頬粘膜がん 342日目 日曜の朝はコーヒーの香りとともに
頬粘膜癌 342日目。
血圧 121-80 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 73 拍/分
体温 36.6 ℃
体重 72.8 kg
世の中にはありとあらゆる雑誌があったりする。
マニアックなものだってかなりの品揃えだったりする。ここ10年くらいは、もしかしたら出版不況な時期に突入してしまっているので以前から見て雑誌数はかなり減ったんじゃないかなと思ったりはするけど。
で、しばらく前から僕はkindleではunlimitedってサービスに入っていていくつかの雑誌や書籍なんかは低額で読めるものが大量にあったりする。もちろん読めない雑誌もいっぱいあるんだけれど、Sounds & Recording とかかなりマニアックな雑誌だとは思うがこれがラインナップされていて、これ読んであと何冊か雑誌をだらだら読むと元が取れてしまうという恐ろしいサービスだ。
プラモデルマニアの人であれば Hobby Japan なんかがラインナップされていたり、月間Gun だとか(なんの雑誌かすぐわかるw)、Old timer っていう超マニアックな車雑誌なんかもある。
まぁ、雑誌っていうのはもともとがそうなんだろうけど、趣味的な暇つぶしには最高のものだ。
で、そういうデジタル出版最高!みたいな話じゃなく、今回は紙の雑誌の話である。
先ほど話したkindleにしろほかの電子出版にしろ雑誌がそれなりにラインナップされているが、マニアックと言ってもそれなりに購読者数があるというのが多分前提になっているとは思う。
月間Gunとかどれくらい購読者があるのかはわかんないが、それでも雑誌として出版できるほどには読者がいるわけだ。
で、僕がしばらく前から購読している雑誌が”Standart"
まぁマニアックさもここまでくれば立派なものだとちょっと思う。
コーヒーの雑誌だ。
ぶっちゃけ、かなり読みにくい雑誌である。活字の組み方とか、普通じゃない感じで、はっきり言えば視覚障碍者的にはこいつぁ読みにくいぜとはっきり思える編集バランスになっている。わざとだw
ファッション誌とか、写真だとか美術関係の雑誌のような綺麗だったり変にざらざらした感触のグラビア的なページや、なんていうか、ちょっと意識高い系で、よくわかんない記事が大量に掲載されている。
コーヒーと文化と、世界と、個人がないまぜになったみたいな雑誌。
まぁ書いてて、その感じが伝わるとも思えないぐらい説明に窮する雑誌なのだ。
たまにおしゃれコーヒーショップなんかにおいてあることがあるらしい。
まぁコーヒー好きなんで、購読しているわけだけど、この雑誌を読んだからっておいしいコーヒーが入れられるようになるような記事だとか、最新のコーヒー器具のレビューだとか、そんなのはあまり出てこない。
だって、意識高い系だものw
この雑誌は、おいしいコーヒーを飲むための雑誌じゃなくて、素敵なコーヒーを飲むための雑誌だ。
で、今朝はせっかくの日曜の朝なのでその雑誌についてきた付録のサンプルコーヒー豆をドリップしてみた。
ベトナムのコーヒーでアナエロのナチュラル(コーヒーの精製方法)の豆。
かなり浅煎りだよ。
30秒で蒸らして……
抽出中。今回は、基本の味を知りたいのでメリタのアロマフィルターで淹れた。湯温は87℃。
いつも最初はこれで淹れてみていつも大体同じ条件で抽出してみて、次からは好みの煎れ方、例えばドリッパーを替えたり、湯温を替えたり、淹れ方もいろいろ楽しんでみたりする。
今回は浅煎りなんで、新鮮な豆特有のもこもこと泡ができて膨らんだりとかは殆どなし。アレが楽しいってのは……確かにあるよねw
メリタのドリッパーって、今の時代ではメインストリームではないんだと思う。
一番売れてるのは多分カリタの普通のヤツで(どの家にも1個くらい置いてあるし、1個しかないならほぼコレ)、次に人気なのは多分ハリオのV60あたりなんじゃないかと思う。
でも、メリタのアロマフィルターってドリッパーは、淹れ方が超簡単で初心者でも安定しておいしいコーヒーが淹れられるし、出来上がりのコーヒーの味にブレが少ない。割とすっきりした味になるのも良い。僕は結構好きなドリッパーだ。
世の中では、味の特徴として苦みとコクのしっかりしたコーヒーみたいな言われ方をするんだけど、僕的にはわりとすっきり目の味だと思ったり……、コーノ式にしろ、V60にしろ僕のドリップの傾向がメリタよりもしっかり目に落とす癖になっているってのはあるな。
まぁそこそこにおいしいコーヒーが淹れられるのは間違いない。100点満点でいえば常に85点以上のコーヒーが淹れられる。安定の秀才くんだ。値段もすげぇ安い。500円くらいかな。
特に朝イチ仕事場へもっていくコーヒーをドリップするのに、蒸らした後はお湯を1回でどぼどぼと決まった量入れるだけ。あとは勝手にドリップされるのを待てばいい。忙しい朝の時間に、じっくり”の”の字を書きながら細いお湯を落とし続けるなんて修行のような事はやってられないのであるw
ドリップされたコーヒーも浅煎りらしくなかなか綺麗な明るい色のコーヒーだ。
明るい光にかざしてみると、黒いというよりも赤いというか、オレンジ色っぽいというか。
飲んだ感じも紅茶に近い。それでいてちゃんとコーヒー。アナエロのナチュラルらしく、フルーティでフローラル。ふんわりとした甘みを感じるフレーバーだ。
久しぶりにガチな感じの浅煎りコーヒーを飲んだ。
自分で焙煎してもこんな風にはなかなか焼けない。やっぱり安全にそこそこおいしく飲めるようにあんまり攻めた焙煎ってなかなかできない。中浅煎りぐらいまでが僕の場合は普通だ。
まぁそれぐらいのコーヒーの方が飲みなれたものに近いし、なんかほっとする感じのコーヒーになるよね、とは思う。今回のみたいにがっちり浅煎りにしていくのは勇気がいるよなぁと思う。飲むときも、ちょっと気持ちがこう、ぴっとなるw ぐにゃぐにゃだらだらした感じじゃなくて、少しだけ真剣みたいな。
こういうのを飲むとなんだかやる気というか、気分が引き締まった感じの朝になるね。ってわけで、日曜の朝にちょっと素敵なコーヒーを飲んでみたって話。
メリタ Melitta コーヒー ドリッパー 日本製 計量スプーン付き プラスチック製 1~2杯用 ブラウン アロマフィルターシリーズ AF-M1×1
メリタ Melitta コーヒー フィルター ペーパー 1~2杯用 1×1 用 40枚入り アロマジックシリーズ ホワイト
ちなみにコーヒー落とすときのこの紙のヤツ。真っ白の漂白されたやつよりも薄茶のナチュラル色のものを買いがち(なんとなく自然な感じでよさそうとか思って)なんだが、薄茶のものと白いのだと、白いやつの方がおいしいコーヒーが淹れやすい。茶色のものは漂白してないので紙のもともとの匂いが残っていて、味にその香りが混じってしまうことがある。おいしいコーヒーが飲みたいなら白だ。
ぶっちゃけ、100均の薄茶色のやつはいまイチよりもいまサンぐらいなので念のため。僕も昔は自然によさそうとか思って茶色のヤツを買ってた(汗)
ちなみに、ドリッパー買うときは陶器のヤツとかガラスのヤツとかじゃなくて、一番安いプラのモノを買うことを強くお勧めする。陶器やガラスのものはめっちゃ格好いいのでインテリア的にも気分的にも最高なんだが、お湯を注いだ時に周囲の気温が低いとお湯の温度が下がりやすい。プラは周囲の温度変化での影響を受けにくいので安定したコーヒーが淹れやすい。
喫茶店とかで、使う直前までお湯につけて保温してあるとかって状況なら逆に温度が下がりにくくて超お薦めとなるんだが。
コーヒーだけに”豆知識”だw
今日もいい1日であった。