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3-3 発作が出た時に使う薬について教えてください


ぜん息発作が起こると

気道が収縮したり

痰が増えて空気の通り道が狭くなることで

息が苦しくなります。



そこで

発作の時には

この狭くなった気道を広げ

呼吸を楽にする

「気管支拡張薬」

が使用されます。



発作を止めるときに使用することから

「リリーバー」と呼ばれます。



発作治療薬の代表が

短時間作用性β2刺激薬です。


吸入薬、飲み薬などがありますが、

早く効果が現れるのが吸入薬で、

現在のぜん息治療で

発作が起きた時に

まず使われる薬となっています。


すぐに効果が現れるのが特徴ですが

改善が悪い時に

頼りすぎて使用限度を超えて使ってしまったり

薬があるために

様子を見過ぎて受診が遅れ危険な状態になってしまうこともあるため

注意が必要です。





また、

発作がひどくなる前の軽いうちに

早く吸入することも大切です。





なかなか改善しない場合は

早めに医療機関を受診するようにしましょう。




<参考資料>

「ここが知りたい小児ぜん息Q&A(環境再生保全機構)」

https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/archives_915.htmlhttps://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/archives_915.html


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