頬粘膜がん 325日目 標準治療、最高!
頬粘膜癌 325日目。
血圧 107-76 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 73 拍/分
体温 36.6 ℃
体重 70.4 kg
昨日ステマ規制法の事を書いた。
こんなコメントもいただきました。
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たしかに。
オール広告というブログがありました。
答他伊奈
2023-09-21 08:03:24
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一瞬”オール読物”のようなものか……と思ったw
ほんと、もうすべて広告というページもありますね。
なんか、そこまでいくといさぎいいのかもと一瞬思ってしまうけどw
僕はもともと営業の仕事をしていた時期もあるし、そもそもがその当時の仕事は民間の営利企業だった。物を売ったり、サービスを提供したり。とにかく売り上げが上がらなければ会社は立ち行かないわけだ。
売る事が使命だから宣伝するなんてのは当たり前で、いかにお客様に僕たちが売りたいと思っている商品が欲しいと思っていただけるかが勝負である。もちろん押し売りはしないけど、欲しいなと思っていただくための努力は正しいと思っている。
時々、営業で入ってきた人たちの中で、お客さんに商品を紹介するのが苦手だという人がいる。正直なんで営業職に応募してきたのかはわからないんだが、どうやらお客様に商品を紹介することが何か悪い事のように感じてしまうらしい。営業をかけるというのがなんだかお客様をだまして買わせているように感じるらしい。
だまして買ってもらうんじゃないだけどな。そこは、お客様にその商品が必要だとか便利だとか、素敵だとか買いたい気持ちになっていただくのを僕は営業行為だと理解している。自分の商品、サービスの良さをちゃんと伝えられるか? って話。
昨日のあるいは随分以前に書いていかがなものかと思っているのは、”だます”行為についてである。
例えば、最初から”障碍者になってしまった。家で自分の自由な時間に稼げるようになったので安心できました”というブログがあって、そこは例えば情報商材を売ってたりする。
で、僕はこのブログが最初から情報商材を紹介しますよ。これであなたも儲かりまっせ、一緒にやりませんかっ書いてあったら全然アリだと思っている。本当に障碍者で自分で勉強してブログで儲かるようになったんならそれを紹介してももちろんOKだと思っている。
姑息に人をだまして小場いするなよ、と思っているだけだ。
がんについてのいかがわしい治療法だとか、健康法についても、まぁ自分で体験して辿り着いたものであればそれはある程度敬意を払う。ヨガを取り入れたらすごく体調が良くなったから一緒にヨガやりませんか、とかね。
にんにくがいいとか、にんじんのリコピンがいいとかそれを勧めてアフェリエイトしたっていい。
でも、逆になんちゃらエキスを売りたいから、闘病日記(仮想)のものを書いてるとか、シングルマザーになってがんばってるを装ってるとかそういうウソがまずいやだと思ったりするわけだ。
”私は薬や治療をすべて拒否して、がんが治りました”って書いたっていい。それが事実なら。自分に起こったことを書くのは全然OKだ。それが例えばいかがわしい癌治療だって、それで治ったというなら、それはいいじゃないか。本当の事ならそういう事も起こるでしょ。確率の問題で100パーセント効かない胡散臭い治療もあるかもしれないが、その治療のせいじゃなくて途中でやめた抗がん剤の効果が出てきて治ったかもしれないけど、それがなんちゃらの治療のおかげだと書かれる人だっているでしょう。事実なら。
いやだなぁと思うのは、”事実”じゃないことを書いてるヤツ。
もう一つは、その人にとって事実であろうが、他人の今やっている標準治療をやめろとか、薬のんだら死ぬぞとか、切ったら死ぬとかいうのヤメロ、と思うわけだ。
自分の身に起こったことを事実として書いてもいいとは思うけど、人のやってることに口出しするな。その人が手術をするとか抗がん剤を飲もうと決めるに、どれだけ葛藤があったと思ってるの。悩みに悩んで命がけで決めたことを、他人が簡単に否定すんな。
少なくとも、日本の病院で行われている標準治療はほぼ最善の治療法だろうと思う。これまで多くの患者さん自身の症例がベースになって生存率数パーセントを向上させるためにどうしたらいいのか切磋琢磨して突き詰めてきた最善策だ。
失敗と成功を繰り返して出来上がったベストの治療が現在の標準治療だ。もちろん、それらの中でどう治療を選ぶかは患者自身だ。
外科手術が最善だとA医師がいい、セカンドオピニオンのB医師は放射線でも行けるかもと言うかもしれない。それぞれがん拠点病院の専門医だ。どっちもベストな選択だろう。その中で患者自身がどちらかを選ぶ。最高の中のどちらかを選ぶ。
もし、なんたや治療法が本当にすばらしいものであるなら、国立がん研究センターでその治療だって取り入れられてるよ。いや取り入れるために現在治験中かもしれない。切磋琢磨の真っ最中かもしれない。全国の専門医が注目してるよ。
最前線の拠点病院の医師は少しでも自分の患者の生存率を上げたいと思っているんだから。
自分語りは全然いい。いくらでも語ったらいい。
標準治療を超えられるなら、ちゃんとその道をたどって来い。それは新たな素晴らしい標準治療なのだから。
……なんて思うわけです、てへw
僕は、標準治療やそれにつながる治験などの治療を今行っているがん患者のみなさんを全力で応援する。まぁ僕も同じく標準治療を完遂するものだ。
僕たちの以前に、数えきれないくらい沢山の先達がいて、その先を僕たちは歩いている。僕たちが標準治療を行って歩くことで僕らの後ろからやってくる人たちの道となっている。とても太い太い道がここにはある。それは沢山の命で紡がれた尊い道だ。さぁ、歩いていこうぜ。この光り輝く道を。
今日もいい1日であった。