頬粘膜がん 101日目 初カヌレ

頬粘膜癌、101日目。

 血圧 109-79 mmHg
 血糖 106 mg/dL (朝食前)
 酸素 98 %
 脈拍 67 拍/分
 体温 36. ℃8
 体重 80.4 kg 

 水曜から抗がん剤投与なので、今朝は採血。
 採血の結果はクレアチニンの値が若干高め。あとは血小板はまぁ下がるやね。クレアチニンに関しては、入院しているにもかかわらず、これだけ運動しているんだから多少上がっていてもおかしくないと思うが、そこはなかなか理解が得られにくい部分かもしれない。
 そもそも、そんなに運動していると思われていない可能性もある。

 まぁ、だからと言ってシスプラチンが減薬になる訳ではないのでいいのだが、心配して前日から生理食塩水を点滴するのはちょっと面倒くさいと言えなくも無い。

 放射線治療14回目。

 すでに三分の一は消化して中盤という所だが、いよいよ口内の状態は下り坂を迎えている。数日前から、舌がピリピリするって感じだったのが、ビリビリぐらいになってきた。何もしてないときはあまり痛みも感じない状態だったものが、安静時でもピリピリしている。

 開口障害で問題になっていた左奥歯の痛みについては抗生物質がきちんと効いて解消した。歯根部に炎症が起こっていたのであろう。
 開口幅は13mm~14mmあたりを今日もキープはできている。口内の炎症が強まってきているのでこれが開口動作に影響をおよぼしそうな感じがしており、明日はどうなることやらというレベルでもある。

 日中のリハビリでエアロバイク20分。
 午後から生理食塩水の点滴に繋がれてしまったので思うようなウォーキングはできないが、まぁBPM110で有酸素運動的に軽く30分ウォーキング。(点滴スタンド引っ張りながらってのがちょっと自分でもウケる)

 明日からまた血糖管理となるので、今日まで甘味緩和。
 去年くらいから名前は聞いていたんだが食べた事の無かった”カヌレ”なる菓子を食す。フランス菓子なんだそうだ。
 なかなか不思議な食感で、外は固めに焼き固められたカップケーキみたいな感じ。食べると、そこまでカリカリでもない。少し粘度のある黒い焼かれた生地の中心部はもったりとした少し柔らかめの食感。
 周りが焼き固まりかけた、固めのうぃろうを食べてるような食感だ。初めての感覚ではある。他にうまく例えられないが、食べた食感は大変面白い。味も甘すぎず蒸しパンのような上品な甘みがねっとりと感じられる。上に乗っていた生クリームといっしょに食べるとなかなか美味しい。これは味というよりも食感を楽しむデザートだな。ちょっと色っぽい口当たりだ。
 ふんわりと、多分ラム酒かな洋酒の香りが漂ってくる。

 旨し。

初カヌレだよ

 写真はピンボケになってしまっていたようですいません。
 まぁ、僕には拡大しないとピンとあってるかどうかがいまいち分かんないでどうしても写真が雑になってしまうのを許していただきたい。(矯正視力0.1ぐらいなんで細かいところは見えてないんで)

 今日の読書はこの1冊。
 勝間さんの本、初めて読んだ。


勝間さんの本

 さきほどちらっと書いたが、口の中の痛みは増している。
 一応、食事は今日の時点では完食しているので良しとせねばなるまい。明日もなんとか食べられればいいんだがと思う。

 さぁ、明日は4クール目の抗がん剤。
 はりきっていってみよう。

 今日も良い1日だった。


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