頬粘膜がん 408日目 定期受診、最近の体の具合
頬粘膜癌 408日目。
血圧 124 ー 89 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 74 拍/分
体温 36.6 ℃
体重 72.5 kg
実は月曜日、定期受診の日でした。
はい、今回も行ってみれば特に大きな変化はないと言って良いと思う。東京から帰ってすぐなので体調的にどうなの?みたいなのはあったんだが、それも特に問題なし。
最近の状態について、少し書いておく。
特に変わった事はないが、通常通り都合が悪い部分は悪いみたいな。
いずれにしろ、使用しているオキノームおよびオキシコンチンの医療麻薬については処方できるのは基本1ヶ月なので、その薬を飲んでいる以上、1ヶ月毎に受診する事になるわけだ。
通常通り都合が悪い部分。もちろん、10月中頃に手術した右頸部郭清の術部位についてはつっぱり感はかなりある。切った後の痛みみたいなものはなくなったと思う。ピリピリした傷跡感みたいなものはあまり感じない。ただ、頸部全体が硬いというか引っ張られている感じみたいなのはかなりある。
左右両方を頸部郭清したので仕方ないとは思うが、首の運動領域がかなり制限されてしまっているので振り返りはもちろんだが上を向く、下を向く、左右を向くというすべての動きについて制限がある。以前のつもりで動かすと途中からはつっぱって動かすことはできない。激痛が走るようなことはなくなっているので苦痛はそれほどないのだが。
寝るときなどに、右向きあるいは左向きになったときに、枕の高さが低いと首がのびないので突っ張って痛い。それほど鋭い痛みではなく柔軟体操をして体を伸ばしているみたいな痛みだ。もちろん、そういう状況では寝られたものではないので眠るポジションというか、寝やすいポジションはかなり限られてしまう。
たまに、夜中に姿勢が無理な状況になると首が辛いので目が覚める事が希にある。
仰向きの時の枕の高さと、横向きの時の枕の高さは同じはできないのでそこらへんの融通はかなり利かない。
肩周りの痛みは、もちろん頸部郭清による影響はあると思うが既に五十肩とごちゃ混ぜになっているのでどっちがどうとは言えない感じ。
まぁどっちにしろかなり痛いので生活上はこれが一番辛い部分かもしれない。なんせ、起き上がりや腕を上に持ち上げる動作についてはすべてがかなりの痛みをともなう。
日常生活上で拳関節の動作を除けば、次に大きな影響を感じるのはのどの狭さに関するものと、開口障害のふたつだろう。
開口障害は開口幅は狭い状態で引く値安定という感じ。ここ数ヶ月は特に悪くなるわけでもないが良くも鳴らないという感じだ。左頬粘膜部分の再生が進んでいるのか、唇を含む周囲にはつっぱり感がかなりある。このつっぱり感と開口したときの痛みにより開口幅は制限されてしまっている。ここ暫くは最高に開いて12mm前後という所。最高に開いたらかなり痛いので、痛みがそれほど無く開ける範囲で言え10mm弱といったところか。
開口幅には変化はあまりないが喉の通りは少し悪くなっている印象だ。ここ1ヶ月でも自分でわかるレベルで飲み込みは悪くなった。薬の大粒のものが通りにくくなった。飲み込む時に大粒のものは必ず引っかかりがあって飲み時に軽い痛みをともなう。良く噛まないで大きな食べ物を喉に通した時のような感じだ。それがちょっと大きめの錠剤で起こる感じ。
普段の食事の時の飲み込みはと言えば、以外と細かくしたものを食べるし、ヤバそうなものはそれなりに噛んで砕いて喉に送っているのでそれほどでもない。それでも、パンを食べる時のひっかかり感は増しているので食べにくくなってきてはいる。大きくちぎったパンはヤバイ。
唾液の出が悪いのは変わらずで、朝は特にだがすぐに口の中がからっからになる。
先日の5yearsのオフ会で隣の席になったテンテンさん(中咽頭がん)の方も頸部郭清しておられるが、ガムがいがいと良いとのこと。中咽頭のがん患者さんでガムを愛用している人はかなりおられるとのことだった。
僕も先日からガム愛用者だ。クロレッツとかキシリトールガムのミニボトルタイプを買った。この小さなガムを歯の間を通して口に入れるのがそれなりにギリなのでそこから少しずつ噛んでいく作業はなかなかシビアだ。
噛み始めに唾液がどばっと出ると唇から零れてよだれ垂らした状態になるのがなかなか気を遣う部分ではある。
唇の左端はかなり閉じ方がルーズになってきているので気をぬくと涎が垂れることになりかねないが、実際には唾液が殆どでないので大きな被害になってないというw
うがいの時は唇の左端に指を添えている。そうしないとうがい中に唇の端から水がぴゅーっと吹き出てしまう。汁物を飲むときなども多少気を遣わないと口から零れてしまうことがある。
肩が動かないのと関わりがあるんだろうが、めちゃくちゃ肩が凝る。
耳鳴りは、状態としては良くないが、もう慣れてしまった。いつも耳の中が小さくジワジワ言っている。ジワジワと小さく蝉がなくように鳴っていたり、キーンと高い音がしていたり、シュワーっと炭酸の泡のような音が鳴っていたり、そこら辺がまぜこぜになって小さく鳴っている。
静かな深夜2時でも、案外賑やかだ。寂しい静かな時間を感じる余裕はないのかもしれないw 音楽好きとしては微妙な音が聞こえていない可能性が大きいので少し残念に思うが、まだ充分に音楽は楽しめる。ある程度までは音の細かなニュアンスについても聞こえていると思うし。ただ、いつも耳鳴りがその後ろでしているって感じだ。
耳鳴りも含めて大概のモノは慣れてしまうものなのだ。
言ってしまえば、肩を動かした時の激痛なんかも慣れてしまって、そういう状態が日常になってしまっている。
体の具合で言えばだいたい、そんな感じだろうか。
月曜の診察で、来月にMRIを撮りましょうと主治医の先生がおっしゃった。もちろん術後の頸部も意識していると思うがどうも狙いは原発巣の左頬粘膜部分っぽい。
通常の定期的なものなのか。ちょっと期間が短い感じがしないでもないが。
そんなこんなの今日この頃。
今日もいい1日であった。