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2016.9.23 cakesウラ話〜別れた恋人が友人になればどれほど良いのだろうか〜

---この記事は投げ銭記事です---

こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
今週はケイクスにこんな記事をアップしました。
「別れた後 家に置いてある荷物どうするの問題」

彼氏と別れた後、彼女と別れた後、その家に置いてある自分の私物をどう回収するか。大変切実な問題を書きました。

荷物もまあそうなのですが、別れた彼氏や彼女との関係をどうするかという問題もナカナカ切実ですよね。そこでこのウラ話では、「別れた恋人との関係どうするの問題」について考えてみましょう。

結論は、「別れた恋人と友人になれば、これほど良いことはない」です。


まず、別れたらバッサリ関係を切ってしまう人がいますよね。私もかつてそういうタイプでした。これって、「振る側」にとってはとても都合がいい。もう恋愛感情のない相手と余計なコミニュケーションを取る必要がないので、変に粘られて足蹴にするというストレスもありませんし、第一時間の無駄がない。すっきりして次の恋に向かいリスタート出来ます。友人からは「君のハサミはよく切れるね」なんて言われながらね。

しかしながら、これは「振られる側」にとってはかなりきつい。雨月も経験がありますが、いきなり人間関係の停止を一方的に通告され、しかも納得のいく理由も付帯していない。あらゆる抗弁は聞き入れられず、ただこちらは向こうの条件を飲むしかないのです。自分の気持ちをどう落ち着ければいいのかもわからず、良薬でもない毒のような苦い苦い薬をそのまま飲み込むことが要求されます。これはひどい苦痛。

まあ男女の付き合いにおいて、「納得のいく理由」なんてあろうはずがないのですが・・・「よそに子供作っちゃったんだ」「あなたよりイケメンと恋に落ちたの」「アメリカ大統領選に立候補しようと思って」「宇宙との交信であなたと別れた方がいいって」・・・うーん、納得行かない。

他のスタイルとして、「別れたけど友達関係を続ける」という人がいますねえ。私はこれ、どうしても出来ません。別れて5年くらい経つか、そもそもその付き合いがだいぶさっぱり(2ヶ月だけなど)していたとか、そんな特段の事情がなければ、別れた彼女と友達になるなんて出来ません。気持ち悪い気もするし、白々しい気もするし、気まずいし、です。振っても振られても、これは変わりませんね。この辺の理由を掘っていくと、「そもそも異性(あるいは恋愛対象の性)との友情関係が築けるか」という問題に帰着します。私がそこで取り出すのは伝家の宝刀「男子校病」です。cakesにも一度書きました(「男子校という病」)。この中で私は

我々男子校病患者は、「恋愛対象」or「俺の人生とはほぼ無関係」の2つのフォルダしか持っていません。

と書いております。これ、はじめは「恋愛対象」or「駅の壁のポスター」と書いたのですが、その頃各方面に気を使わねばならない必要があり、こんな表現にしたのでした。まあとにかく女性との友情関係を築くのは至難の技で、別れた彼女との関係ともなるとさらに難しい。私は独身をこじらせきった今となっては何人かの「元カノ友達」がいますし、ごくたまに二人で会って食事などすることもありますが、彼女が出来たらぱったりと会うのはやめることにしています。

もちろん青春期の生活スタイル(共学か男子校・女子校か)だけでくくれるわけではありません。しかし私の周りを見てみても、やっぱり男子校・女子校出身者は元彼元カノとの友人関係は築けない人が多い気がします。


でも、でもですよ。一度は好き合って一緒にいた相手、そして一生懸命理解しようと努力をした相手って、人生においてはそう何人もいないのではないでしょうか。同性の友達とだってそこまで深く付き合うのは一人か二人くらいのもの。ですから、「一度付き合ったが別れてしまった相手」が友達になったら、これはどんなに素敵なことなんだろう、と思うのです。それはお互いを深く理解しているという点においてです。ああ、もったいない。

もし感情的なところが整理されれば、私は元彼元カノとどんどん友達になれば良いのではないかな、と思います。私にも10年以上前に付き合っていていま友達という女性が一人います。彼女は遠く離れた場所に住み、とっくに結婚して二児の母ですから、もう何年も会ったり話したりしていませんが、なにかの折には連絡を取ってみたいな、とも思うのです。でもこういうのって女性はいやがるんだよなあ・・・


この記事は「200円投げ銭記事」にさせていただきます。いつもいつも投げ銭してくださっている方、本当にありがとうございます。

投げ銭してくださった方のために、「歯医者さんはなぜ金持ちじゃなくなったのか」について書きたいと思います。これは友人の二代目歯科医師に聞いたお話やら、色々なデータやらを引用してのお話です。

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