【17】 MONTBLANC 149
モンブラン 149
王道、キングオブペン(king of pen)
などとも呼称され続けているペン、それがモンブランのマイスターシュテュック。その中の149。シリーズの中でも一番の大きさに太さを誇る一本、これが大好きです。詳しいご紹介は多くの方がされていますので、ここでは割愛させていただきます。
何がいいの?魅力はどこ?
なぜそんなに好きなのかと、とても自分の手に馴染むんで。平均の日本人男性の手の大きさは知りませんが(笑)おそらく大きい方に入ると思われる自分の手、細いペンは書いていると少々手に疲れを感じることもあり、仕事でもよく万年筆で書く機会もあるので、この太さを知ってからは手に入れる万年筆も太めのを選ぶことが多くなりました。(他の太軸万年筆に関しては、別の機会にお話ししたいと思います。)
そして、見た目がなんとも言えない存在感。万年筆には大きく分けてバランス型、ベスト型と呼ばれる形があります。モンブランの149はバランス型と呼ばれる型に分類され、人気を二分するであろうペリカンのスーベレーンシリーズの形はベスト型になります。(スーべレーンも本当にいい書き味なんです。)
もう、これは本当に個人の好みに、自分でもその場の気分次第なんですが、モンブランに関しては黒にゴールド、そして、バランス型。万年筆のど真ん中にいる存在ですよね。日本では仏壇軸なんて呼ばれ方もしますが、綺麗なんですよねこれがまた。ここ10年ほどで149にもゴールドだけでなくプラチナやローズゴールドなんてのも登場し、一味違う一本も楽しめるようになりましたね。自分はまだプラチナは持っていないのですが、ローズゴールドはゴールドとは本当に一味も二味も違う存在感を持っていて綺麗です。なんだか柔らかさを感じますね。
インクの入れ方
149、そのワンサイズ下の146はどちらも吸引式。インクをそのままペンの中に入れていく仕方です。コンバーターやカートリッジは使えない仕様です。このインクの入れることが万年筆好きの方は大好きなんじゃないでしょうか?儀式的な行い、忙しない日々における、時間を使う行い。これがいい気分転換にもなっていいのではないでしょうか。傍目から見ると面倒な行為も、好きな人にとっては本当になくてはならないもの。それが好きってことじゃないんでしょうか。
何本持ってるの?
とここまでは簡単に自分の149への気持ちを。ここからはじゃあ愛用してる149は?ってことで、今現在(2021/10)では7本手元にあります(笑)。なぜこうなったんでしょうか!好きで集めたからだろってことなんですが、手に入れた順が
1、90周年 Bニブ
2、18k efニブ
3、14k fニブ
4、14c Bニブ
5、カリグラフィーニブ
6、14c ef or fニブ
7、エルプフィルハーモニエ・ハンブルク限定版
とこれが手に入れた順番です。
それぞれ年代が違うので書き味もそれぞれで、中古での入手もあるので、以前の持ち主の方の書き味も残っているのもあるでしょうが、本当に面白いポイントですよね。ペン先の素材、製造時代でニブの柔らかさも違うので、それぞれの年代を集めてしまいました。
今後は?
もう、増えないんじゃないの?と思われると思いますが、ここまで歴史のある一品、次の狙いは2024年に出るであろう(いや、確実に出るよ)100周年記念軸。90周年の軸はローズゴールドでニブも特別なデザインになっており、実にかっこいい。100周年となればどんな特別軸が出るのか、今から本当に楽しみで、資金も蓄えておかないといけませんね。