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インタビューの撮影と動画編集時に役立つTipsまとめ
今回はインタビュー動画の撮影と編集時に役立つTipsを制作プロセスに沿ってご紹介します!
本記事は社内でも好評だった「お客さまの事例インタビュー動画」を制作したデザイナーHさんの、動画制作時の体験や工夫に基づいています。
インタビューだけでなく様々な実写の動画制作でも役立つTipsだらけですので、ぜひ最後までご覧ください〜🎬
撮影から一本の動画ができるまでのプロセス
1 事前準備
実のあるインタビューにするために、そして質の高い動画を作るためには事前準備が欠かせません。
撮影機材の動作確認などはもちろん、事前に参考になりそうなインタビュー動画を集め、撮影したい構図を複数考えておくのも重要です。
その時に正面の撮影だけでなく、「手元だけのアップ」「目線だけのアップ」など動画のどこへでも差し込める構図も用意しておくのがポイントです!
これには映像を切り替えることで視覚的な変化を生じさせ、観る人を飽きさせないようにするという意図があります。
( TV番組でもスタジオ全体を映す引きの映像と、出演者の顔や目線のアップの映像が切り替わるのでずっと見てられますよね!)
また、動画撮影できた背景には、
・インタビューの時系列
・質問事項とその狙い
・動画に盛り込みたい内容
など要点がまとまった事前資料の存在がありました!
インタビュイー(インタビュアーに対し、インタビューされる人)もその資料があることで回答を整理しやすくなります。結果、撮り直しも少なくスムーズな受け答えをしていました。✨
事前準備のTipsまとめ
✅ 撮影機材やピンマイク などの動作確認を済ませておく
✅ 参考になるインタビュー動画を集め、撮る構図を複数考えておく
✅ 同じ映像では飽きてしまうため、別のアングルや寄りの構図も決めておく
✅ 質問事項や、動画を見る人に伝えたいことなど要点がまとまった資料を用意し、インタビュイーがスムーズに答えられるようにしておく
2 インタビューの撮影
事前準備で用意した質問に答えてもらいつつ、複数台のカメラで撮影します。
今回はこんな体制で撮影していました。
また動画をより良くするために、撮影中はインタビュイーに協力をお願いすることも重要です。
インタビュイーは考えながら話すので、どうしても答えに悩んだり、言い間違えをする可能性があります。
なので同じ質問への回答を2〜3回繰り返し撮らせてもらえるように協力をお願いした方が良いでしょう。
口に出して何回も言うことにより、インタビュイーの中で内容が整理されて、淀みなく洗練された答えをもらうことができます!
また編集点を確保するために、質問されてから一拍置いて回答を喋ってもらうことや、動画になった時の盛り上がりを考え「身振り手振りを多少大げさにしてほしい」など協力をお願いすることも必要です。
インタビュー中のTipsまとめ
✅ スムーズな返答を得るため答えを2〜3回繰り返し撮影する
✅ 編集点確保のため、質問から回答までに一拍置いて話してもらう
✅ 完成した時の見栄えを考え、身振り手振りに関して協力をお願いする
3 動画編集
インタビューの撮影が完了すると、いよいよ動画編集です。
ここでは、撮影した動画の中から、声の聞き取りやすさ・内容の上質さなどを考え、インタビュイーの発言をピックアップします。その後、構成の見やすさを考慮して全体の流れを考えてカットなどの編集作業をしていきます。
別の質問から、より他の質問に適した答えが出ていることもあるので、そういう時の質問の並び替えもこの時に行います。
第一稿は質問内容とその答えとしてピックアップした発言の流れが分かる状態で確認出しをし、構成が決定してから細部を詰めていきます。
カットをつなげるときは、
・クロスディゾルブ(不透明度の変化で自然にカットを繋げる効果)をつける
・編集点のタイミングで構図を変えて、視覚的な変化もつける
などを意識すると、自然に繋げることができます!
また、動画はある程度の時間を使って視聴する必要があるという特性上、一部しか映像を見てもらえない可能性もあります。
なので、映像のどの瞬間を一枚絵で切り取られても
・何のインタビュー動画か?
・インタビュイーが誰か?
・どんな質問にどう答えているのか?
が分かるように、テロップや小見出しが入れられています!
動画編集のTipsまとめ
✅ 第一稿はピックアップした発言と流れが分かる状態で確認出しをし、構成を決定させる
✅ クロスディゾルブや構図の変化でカットを自然に繋げる
✅ 一枚絵で見られても、テロップや見出しの入れ方で内容が伝わる
おわりに
それぞれの工程からインタビュー動画制作の極意まとめると、
インタビュー動画制作の極意
✅ 事前準備は、ある程度の完成図を頭に描いた状態にしておくべし!
✅ インタビューの雰囲気や画面を盛り上げるためにも、インタビュイーにあらかじめ協力をお願いすべし!
✅ 動画編集は、流れを意識しつつ、どの瞬間だけ見ても要旨が伝わる編集を心がけるべし!
でした!今後のインタビュー動画制作時に活用していきたいですね!
それではまた次回の記事のお楽しみに!