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デザイナーが使っているツールについて聞いてみた!

こんにちは。早いものでもう卒業シーズンですね。今年は卒業式は無事催行できたのでしょうか。
筆者の一年前の卒業式は残念ながら中止になってしまったので、袴を着て写真だけ撮ってもらった思い出があります。

今回はチーム内で「業務効率化のためにどんなツール使ってるの?」を共有した会で出てきたツールをまとめてご紹介したいと思います。
春から社会人デザイナーとして働く方の他にも、現役デザイナーの方にも参考になれば幸いです🙏

基本編:IT企業のデザイナーが使うツールって?

さて、どんなツールを使っているのかは企業によって異なると思いますが、IT企業使用ツールの有名どころを軽くおさらいしておきましょう。


github

まずはIT系といったらほとんど必須のgithubですね!かなりメジャーなツールなので使ったことがある人が多いのではないでしょうか。
githubはソースのバージョン管理を行うツールです。主にエンジニアの方が使うサービスですが、デザイナーも使用することがあるので予習しておいて損はないと思います。

使用頻度:★★★★★
デザイナーの所感:
・なかなかgitの仕組みが理解できない人も多いので、先輩に聞こう(私は半年かかりました)
・英語で全部書いてあるので、慣れないうちは苦手意識を抱きがちかも
・一度理解してしまえばなんとなくで使えるようになる
・わかりやすい解説をネットで探そう


Backlog

Backlogも多くのIT企業が導入しているのではないでしょうか。
おもに課題・タスク管理、プロジェクト管理が行えるサービスで、
wikiやガントチャートなど様々な機能があります。
ドリーム・アーツでは多くの人が関わるプロジェクトにおいて使用しています。

使用頻度:★★★☆☆(プロジェクトや会社による)
デザイナーの所感:
・プロジェクト管理には便利な一方、デザインのレビューには不向き(課題1つに対して、レビューを重ねていった結果コメントが1000近くつくこともある)
・アニメーションが可愛かったりと、癒されるしUIの参考にもなる
・日本語対応しているので使いやすい

ちなみに・・・デザイナーとエンジニアのBacklogの活用に関しては、こちらの記事で詳しく書かれています。デザイナーの仕事の「それそれ!」というポイントを丁寧に分析してくださっているので、ぜひ読んでみてくださいね。


AdobeXD

UI作成ツールは様々なものがありますが、ドリーム・アーツはXDを使用しています。ご存知AdobeのUI特化型ツールですね。

使用頻度:★★★★★
デザイナーの所感:
・共同編集のしやすさと、容量の軽さ、またカスタマイズがしやすいのが良いところ
・リピートグリッド、パディング設定、コンポーネントなどは早めに覚えておくと作業効率がすごく上がります
・XD以外にも描画ツールの鉄板どころとして、figmasketchがありますね。この辺りを一通り使えればどんな状況にも対応できるのでは


さて、ここまでがIT企業でよく使われているツールのご紹介でしたが、ここからはそんなIT企業で、デザイナーが使っているツールをご紹介していきます!

リモートで複数人でディスカッションをしたい時

miro
以前の記事でもご紹介しましたが、デザインチームはたびたびmiroを使ってブレインストーミング作業をしています。リモートワークが主流になってからは複数人の情報設計やディスカッションには必須です。

使用頻度:★★☆☆☆
デザイナーの所感:
・オンライン上でふせんをぺたぺた貼っていったり、図形を描画したりできるのでブレインストーミングの他にも画面の情報設計などにも使用できる
・オブジェクトが増えると重くなるのでちょっと大変
・無料プランだと作れるボードの数に限りがある


AWW(A Web Whiteboard)
こちらも以前の記事でご紹介したホワイトボードアプリAWW。なんと最近miroに買収されたようです。(Moving from AWW App to Miro

使用頻度:★★★☆☆
デザイナーの所感:
・手書きが広い範囲で可能なので、デザインカンプを書いて共有したいときや、共同で手書き作業をしたい時に向いている
・図形や直線などがマウスでもある程度かける
・無料なのでいくらでも使える
・一定時間経つと消えてしまうので、長期間のプロジェクトには不向き
・miroと統合するとどうなるのでしょうね


Google Jamboard
こちらはgoogleが提供している付箋を貼りつつ共同作業ができるサービスです。

使用頻度:★★★★☆
デザイナーの所感:
・キャンバスが狭く、ページを追加する必要がある
・軽い&データを保持しておけるので、日を跨いだプロジェクトなどの場合はこちらを使用
・付箋ワークの時はWeb版
・ホワイトボードとして使用するならipad版がおすすめ

githubの通知を見逃してしまう時

gitify
github繋がりでご紹介したいのはgitifyです。githubの通知をデスクトップ上で通知してくれるアプリです。

使用頻度:★★★★☆
デザイナーの所感:
・ドリーム・アーツのようにデザイナーが複数の案件を掛け持つことがある環境では、通知を見に行かなくても出してもらえるので便利
・先輩曰く「通知が見つけやすくなった」

デザインのラフを描く時

Procreate
ipadの買い切りイラスト制作アプリです。こちらも知る人ぞ知るアプリですね。

使用頻度:★★★★★
デザイナーの所感:
・ipadを導入したら入れておきたいアプリ
・買い切りなの嬉しい
・デザインカンプを描く際に、これまで手がきや無料アプリなど様々なものを経てきたが、これが一番直線の引き方がめんどくさくなかった
・ラフ以外にもお絵かきにも使えるのでおすすめ

色選びに迷った時

coolors
スペースキーを押すと勝手に色を生成していってくれるウェブサービス。簡単にそれっぽい色使いができます。

使用頻度:★★☆☆☆
デザイナーの所感:
・グラフィックの作成で色に悩んだ時に使用
・使いたい色をロックしておくと、それに合わせて色を生成してくれるのが便利

0 to 255
色を選ぶと段階ごとにグラデーションを出してくれるウェブサービス。

使用頻度:★★☆☆☆
デザイナーの所感:
・文字の反転も記載してくれているので、UIなどの「色の上に情報が乗る画面(ボタンやグラフ)」で色が必要になった時に重宝する
・色をカスタマイズして選べないのがちょっと使いにくい

Grabient
いい感じのグラデーションが載っているウェブサービス。

使用頻度:★★★☆☆
デザイナーの所感:
・グラデーションは自分で作るとちょっとダサくなってしまうことがありがちなので、UI作成やグラフィック作成で簡単に映えさせたい時に便利
・ブラウザ上で角度まで調節できるのすごい!

番外編:タスク・メモの管理に悩んだら・・・

新人はメモやタスクの管理の仕方に戸惑うもの・・・ということで、先輩方に聞いてきたおすすめのサービスをご紹介します!

Google Keep
Googleのブラウザメモアプリ。シンプルながら、リマインダーのセットなどもできるので、必要最低限の機能ながらも使いやすいサービスです。

使用頻度:★★★☆☆
デザイナーの所感:
・メモアプリだが、個人のタスク管理表として使用することができる
・シンプルな使い心地なので、管理の手間がなくて助かる
・Notionなどのあれもこれもできる系は、色々出来すぎるので逆に疲れるので、これくらいシンプルな方が好きです


Bear
メモをタグ管理できるメモアプリです。直接markdownを書いて入力することもできますし、テキスト編集ツールから装飾することも可能です。

使用頻度:★★★☆☆
デザイナーの所感:
・markdownなのでgithubへ転載しやすい
・新人あるあるの「とったメモがどこにいったかわからない!」を経験したので、タグをつけて、欲しい時に取り出せるように管理できるのはすごく便利
・タグを複数つけることも可能なので、複数のトピックに跨がるような微妙な情報も取り出しやすい
・markdownのショートカットがあるので、使いこなせれば作業効率が上がりそう

おわりに

今回はチーム内で「どんなツール使ってるの?」を共有した会を元に記事を作成しました!
ディスカッションで出てきた中で書ききれなかったツールもまだまだありますし、私たちの知らないツールもまだまだあるのだろうなと思います。
これからもツールはどんどん出てくると思うので、より便利なツールで作業効率をアップさせて、新人としてグングン成長できると良いですね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう〜!


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