頬粘膜がん 321日目 久しぶりに映画
頬粘膜癌 321日目。
血圧 126-93 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 68 拍/分
体温 36.3 ℃
体重 70.0 kg
はい、今日は趣味全開の話というか完全に日常回なので、”がん”にかんするエトセトラについてはまったく触れてません。そちらを期待する向きの方はすみませんとあらかじめお断りしておきます。
良く晴れた日、午前中からお出かけしてみた。
なんか、めっちゃ天気いい。っていうか、はっきり言って思っていたより3倍暑いw
バスに乗って出かけよう。
久しぶりに映画館である。
ポップコーンは買わないがさすがに水分は何か必要だ。実は、映画館に来た時にはたいがいコレ。ジンジャエール。
昔からなんとなく好きなのだ。ペプシやコーヒーとかじゃなくてジンジャエールである。
で、見に来た映画はコレ。
ばばーん! グランツーリスモw
いや、まぁなんだ。グランツーリスモやりたい為だけにプレステ5とかVRとかハンコンとか買ったからねw 普通はファイナルファンタジーだとか、バイオハザードとかなんだろうけれど、実はそっちはそれほど興味はないというか。まぁ嫌ではないんだがめっちゃやりたいとかってのではない。
なんせ、小学生の頃のスーパーカーブームの洗礼を受けている世代だ。スポーツカーが大好きだ。ポルシェ911やフェラーリ356、ランボルギーニカウンタックLP-400
。憧れのスーパーカーの世界からアラン・プロストやアイルトン・セナのF1の世代である。コリン・マクレーンのWRCだって好きだ。
もちろんそんなリアルなレースの世界も、漫画の中の車の世界もみんな好きだった。サーキットの狼からはじまって、グランプリの鷹、F、最近なら湾岸ミッドナイトや頭文字Dも大好きだ。GTromanも素敵な漫画だった。
とにかく車が好きなのだ。
もしも免許があったら車を乗り倒していたと思うがなんせ免許がない。そこはプレステ5で我慢である。
そう、この映画はグランツーリスモっていうゲームで最速だった少年が実際にレーサーに抜擢されるというストーリー。ゲームなら、リセットすればOKだけれど、本物のレースはそうはいかない。一歩間違えばそこには死がまっている。
はたして、ゲーマーは本当のレーサーになれるのか?
映画はかなり面白かった。なんせ、大好きな車が走ってる。レースシーンは想像よりもはるかにエキサイティングで迫力があった。レースの映画はかくあるべきというカッコよさだ。そして、なんといっても音がいい。レーシングカーの排気音が映画ならではの大音量で館内に響き渡る。迫力のある画面と相まって最高な体験だった。
ストーリーは奇をてらったものは何もない。オーソドックスでどこかで見た物語だ。でも、いいじゃないか。スタンダードというのは、それが多くの人に支持されてきた安定の結晶だ。
子供のころに、親父が水戸黄門や忠臣蔵を好んで見ているのを”なんであんな同じようなストーリーのものを繰り返し見れるのか?”と思っていた愚かな僕を許してほしい。同じような手あかまみれのストーリーの中には、完璧な調和があるのだ。ゆるぎない安定感であるw
映画批評ではいろいろ書かれている。が、とにかく、僕は楽しかった。映画のちょっとした所にちりばめられている実際のグランツーリスモ(ゲーム)の開発シーンやエンジンサウンドの録音シーンなんかはゲーム好きグランツーリスモ好きの僕にはちょっとニンマリしてしまうシーンだった。
本物のレースや車を愛する人たちからすると、物足りなかったり、嘘くさい所なんかもあるんだろう。僕にはわからないんだけれど。ゲームでしか運転を知らない僕にはとても刺激的な映画だった。映画を見て、グランツーリスモで遊ぶことがきっともっと楽しくなるんじゃないかと思う。
そして、もしかしたら今グランツーリスモで遊んでいる少年や青年の中からすごいレーサーが出てきてしまうかもしれない。そう思えるだけで夢があるじゃない。実際に、この映画のもとになったヤン・マーデンボローは金持ちでもなく、ゲーマーからレーサーになったのだから。
レーサーを目指してカートなんかで争っている人は実際には意外に少ない。カートを本気で続けるだけでもとんでもない資金が必要なのだ。でも、世界中のライバルとコンマ数秒を争っているゲームユーザーはすごい数なのだ。ゲームで世界一になるのはカートで世界一になるよりもよほどライバルが多い狭き門なのかもしれないのだ。
なんてことを思いながら今夜はグランツーリスモ7で遊ぶんじゃないだろうかw
今日もいい1日であった。
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