🌸イサム堂通信その19.　⚠️その一言、気をつけて！！

　こんにちは、学習院大学演劇部　少年イサム堂です。今回もお付き合いよろしくお願いします。

　このご時世で大学生活を送る上で重要な情報収集の手段となりつつあるSNS。オンラインで先生に話しかけづらかったり、聞くのに気が引けちゃったりしても、確かにSNSなら友達(とまでは行かない?)と情報交換したり近況報告したりできて便利かも知れません。当然「それを使うな」なんて言いませんし、今ではないと困る側面も多々あります。

　SNSを使うこと自体はお金もかからず、名前を明かす必要もないのですからSNS上で何をしようと自由です。なんなら、大学での時間の使い方以上に。ですが、一言発信する前に一歩立ち止まってみてください。その一言によってトラブルが発生したり、悪意ある者に見つかってしまったりした時、どうしますか？
　今回は、そんな投稿する前に一歩踏みとどまってほしい事柄について、触れていきたいと思います。

個人情報が特定されるかも知れない画像

　例えば、見てきた映画の半券、コンビニ決済で手に入れたチケット、たまたまその場に写っていた電柱や掲示板、といった情報から大方その人が少なくとも写真を撮ったときはどこにいたか。どこに住んでいるかが特定される可能性があります。確かに、楽しかったり嬉しかったりしたのかも知れません。そういう場合は、マークアップ等を使って伏せる、伏せたものを改めて画像として書き出す、またはそういった情報になりやすそうなものは初めから撮らない、など、投稿する前に気をつけましょう。有名なレストランやテーマパークなど、一眼見てわかる（あるいは文面に明記しても問題ないような）場所の場合でも、要注意です。
　また、上記は特に住所の話でしたが、自分の顔についても要注意です。自撮りについて気をつけるのはもちろん、動物園や展示品のガラスケース、クリアファイルのように半透明で光沢のあるものに実は自分の顔が写っていた・・・なんてことも考えられます。じっくり確認しておきたいですね。

勝手に友達の顔をアップしちゃう

　これ、気をつけてください。自分が撮った集合写真や自撮りの場合、確かに持ち主は撮った人になるかも知れません。でも、写真を撮るのはいいにしても、その友達がネットにアップされるのを望んでいない場合だってあります。その場合は、ちゃんと友達に写真をLINEで共有するなりする時に、許可をとっておきましょう。(あ、イサム堂通信に載っているワークショップの画像は執筆する前の段階で許可を取ってあります。ご安心を。イサムで活動する場合は大方本名フルネーム&役者は顔出しですが、こういう場合も気をつけないとです！)

講義内容やお知らせ

　昨年度のオンライン授業開始の時に学校から知らせがあったかも知れませんが確認です。誰もが見られるような場所にうっかり投稿してはいませんか？これも注意が必要です。昨今オンライン授業が行われるようになって、講義資料や先生からのメールを気軽にスクリーンショットできるようになったかも知れません。ですが、先生方は「履修している人たちのために」作っているのです。それを履修していない人たちの目につくところに掲示してしまっては、資料が作られた目的から外れてしまいます。そのため、どんなに内容がおかしかったり印象的だったりしても、無闇に(というかそもそも）投稿するのはやめましょう。G-portやWebclass等に送られてきたお知らせも取扱注意です。講義の感想は課題として出したほうが、成績にもつながるはずですよ。ただ、講義中にあった面白話とか(ex.鳩が乱入してきた)は他人を貶さない程度にあってもいいと思います。
　逆に、授業の辛さも笑い話程度ならいざ知らず、単なる愚痴や批判を講義の外で吐き出すのもあまり薦められたものではありません。見る者が不快に思わないかどうか、自問自答してみてください。

誤解を招く表現・悪意のある攻撃

　今月は4月。4月といえばエイプリルフール。皆さんもその日は何かしらの嘘をついたりしましたか？(こちらは嘘抜きの通信の挨拶文を書いていました)
　多くの人が使っていて、ちょっとやそっとの情報は見逃されやすい、流されやすいのがSNS。自分はそんなにフォロワーいないし、とか、そういう理由で人を傷つけるような嘘や誤解を招くような投稿をしていたりはしませんか？今一度考え直してみてください。「普通に考えれば分かる」と思っても、相手はあなたの100%を知っているわけではありません。ある意味、私たちはお互いの切れ端だけをみているに過ぎないのです。なので、どんなに些細なつぶやきでも、「見られている、あるいはいずれ見られる」という意識を常に持っておきましょう。
　また、攻撃される側に非があるにしても、悪意のある攻撃は原則しないようにしてください。「みんなやっているから」「誰に聞いてもそう答えが返ってくるから」「この人はダメだから」、確かに先人がいるのなら隠れ蓑は厚くなっていくでしょう。しかし、あなたのその軽率な行動を隠れ蓑にする者が現れ、そこからさらに段々と・・・。あなたはみられているのです。その辺りの自分の行動を確認してみてください。大体そういう時は「自分はいいことをしている」という錯覚に陥りがちです。一歩引いて、確認してみましょう。筆者も大概です。

終わりに

　このほかにも、トラブルの種となりうるケースはいくらでも考えられます。アイコンのイラストや写真、プロフィールの文面、返信の往来、どこにでも危険は潜んでいます。

どんな質問にでも真剣に返しますが、明らかに悪意があるな・攻撃的だなと感じることもあります。匿名でできるからこそ、相手のことを思いやってすべきことですので、そういった感覚をきちんと身につけて大人になってほしいですね…。とは思います。
私も日頃から気をつけています😌

— 学習院大学演劇部 少年イサム堂 (@dramaisamu) April 20, 2021

　質問箱はツイッター以上に匿名性が高いコンテンツです。それによっておかしな質問が飛んでくることも考えられ、現に被害に遭っている者を筆者は何度か見てきました。ネット上での距離感は現実の元とは確かに違います。それを踏まえて、適切な情報収集、情報伝達を心がけてください！

👋では！