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オンライン勉強会を開いてみて

初めて食べる機能について人前で講演したのは大学院4年生くらいの時、恩師が摂食指導へ入ろうと計画した特別養護老人ホームの職員研修です。恩師がスライドもお話も、全部コピーで良いから話してみなさい、と。

私はお喋りがあまり好きではないと自分では思っているのですが、お仕事の話になると、止まらないのです。あるお友達に言わせると、溢れ出てくる、のだとか。

食べる機能の発達を書こうと思ったわけ、に書いたと思うのですが、恩師たちは食べることの研究や診察をして来ましたが、始めのころは、歯科の仕事じゃあない、と言われていたそう。

だからこそ、食べる事が難しい子どものため何とかしたいという気持ちや、診察のための知識や、先生方から頂いたものを他の方々に正しく伝えなくてはいけないと気がついた時、お話する仕事も頑張ろうと思うようになりました。

ただ、お喋りが上手じゃあないのです。声も独特で、電話で女性の綾野先生をお願いします(声を聞いて相手の方は男性と思われたらしいです)と言われた事もございます。

昨日、自分で企画した、食べる機能の発達を理解する、というテーマのオンライン勉強会を開きました。

話し始めた時から、アーララー、と思いつつも、ああ止まらない止まらない、、、。また、伝えようと思うほど早口になり強い口調になってしまう。

時間も伸び伸び、参加なさった方々なかなか退席できなかったのでは、だとか、どのくらいわかって下さったかしら、と心配に。

終わってアンケートを拝見すると現場で皆さまお困りの事柄がよくよくわかりました、やはりまだまだ具体的な対応法は浸透していないのだろうなあ、と。

学会で食べることに関わる多職種がたくさん集まっても、評価や対応に首を傾げる発表もあり、質問してもお答えできない方もおいでになる。系統だった卒前卒後教育が不十分な結果ではないかと感じています。

子どもの食べることの日本での先駆者の恩師たちが見つけ、調べ、培ってきたものを頂いた者としての私の役割は、頂いたものを患者さんや次へ続く方々へ正しく伝える事だと改めて考えました。

用いて頂けることに感謝して明日からも頑張ろうと思います。

noteもお読み頂く方がわかりやすい内容をまた考えて書いていきたいと思います。

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