頬粘膜がん 410日目 初任者研修終了
頬粘膜癌 410日目。
血圧 114 ー 85 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 78 拍/分
体温 36.4 ℃
体重 72.4 kg
9月くらいから受けてきた障害者支援専門員の初任者研修がようやく終了した。
日程的には全7日+インターバル講習1日の8日間。いやぁ長かったなぁ。毎日続けてやられても辛いが、毎月2日間とかまるまる8時間とかの講習なので疲労感半端ない。
昨日、今日と最終の2日間だった。
あとは郵送で修了証書が職場に届くらしい。事業所はすでに先輩相談員がいて稼働しているので新たに相談員としてそこに加わる形になる。
ちなみに、来週はピアサポート研修受講予定となっている。2021年あたりから全国で順次開催されるようになってきている障害者の福祉サービス事業者向けの研修のひとつである。
わかりやすく言えば、障害をもっている職員が障害を持つ利用者に寄り添い支援することでより深い理解のもとに障害者支援が行えるということだ。
この”ピアサポート”って言葉はなかなかややこしいと思うんだが、がん患者(治療後あるいは治療中)自身が、がん患者をサポートするピアサポーターというのが以前からあった。そのための研修なども行われてきたはずで、がんのピアサポーター研修と障害者のピアサポート研修は似て非なるものであるようだ。
もともと、peeaは仲間という意味だから仲間がサポートしますという事でいえば”がん”も障害のひとつにすぎないので矛盾はないともいえるが研修があったり、なにがしかの資格であるので今まで行われてきたがんのピアサポーターの養成と、福祉サービス事業者向けのピアサポート(保険加算の対象としての)研修は別物である。
そこんとこどう折り合いをつけているのかがわかんない部分はあるのだが。
僕の場合は視覚障害という障害と、がん患者という立場のどちらについてもある意味ピアサポートは可能なのかもしれない。まぁ取り合えず、今回の講習については障害者福祉サービスの上でのピアサポートの研修であることは間違いない。
理念として考えれば同じなんだと思うが、制度というのはとかくややこしいものだ。がん患者の患者会というもの自身がほぼがんのピアサポートを行っているようなものそのものでもある。
おそらくではあるが、障害福祉サービスでのピアサポート研修については資格要件があるのでこの研修を受ける前提に、すでに障害福祉サービスでの業務にあたるためのなにがしかの資格を持っている状態が想定される。すでに障害者支援について基礎的な事は学んでいるということだ。障害者支援者が、すでに持っている知識や技術にさらに専門性を加えるためのものという感じだろうか。
対して、がん患者ががん患者をサポートしようと思った場合、通常は普通のがんを患っている個人という事になるのでその時点では基本的な支援者としての知識や技術を学んではいない。もちろん、学ばなくても本能的にと言ってはアレだが、人としての素養として病気の人や障害がある人に寄り添える人はいくらでもいる。その素養に正しい知識と技術が加わればなおさらいいよねということだ。(知識や技術に基づかないと、場合によってはサポート対象を傷つけたり、あるいは自身が傷ついたりということも起こりうる)
なんだか、ややこしい話だ。
まぁいずれにせよ、いまのところは僕の場合で言えばめっけもんの”生”を享受しているので、その間は多少人の役に立つことをしても罰はあたらないかなと思っているのだが。
取りあえずは、自分のために自分の時間を使う事にしているが、それ以外は誰かの役にたつことに時間を使ってもいいかもねくらいな感じなのだが。とまれ、来週も研修だ。がんばっていきまっしょい。
今日もいい1日であった。