2-4 ぜん息はアレルギーの病気ですか?
ぜん息では
気道に慢性の炎症があります。
発作や咳など明らかなぜん息の症状がない時も
気道がずーーっと荒れている
ということです。
その原因の一つに
アレルギー反応があります。
小児ぜん息では
気道炎症の原因の9割が
アレルギーによるもの
と言われています。
アレルギーを引き起こすもの(アレルゲン)には
ダニ、
ペットの毛やフケ、
食物
など
があります。
小児のアレルギー疾患は
成長に伴って変化し
色々なアレルギー疾患が
出たり消えたりして行くことも
大きな特徴です。
乳児期に
食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を発症、
1−3歳頃に
ぜん息になり、
少し大きくなってからアレルギー性鼻炎や結膜炎
が発症する、
というのが代表的なケースです。
個人差はありますが、
アトピー性皮膚炎の赤ちゃんは
4人に1人がぜん息になり、
ぜん息の子どもの2人に1人は
アトピー性皮膚炎があるか、
以前になったことがある
と言われています。
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどアレルギー症状が出た場合、
ぜん息へ移行するのを防ぐために、
ダニ対策など、
できるだけ早くアレルギー対策をとることが
重要と言えます。
<参考資料>
「ここが知りたい小児ぜん息Q&A(環境再生保全機構)」
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