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地方公務員が本当にすごい!と思う『地方公務員アワード2021』

2021年8月16日に、【地方公務員アワード2021】が発表されました。

我が加古川市の、政策企画課スマートシティ推進担当課長の多田功氏が選ばれました。


「すごい!」と思うポイント

推薦者の加藤幹也氏 (東京都 デジタルサービス局)によると、

特別定額給付金システムのオープン公開や、ワクチン接種抽選システムなど加古川市のICTシステムの立役者

だそうです。


実は少し前から、我が市にはとんでもなくICTに強い職員さんがいらっしゃるそうな、と巷で噂になっておりました。

ミーハーな私はワクワクしたものです😊

でも、何がどんなふうにすごいのか、自分たちの生活に直接関係ない間はよくわかっていませんでした💦

(実は多田氏、【NECソリューションイノベータ賞】もダブル受賞されているそうです。まだリンクがなくてこちらだけの紹介となります。)


①特別定額給付金にかかる加古川市版オンライン申請システム

全国のどこの自治体も大混乱を招き、やれマイナンバーカードを持っていれば早いだの、入力したものをもう一度プリントアウトして目で確認するという不思議なシステムで遅れているだのといって大騒ぎになった【2020年特別定額給付金】

その1人あたり10万円を、マイナンバーカードは必須とせず、市民全員に迅速に支給するためのシステムを、たった1週間で独自に構築されました。

事実、どこの市町村よりも早く、申請さえすれば数日であっという間に振り込まれていましたっけ。

郵送による申請開始が5月27日で、後日デジタルでできると案内があり、私がこのシステムで申請したのが確か5月の終わりです。

そして振り込みが6月4日でした。(早っ❣️)

『なんだ、こんな簡単なのになんであちこちで混乱が起きてるの?』『6月末時点で大阪市まだ3%?え?嘘!!』なんて思っておりました。こんなスーパー公務員さんがいらしたおかげだとはつゆ知らず。


そしてもう一つ。

②加古川市新型コロナワクチンweb抽選申し込みシステム

新型コロナワクチン接種の申し込み受付に関しても、先着順で混乱が起きそうだと予測した途端、抽選方式に申し込み方法を迅速に変更し、抽選方式で一定期間内に先を争うことなく申し込みをし、外れた方は次の抽選に自動的に参加できる仕組みを構築。

同行者1人まで一緒に申し込めたり、会場や曜日を指定できたり、逆に何一つ指定しないこともできたり、結構複雑なシステムでしたがこれもほんの数日で作られたのだとか。

おかげで、最初こそ人口の多さもあって『加古川市は遅い!』と不満が出ていたようですが、8月18日時点では県内平均よりも少し多い接種率となっています。(注:我が加古川市、人口は26.4万人、兵庫県内人口6番目の都市なのです。隣接市の全人口と、加古川市の65歳以上人口の数がほぼ同じです💦高齢者を優先していた時点で見かけ上の接種率で遅く見えるのは致し方なし。)

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(1回目接種終了率、2回目接種終了率ともに、兵庫県平均並、ほんの少し上回っています。週に20000〜24000回接種のペースです。)


オープンソースであること

そして、何より胸が熱くなるのは、これら二つのシステムともにオープンソースとし、市のオープンデータとして無料で掲載し、他の自治体でも使えるように公表しているのです。

公務員の鑑みたいな存在ではありませんか!当たり前だというなかれ。私は素直に感動しました。


自治体におけるIT化に大切なこと

推薦者の加藤幹也氏は、

最近、デジタル庁創設に絡んで外部からIT人材を登用するブームが起きているがITを知っているコンサルタントのような人を雇ってもDXは絶対進みません。大事なことは、自治体の業務を知っている人とITを知っている人を組み合わせることです。多田さんにおいては自治体プロパー職員として現場業務を知りつつ、多くのITスキルを研鑽し、自治体業務を混乱無く推進しているところに心から尊敬します。(※現在は役職が異なります)

と書いてくださっています。

自治体業務のIT化は、現場業務を知る人が行う。

当たり前のようですがITに強い人が現場を、そして市民サービスをよく知っているって実はなかなかないことかもしれませんね。

そんな方が我が市にいらっしゃるとはなんと素敵なことでしょう。


感謝

コロナ禍、問題点や生きづらさや不平不満ばかりに目が行きがちですが、こんなに身近に、こんなふうに一生懸命に市民のために働いてくださっている方がいて、その方に光が当たったことを嬉しく思うと同時に、心から感謝したいと思います。




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最後までお読みいただきありがとうございました。

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