art work.
2024年の8月に完成した作品[痕跡の声]について描き始めた動機や過程などについてをここに書きておこう。
以前に水兵さんの貯金箱をモチーフとした作品[痕跡の声]をこのブログに公開しているが今回の作品はその次作に繋がっているものでした。
時間による痕跡を辿る事が自身の作品制作において大事なものになっている。
今回モチーフとして置いているのはデンマーク製のコースター二つと丸いショーケースに入った蝶、顕微鏡、ビー玉、古木、古葉、大正期の薬瓶になる。
コースターに埋め込まれている蝶とショーケースに入っている蝶は本物になる。
この蝶が標本のように入っているコースターを見つけた時はこれは絵にしたいと思って手に入れたがそこから3年経った今描き始めた。
やはり当初は蝶のコースターだけだとしっくり来ないと思ったのだろう。それを部屋に置いてしばらくして一年ぐらい経ってたと思うが、偶々顕微鏡を売っているのを見かけてよし、これだ!と思い、それを手に入れて実際に組んでみたがまだしっくり来なかった。
そこから2年が経ち、やっと自分の中で焦点を結ぶ事が出来て描き始めた。
また新たなにこの痕跡の声の次作となる作品を制作し始めたところだ。
その作品は自画像的要素もあると思う。
それでは今日はこの辺で。