fashion #1 | 私のファッション遍歴
やっと涼しくなってきた9月中旬。秋物だ!コート!ニット!何買おう!とワクワクしている今日この頃。
こんなに服にワクワクするのはいつからだっけ…?とふと思い、勝手に自分のファッション遍歴を遡ってみようと思う。
小学生 | まじでなんでも良かった
本当にファッションというものにこだわりがなかったので、母親に与えられた服は何でも着ていた気がする。
唯一のこだわりといえば、髪がショートカットで小学生女子にしては高身長細身だったのもあって(細身の面影は何処…)、ふわふわスカートよりはジーンズにTシャツが好きかな、くらい。
中学生 | ちょっと興味が出てきた
中学生になっても相変わらず服に興味がないけど、都内の中高一貫女子校に入学し周りにおしゃれなクラスメイトたちがいた影響か、すこーーーーーし身なりに気を遣うようになった。
今でも覚えているのが、初めて自分のお小遣いで買った服。イオンに入っているhoneysで白黒ボーダーのカーディガンを買った。
おそらく、中学時代に最初で最後の自分で購入した服だと思う。
というのも、ちょうどこの頃両親が自己破産をし(詳しい話はまた別の機会に)シンプルに貧乏になった。
明日の生活もままならない時にオシャレとか言っている場合ではなくなり、元々服に興味がないことも功を奏し(?)、母親のお下がりと上記の一張羅カーデで乗り切った。
高校生 | 恥ずかしくなってきた
というわけで、家のイロイロがある中でも自分の服がないことにあまり危機感を抱いていなかったわけだが、高校生になってだんだん気付いてきた……「恥ずかしい」と。
決定的な瞬間は、学校の外で受験する模試のとき。普段は制服を着てキャッキャ遊んでいる友達が、模試のときは私服で来るわけだ。まさか、私服を来た友達がこんなに大人っぽく見えるとは思わなかった。(そりゃ、中流階層以上のお嬢たちなんだから、服もそこそこ良い質だったはず。)
まじで私服がない私は模試のときでも制服を着て受験会場に行っていた。そんな私を見て不思議に思った友達が「なんで制服なの?私服見たい!」と言ってくれて(言ってくれて?)、次の模試で母親から借りたお下がりをなんとなくコーディネートして着て行った。
その服を見た友達が発した一言「大人っぽい…ね…?」。
それはそう。当時50を超えた母親が普段着ていた服を17の娘が着ているわけだから、大人っぽいというより年齢に合っていないわけだ。
服にあまり興味がなかった私でも分かっていた「似合っていない」と。
ただ、実家が貧乏であることは重々承知してたし、親に服を買って欲しいと言えるはずもなかったので、恥ずかしさを胸にしまいつつ、友達と休日遊びに行く日はhoneysカーデで耐え忍んだ。(honeys耐久性最高!)
ちなみに美容院に行くお金もなかったので、自分の髪は風呂場にビニールを敷きハサミで切ってました。
今考えれば勇気あって草。
浪人 | おしゃれが楽しくなってきた
お察しの通り、お金がなさすぎて高校卒業後ストレートで大学進学はできなかったので、とりあえず家の近くのコンビニでバイトを始めた。
その当時は時給750円くらいだったけど、毎日働いていれば多い時で7万/月くらい稼いでいた。美容院にも行けなかった私にとって、7万なんてとんでもない大金だ。
大学受験用にほとんど貯金していたけど、余ったお金を握りしめ家の近くのAvailに通い詰めた。初めて「おしゃれが楽しい」と感じたのもこの頃。
大学受験には、勝負服「ビジュー付き青色カーデ」を着て行ったのもよく覚えている。
カーデ好きすぎて草、今も大好き。
大学生 | シモキタ最高!!!
何やかんやあって大学入学。多摩地域の大学で埼玉の自宅から通うのがかなりしんどかったので、大学1年の途中から大学近くに一人暮らしを始めた。
ここから私のファッションオタク生活がはじまった。
大学の最寄り駅から約20分の距離にある街、下北沢。
この街が私に服の面白さ、芸術を教えてくれた気がする(かっこつけ)。
シモキタを歩いていると様々なファッションを楽しんでいる人を見かけるが、皆すっごく似合っていて、すっごく自分を大切に自信を持っていることが田舎者にも見て分かった。シモキタを歩いているだけで元気がもらえた。
それに、価格帯も良かった。
古着は500円以下から購入できるし、着なくなった服を買い取ってもくれる。
毎週のようにシモキタに通っては、軍物からフリルフワフワ系、ハイブラのビンテージまで漁るように試着して、おしゃれ度数が高すぎる店員さんに緊張しつつ服を買いまくった。本当に服が楽しかった。
ここで、下北沢の好きなお店を何店舗か。また別の投稿でまとめたい。
大学院 | 上質な服を長く着たい
大学時代に大量に服を買い、数多の成功と失敗をしつつだんだんと自分に似合う服が直感的に分かってくるようになった。
そんな中、雑誌「Fudge」系ファッションにハマる。上質なデニムにさらっとシャツを着る。足元はローファー。頑張りすぎてないけどかっこいい、そんな服の着方に憧れを抱き、とりあえず長く着れるデニム探しの旅を始めた。
そこで出会ったのが、ANATOMICAのマリリン2。
とにかく脚が綺麗に見える。そしておなかがギュギュッと締まって背筋が伸びる。服に姿勢矯正されたのは初めてだった。
浅草橋近くの店舗も無骨で、でも暖くて心地よかった。
店員さんも私の骨格を見ながらあらゆるアドバイスをしていただき、本気で服に向き合っている人ってかっこいいと思った。
マリリンを購入してから早6年、今でも私のクローゼットのスタメンだ。
あとデニムでもう一着紹介したいのが、LENO&COのcharlotte。少しテーパードになっており、オーバーサイズのニットの合わせるとめちゃかわ。
マリリンと同じく6年選手だが、履けば履くほど自分の体型に馴染んできてまだまだ育てたい一品。
今は閉店してしまったが、原宿の小さな部屋の一角を使った店内も居心地が良くて大好きだった。
社会人 | 自分が着たい服を着る
大学院卒業後、就職のため愛知県に引っ越した。仕事が忙しく、シモキタにすぐ行けない寂しさも徐々に和らいできた。(てか大須あるじゃん、最高!)
そんな中、キレイめな服って全然持っていないなと気付き、韓国ファッション通販で仕事服を揃えるようになる。
いかにもOL!って感じもないナチュラルな雰囲気が好きだったけど、1シーズン着るとヘタってしまう服も多く、消費してしまうことに罪悪感があった。
そんな中出会ったのが、TODAYFUL。ダブルタックのラインの綺麗さに心奪われ、今や私のワードローブはTODAYFULの服が9.9割。
毎週金曜の新作を心待ちに1週間仕事を頑張り、シーズンごとの展示会前インスタライブは擦り切れる(?)ほど再生している。
TODAYFUL愛は別の投稿で語りたいので今回は割愛。だけど、自分が着たい服を着る楽しさと充実感をTODAYFULと吉田怜香さんに教えていただいた。
そして今月から意を決してアワ民に!
服だけでなく、ライフスタイルもお手本にしたいブランドと人に出会えて幸せ。
終わりに
この投稿を書く前に、TODAYFULの服をクリーニングに出してきた。
あと30分後に出来上がるはず、ワクワク。
そういえば、先週はTODAYFULのオールインワンを手洗いした。
TODAYFULの服は正直言ってメンテナンスが簡単ではないけれど、そういうお手入れをしている時間がとても好き。
ちゃんと生活している自分にしてくれる。
これまで出会ってきた全ての服に感謝しつつ、これからも自分が着たい服を着て、今日を充ちっていきたい。