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一級建築施工管理技士(一次)【一発合格】

※このnoteでは「過去問」という言葉が、多く出ます。どうか、過去問は大事なだけで何も悪いことはしていないので、気にしないでください^^;

9割以上無料で公開しています。それでは、どうぞ!


P1 . 勉強時間

【結論】平日1時間+土日各2時間 合計100時間(75日)

GW明け〜7月中旬の約2ヶ月で、上記の勉強時間を確保して取り組みました。(令和6年の試験日は7月下旬でした)

未経験だと200〜400時間は必要。予備知識があると100時間でOK。

ここが大きな分かれ道です

ネットで勉強時間を検索すると、100〜400時間50日〜200日と出てきます。数字に幅がある理由は、予備知識の有無が関係していると思われます。

つまり、現在の自分の状況を把握し、試験日から逆算して勉強スケジュールを立てることが大切です。

P2 . 勉強方法の流れ

・とりあえず過去問をやってみる

<過去問を一通り解く(2〜3年分)>
問題の傾向
自分の現状を把握することが、合格への第一歩です。

・予備知識や基礎知識がある人
→問題の単語や内容もほぼ理解が出来る。
※全体の50%程度は正解できるレベル。
・予備知識や基礎知識がない人
→知らない単語のオンパレードで、全く解けない。

遠回りのようで、近道なのです

今回、地域開発研究所から出版されている過去問題集を使用しました。(後述しますが、こちらの講習会を受けたので、半強制的に購入しました)

一問ずつ解説付きで、内容も十分です。7年分の過去問における出題傾向をまとめた表もありますので、ぜひ活用しましょう。

・参考書をひたすら読む

<参考書を最初から読んでみる>
今回使用したテキストは、過去問題集と同じく地域開発研究所から出版されています。技術・施工編と法規編の2冊がセットになっており、かなり重たいです。(なんと約2kgでした^^;)※こちらも講習会に参加する為に購入させられましたしました。

過去問を一度解いた後なので、テキストの中で過去問で問題に出された内容は重点的に理解を深めていきます。

カラーではないですが、図や表が多く使われています。読みにくいか読みやすいかと言えば、普通です。要点がまとめられているので、初心者でも大丈夫な内容になっています。


技術・施工編は約600ページ、法規編は約300ページあります。合計約900ページ。もう辞書レベルの分厚さです。(価格が結構高額で財布に大打撃…)


・もう一度、過去問をやる

<過去問を全部解く>

ミスした問題は、解説が足りない場合、参考書で探して理解する

この時点で60%前後のギリギリ合格ライン

”なぜ間違えたのか?”を解説や参考書を読んで理解することで、1つずつ正解できる問題が増えていきます。時間のかかる地道な作業ですが、ここが踏ん張りどころです。よく出る問題は完璧に、苦手な分野はより深く理解し点数アップに繋げましょう。

・YouTubeで動画学習する

<本当に見た方が良い動画をご紹介!!>

株式会社アイベックの動画を一通り見る(1.5倍速がオススメ)

アイベックから紹介料はもらっていませんよ^^;

下記のYouTube動画にて、過去問で分からない&理解できなかった&ふわっと解釈していた不十分な部分を補足して勉強しました。

写真やイラストで説明してくれますので、具体的なイメージがつかめて知識がぐっと定着しました。(私はこのタイミングで動画を見ましたが、テキストを読む前にまず動画を見るのもオススメです)

YouTubeで『1級建築施工管理技士』と検索しても、解説動画がこの動画くらいしかアップされていなかったので、こちらで勉強しました。結論をお伝えすると、大変分かりやすく有料級の動画でした。

各分野の説明の後、例題として過去問をクイズ形式で出してくれています。ぜひ、正解を発表するときの「デンッ!!」という効果音をお楽しみください(笑)

・仕上げに、さらに過去問を解く

”おいおい、何回過去問やるねん・・・!”

(みんなの心の声)

さぁ、合格へのマラソンもクライマックス。
”過去問を制する者は、試験を制す”と思いましょう。

参考書や動画で勉強して習熟度を上げたら、最後に2周過去問を解きます。(最後の追い込みやで!ファイト…!!)


この時点で85%以上とれたら、時間がある時にさらに3周4周します。最後4周後のゴールテープを切った後には、アナタはすでに過去問を95%以上解けるようになっているはずです。


【補足】地域開発研究所の講習会について

上記でご紹介した過去問とテキストですが、地域開発研究所から出版されています。この試験に関する受検講習会が有料(一般38,500円)で開かれているのですが、申し込みをすると別途この2つの本を購入する必要があります。

初めて講習会の金額を見たとき驚きましたが、講習会料金と本代は別です。

講習会38,500円+過去問4,400円+テキスト6,600円=49,500円
さらに、受検料が10,800円で合計6万300円

(6万あったら旅行行けるレベル…)

本代だけなら約1万+受検料約1万で、合計2万2千円程です。講習会を受けるかどうかは、お財布と要相談ですね。会社員の方は、会社が負担してくれるパターンもあると思うので、確認必須です。

申込時に会場参加型オンライン配信型か選択が可能です。
実際に受講してみた感想や価値があるかについては、有料の部分に記載していますので、気になる方は合格祈願も込めて100円を投じていただけたら幸いです。

P3 . 難易度(合格率)

【結論】難しい。覚える範囲が多い。勉強範囲が広い。

全体で60%以上+応用問題が60%以上の正解で合格です。
基本的に四択問題ですが、応用問題は五肢択一になっています。

令和6年から応用問題に変更有(後述)

全72問の中から60問を解答。各1点。60点満点です。
つまり、60問中36問(応用問題は10問中6問)正解すると合格です。


合格へのカギは、覚えてるか覚えてないか。
極論、これに尽きます。

記憶力よ、増幅せよ

建築や土木関連の勉強をしていた、または仕事をしたことがある人は普通に知っている単語が出ます。例えば、ALCやRCなどです。基礎知識があるのとないのとでは雲泥の差です。

未経験者は、単語を一から調べないといけません。これに相当時間がかかります。また経験者であっても、細かい数値の違いを問う問題も多くしっかり過去問をやり込まないと合格は厳しいでしょう。


ここで、合格率を見てみましょう。過去10年間の合格率がコチラ↓

2014年41.6% / 2015年43.6% / 2016年49.4%
2017年39.7% / 2018年36.6% / 2019年42.7%
2020年51.1% / 2021年36.0% / 2022年46.8%
2023年41.6% / 2024年36.2%

過去11年の平均は42.3%です

上記を見て分かる通り、2000年代だと2021年と2024年が36%台と低い合格率ですね。これには理由があり、2021年は応用問題が誕生した年かつ出題数が10問減少したので、前年の50%台から急激に合格率が低下したと考えられます。

また、2024年は応用問題に変更がありました。今までは6問で五肢択二だったのが、10問で五肢択一になりました。この変更点により、応用問題を60%とれなかった人が多かったと想定されます。

会社の同僚も数名同時に受検しましたが、ことごとく応用問題で撃沈し、不合格でした。

費用や労力面でも一発合格が吉

以上のことから、応用問題を落とさずに合格するには、幅広く勉強が必要となります。(応用問題は午後の試験で出題されます)

P4 . 試験当日

持ち物:受検票、筆記用具、腕時計、昼食


試験会場は、某私立大学でした。
受験者数は想像以上に多かったです。(試験部屋は100人ほどいました)
学生が3割、7割が社会人で、ほとんど男性でした。
※過去11年間、受検者数は毎年2万人以上です。(令和6年は3.7万人超え)


当日のスケジュールをお伝えします。

受付9:15〜9:45(9:45までに入室必須)
説明10:00〜10:15
試験10:15〜12:45(2時間半)
昼休み12:45〜14:00
説明14:00〜14:15
試験14:15〜16:15(2時間)

試験時間合計が驚異の4時間半!!

<途中退席>
試験開始から1時間後〜終了10分前
に可能です。
※開始1時間以内であっても、トイレでの途中退席は可能です。

<試験問題の持ち帰り>
午前と午後ともに試験終了まで残れば、試験問題を持ち帰ることができます。試験翌日の午前9時に、ホームページで正解が発表されますので、自己採点したい人は残ることをオススメします。(半数くらい残っていました)

<昼休憩>
試験の教室で飲食が可能でした。周りを見渡すと、半数は外出していました。近くに飲食店やコンビニがあるかないか事前に確認しておきましょう。

P5 . 受験資格

昨年に制度の見直しがあり、令和6年度からは試験の実施年度に満19歳以上なら受検が可能です。

1級の二次試験や2級についても改正前と改正後で変更点があるので、詳しくは下記の5.受験資格をご参照ください。


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お忙しい中、長文のnoteをお読み頂きありがとうございました。
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