ホーチミンでポップアップストア初出展
株式会社田中務補(かねすけ)商店のたなかななです。
私たちは【ドリームキャンドル】という花火・ロウソク・音楽・LEDが一体となったパーティーグッズを販売しています。お誕生日やクリスマスのお祝いで、ケーキにロウソクを立てて吹き消すあのシーンに登場するパーティーグッズなのですが、2分くらいの短い時間に音と光と炎の演出でその場をぐんと楽しく賑やかに彩る特別なキャンドルです。発売を開始してから18年が経過した今では、出会った方に「コレコレこんなキャンドルを作ってるんです」と説明すると、「知ってる！」とか、「使ったことあります」とか「つい最近YouTubeで見ました！」とか、嬉しい反応をいただくことが多いです。
そんな我ら自慢の商品を日本から海外へと進出させたいという思いで、2023年から海外販路開拓に着手しました。昨年は、調査にかけた一年でした。ドリームキャンドルには花火がついているので多くの国で通関・保管・国内輸送・販売・使用に関して規制が非常に厳しく、規制をクリアできたとしても花火つきの商品を日本から外国へ運んでくれる船会社は現在をもって一社も見つかっていません。
いろいろな条件を総合して考えた結果、現在は輸出対象国をベトナムに絞って販路開拓活動を行っています。花火の規制や輸送については正直まだまだハードルは高いです。我々がどうしても商談したいと考えている商談先へ辿り着く道のりも大変長く険しいです。目下のゴールに一歩でも近づくため、この10月にベトナムホーチミンの大型ショッピングモールで開催される物産展のような販売会に参加することにいたしました。ベトナムの市場でドリームキャンドルが通用するのか反応を見て、商談ツールを集めるのが目的です。販売会の主催は神戸商工会議所で、同じくベトナム進出を目指す関西の企業さんたちとこの10月、いざホーチミンへと出発したのでした。この記事は、今回のベトナム出張でちょっと前進を実感した中小企業の海外販路開拓の記録です。同じく海外販路開拓に挑戦する企業や個人事業主の方のヒントになりましたら幸いです。
溶け込みやすい街ホーチミン
2024年10月10日関西国際空港を出発し、約5時間のフライトでホーチミンのタン・ソン・ニャット国際空港に到着。到着と同時に激しい嵐にお出迎えされました。Grabタクシーで宿泊する１区のホテルまでは40分くらいで到着。空港から市内への距離が近いのはありがたかったです。
昨年も同じく商工会議所のプログラムで訪れたホーチミン。相変わらず人々が西へ東へ（どちらが西かは全くわからなかったですが）バイクで移動していて、人口の多さと人々のエネルギーの高さを感じました。交通量が多い道を横断しなくてはならないシーンに出くわすのですが、日本だったら躊躇する場面でも交通の流れにすいすい身体が溶け込んで広い道路を横断できてしまうのが不思議。これが私の対応能力なのか、はたまたベトナムそのものの溶け込みやすさなのか。4日間滞在してベトナムの方たちと交流した中で感じたのは、臨機応変に受け入れる彼らの力は圧倒的だったということです。だから、私の対応能力というより、街と人々の包容力なのかなと思います。（交通以外の場面でも、なんだかすいすい溶け込めるなと感じる場面が多々あったのですから）
ベトナム人のショッピング熱はいかほど？
私たち一行がポップアップストアを開店したのは、ホーチミン・トゥーティエム新都市区に立地する人気ショッピングモール【ティソモール・サラ(Thiso Mall Sala)】。ベトナムのアッパーミドル層をターゲットにした商業施設です。
私たちのポップアップストアは、モール地下1階で最も集客のある韓国系スーパーマーケット【e-mart】の真向かいという最高の立地。
ポップアップストア正面にあるスーパーマーケットは常にお客様で溢れかえっており、レジを終えて買い物袋を２つも３つも抱えた家族連れでいっぱいでした。そんな買い物前と買い物帰りのお客様が、「何、これ？」と立ち寄ってくれたのが我らが神戸商工会議所のポップアップストアだったのです。
スーパーマーケットでの買い物熱とは異なり、上層階で大きな買い物をするお客様はそれほど多くない印象でした。（みなさん、抱えている買い物袋はおおかたスーパーのものでしたので）
どちらかというと、スーパーで生活必需品を買い求め、外の暑さから逃れるためにモールで数時間過ごすというお客様が多いのではなかったでしょうか。
私たちのポップアップストアへの反応
神戸商工会議所からは、私たちのドリームキャンドルの他にも made in Japanの傘、独自の技術で髪の悩みを解決するヘアカットサービス、腰の動きをスムーズにするベスト、姿勢を正すオリジナルインソール、日本の風情を思わせるおしゃれなお香、の６商材を展示販売。開店前から人だかりができる反響ぶりでした。
私たちのドリームキャンドルは、商品販売はせずにテストマーケティングを実施。ご来場の方へ商品のデモンストレーションを行い、感想のお声をアンケートにて収集しました。ドリームキャンドルブースでの様子を動画にして公開しているので、ぜひご覧ください。
アンケートで見えてきたこと
今回アンケートを実施して非常に驚いたことがあります。それは、回答を依頼をした実に99%の方にご協力いただけたことです。アンケートのお礼に、ドリームキャンドルキャラクターのキーホルダーを作って持って行っていたのですが、まさかこんなにお答えいただけるとは思わずキーホルダーの数が圧倒的に足りませんでした。これは大きな反省点です。
アンケートでは、７問の質問を用意していました。特に知りたかった３問について、どんな回答だったかご紹介したいと思います。
ポップアップストアは２日間の日程を無事に終えることができました。アンケート結果も、みなさまの実際の反応も非常によく、やはりこの国でドリームキャンドルを販売したいという夢は膨らむばかりです。
というわけで、名残惜しい気持ちを抑えながら、10月14日の未明に日本行きの飛行機で帰国したのでした。
次回ベトナムを訪問する際には、目標にしている企業との商談に辿りつくため、何ができるかを今日も考えて一歩ずつ前進していきたいと思います。
仲間募集！
私たちと同じく海外販路開拓に挑戦されている企業や個人事業主の方、ベトナムに興味がある方、新規事業立ち上げに挑戦している方、兵庫や神戸を盛り上げたいと考えておられる方など、私たちと一緒に語り合いませんか。「こんなことをやってみたい」「こんなふうになりたい」という夢を一緒に叶える仲間になれるかもしれません。ぜひいつでも、以下の連絡先へお問い合わせください。
株式会社田中務補(かねすけ)商店
お電話: 078-681-4517（平日9時から17時）
メール: tanakaアットマークdreamsupply.jp
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田中那奈（たなかなな）までご連絡をお待ちしております。