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化学を学ぶ意味

小学校では実験が中心で、中学校では第一分野の中にあり、
高校では独立した化学という科目になっている。
主に物質の構造、変化について学ぶのがこの化学という科目。
理科の中でも実験が最も多く、この化学反応に興味を示す生徒も多い。

元素記号があり、原子や分子の構造から始まって、それらの性質や用途などを学ぶ学問である。高校までは実験して、その変化を楽しんでいるだけの時間が多かったようにも思える。受験ではほとんどの人が、この化学式、化学反応式を機械的に覚えているだけなような気がする。この原子や分子の概念が難しく、挫折する生徒も多くいる。計算問題が多い物理学とは違って、理論的に理解しなければならない内容も多い。

学校時代にはなかなか考えなかったけれど、この化学で大切なことは、こういった化学物質が人間にどのような影響を与えるかということである。
それが、食材や化粧品や洗剤といった日常生活で必要なものを選ぶときに、かなり重要になってくる。女性特に主婦の方は、かなり密接な内容となっている。健康を維持するためには、この化学という知識が、非常に役立ってくる。どのような食材を選べば体にいいか、どのような化粧品を選べば綺麗になれるか、どのような洗剤を選べば衣類等が汚れがおちるかがわかる。

化学は理科の中でも、最も基本になる科目である、物理学とも共有する部分もあるが、生物や地学を学ぶ際も、化学の知識が必要になってくる。
また電気や機械とも密接な関係にあり、化学を学ぶ人は両方の知識も必要となり、電気・機械専攻の人も化学の知識が必要になってくる。

あらゆる生活において、この化学が物理学とともに、必要になってくる。
ただその根底となる教科が、数学ではあるが、化学を専攻する人は、数学が苦手な人も多い。数学、物理学、化学は、一般の方はなかなかなじみにくいかもしれない、でも重要な教科であることは間違いないだろう。


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