが。

【Storybook Ride】(小説ライド)

イッツ・ア・スモール・ワールド

観覧 ― あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を追放する。Xはこのターンにあなたが観覧したアトラクションの数に等しい。(これ自身も数える。)このターン、それらのカードをプレイしてもよい。次の終了ステップの開始時に、それらのカードの中に追放されたままのものがある場合、それらをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

観覧したアトラクションの数だけ衝動ドローできる能力です。
この手の能力としては珍しく、なんと使わなかったカードはライブラリーに戻ります。素敵。
ちなみにこのカード、フレーバーテキストも結構面白かったりします。気になる方はMtGWikiの該当ページを読んでね!

【Ferris Wheel】(観覧車)

何周でも乗ってていいよ!!

観覧 ― これによりフェイズ・アウトしたことがないクリーチャー1体を対象とする。あなたがアトラクションを観覧するためにサイコロを振って3以下を出すまで、そのクリーチャーはフェイズ・アウトする。

クリーチャーを観覧車に乗せたまま帰ってこなくさせる(可能性のある)、アトラクションの中でも最も凶悪と言えるカードです。
観覧のためのダイスで3以下(要は2分の1)が出たら降りてしまいますが、上でも紹介した【辺境の刃、ワイル】等と組み合わせれば永遠に帰ってこなくできる…かもしれません。
追放ではなくフェイズ・アウトなのが統率者戦においては特に強力ですね。

7、総括

おいでよ、黒光りランド。

全体的に不確定要素が多く、決して強くないのがアトラクションです。
でもパーティーゲームとしてEDHを楽しんでいる方には割とオススメだったりします。
ダイス振って!当たりとかハズレとか言って!ワイワイやろうぜ!!
レッツエンジョイ!!アトラクション!!!

余談ですがこのアトラクション、完全な巻き込み事故でレガシー・ヴィンテージ・パウパーでは全て禁止カード扱いになっています。
そんなことしなくても誰も使わねぇから!!!!

というわけで、お清楚VtuberのD子でした!また次回!!

当noteはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?