小芝風花さん、24歳の誕生日おめでとうございます
2021年4月16日。小芝風花さん、24歳の誕生日おめでとうございます。
4月3日に最終回を迎えた『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』で演じた役は少女のようなイメージで、類稀なる演技力はとうとう年頃までコントロールできる域に達したのかと底知れぬ成長に驚かされました。
そんな小芝風花さんの演技力に惹かれドラマを真剣に観るようになると、10代から20代の他の若手女優の方々がラブストーリーなどのヒロインに抜擢され話題をさらうたびに「キャスティングされたのが小芝風花さんだったらなぁ」と思うこともあり、次のように語っているインタビュー記事を見かけた時には「やっぱり同年代の女優さんたちの活躍は気になるし、比較してしまうのも無理はない」と思ったものです。
15歳で女優デビューしてから現在に至るまで、決して順風満帆な道のりではありませんでした。同年代の女優さんたちがどんどん活躍していくのを横目で見ながら、「なぜ、私はああいう役をやらせてもらえないんだろう?」と、悔しい思いばかりしてきましたから。
そんな悶々とした思いは、30分枠全10話という決して長くない時間の中で『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』の難しい役を演じきった姿を見て、改めてここ数年の出演作について受賞歴を確認したことで吹っ切れました。
『トクサツガガガ』(2019年 NHK)
・「ギャラクシー賞」テレビ部門 2019年3月度月間賞を受賞
・第15回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」作品賞を受賞
『歪んだ波紋』(2019年 NHK)
・第40回吉川英治文学新人賞受賞作品
『パラレル東京』(2019年 NHK)
『体感 首都直下地震』プロジェクトとして以下を受賞
・世界の優れた放送やウェブ作品を選ぶ国際コンクール「第72回イタリア賞」の「ウェブ・インタラクティブ部門」で最優秀賞を受賞
・「ABU(アジア太平洋放送連合)賞」の「ニューメディア・デジタルコンテンツ部門」で最優秀賞を受賞
『妖怪シェアハウス』(2020年 テレビ朝日)
・「ギャラクシー賞」テレビ部門 2020年9月度月間賞を受賞
『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』(2021年 テレビ朝日)
・脚本を手がけた橋部敦子さんが第39回「向田邦子賞」を受賞
(04年、13年のノミネートを経て、3回目で向田邦子賞を射止めた)
質の高い作品に抜擢される傾向が強い女優さんであることが改めてわかりました。他の女優さんではなく小芝風花さんだからこそ、質の高い作品を任せられ、期待以上の結果を出してきたと言えるでしょう。
『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』の脚本で向田邦子賞を受賞した橋部敦子さんも次のように語っています。
主演の小芝風花について「正解がない難しい台本。小芝さんを信頼し、感覚にゆだねた。繊細な感覚が画面越しに伝わってきて、すごい女優さんだと思った」と話した。
小芝風花さん自身、憧れている女優さんについて、こう語っています。
2021年は、女優としてさらにステップアップするのが目標。憧れているのは寺島しのぶさん、安藤サクラさん、蒼井優さん、満島ひかりさんなど、どんな役も見事にこなす先輩方。私も、リアリティを感じてもらえるように、幅広い役柄を演じ分けられる女優になりたいです。
こんなにしっかりした考えを持つ女優さんを同年代の女優さんと比較する必要などないし、意識することもない。目標に向かって一歩ずつ着実に歩んでいけば、今後も質の高い作品を引き寄せることでしょう。現時点でも十分に実力派の女優さんなのですから。
これからも素敵な作品に巡り会い、視聴者に届けてくれることを願って。
改めて、誕生日おめでとうございます。
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