史上最も過酷な「荊棘の道は何処へ」イベラン100位達成までの道のり
今回の記事は10/12~19に開催された「荊棘の道は何処へ」のイベラン100位達成のレポートです。
通常より1日短い開催期間ながら100位ボーダーが史上最高になったり、ストーリーの展開も衝撃的だったりと大きく注目を集めたイベントでした。
考えをまとめている間に一か月経ってしまったのですが、当時を振り返りつつ書いていきます。
概要
結果としては、私の最終ポイントは149,756,264ptで81位でした。
100位ボーダーが146,761,298ptで300万点くらい上回ったとはいえ、終盤の時速からすると2時間も余裕はなかったのであまり余裕はなかったです。
このポイントに達するまでの準備やイベント中の経過などを書いていこうと思います。
これまでのイベランについて
私のこれまでのイベランについては過去記事にもいくつかまとめています。瑞希、まふゆがバナーの時に走ったり走らなかったりな感じです。
昨年末〜今年初にあった「変わらぬあたたかさの隣で」では175位でした。年末年始は皆忙しいので緩めのボーダーでしたね。
私も「スキマ時間にやって1000位以内入れれば良いな~」くらいの気持ちでプレイしていたら200位に入っていた感じでした。
そんな感じでしたが、「いつかバナーイベで一回くらいは100位称号を取ってみたい」と思っていたので、年始イベ終わりから軽く準備はしていました。
事前準備①:石&ドリンク貯蓄
年初のイベントが終わってから無償石とドリンクを貯め始めて、無償石を約11~12万、ドリンク(大)を400個程度用意していました。
なお、用意していた分では全く足りずに公式ストアにお世話になりました。
具体的には6~7万くらいの石が足りませんでした。
まぁまぁ痛い出費でしたが、走っている途中は「もう後には退けない」と思って金銭感覚を失うので何も感じずに5万円セットを2つ購入しました。
事前準備②:編成
瑞希バナーの重要な回はイベランがキュート属性になる傾向のため、キュートの限定スキル持ちは優先的に確保していました。
具体的には去年のVSイベントのニゴリンとブルフェスの奏。
編成は以下の画像の通りで、マスターランクは全員5。
スキルはニゴリン150%、奏140%、瑞希130%、絵名100%、KAITO80%でスコアアップの実効値は240%でした。
編成としては十分過ぎるくらいだったかなと思います。特に140%以上のスキルがあると募集で時速の高い部屋に入りやすいのでそういう意味でも良かったです。
ただし、先頭が瑞希 (130%) でもイベラン自体はあまり問題なさそうに思いました。
ツイ募の時速の話
ざっくりの基準として、
・先頭110%↑の部屋だと時速108万くらい
・先頭130%↑の部屋だと時速115万くらい
という感じだったかなと思います。
この違いがどれくらいかというと、効率としては6%の差になります。
効率が6%負けている場合、15時間走った相手に追いつくために自分は16時間走らないといけない。
しかも、最終日はボーダー付近の全員が全力で走るので、走り始めに100万点くらいリードしていても10時間後には追いつかれることになります(時速180万として)。
そう考えるとめちゃくちゃ大きいですね。
そういうわけで、なるべく強めの編成基準の部屋に入った方がいいかなと思います。
私は何度か110%↑の部屋で妥協した時もありましたが、良くなかったですね。
イベラン時は募集タグの部屋が5秒も経たずに埋まったりして入室するのも大変なのですが、ここは頑張るべきポイントです。
何%がラインかはイベントによって違うと思いますが、今回であれば130%だったかなという印象です。
実際に重要なのは実効値(=[先頭]+[他4人合計x20%])なのですが、先頭が低いと後ろのスキルも育てていないでしょうから、だいたい先頭と実効値は比例します。
実効値でいうと210%以上で固めたのが良いのかなという感じです。
高すぎる場合、たとえば240%↑とかになると基準を満たしている人が少なくてなかなか部屋が立たなかったりします。
でも一度部屋が立てば時速速いし、しかもガチで走っている人が多いので入れ替え・解散が少なくて走り続けられるのがメリットですね。
一番すごいときは昼12時から夜12時までずっと同じ部屋だった時がありました。つまり私も12時間ノンストップでした。
走っている人はみんな狂っています。
100位のための作戦と実践
9月のイベント告知時点では100ランするつもりではなかったのですが、色々スケジュールがいい具合に調整できたので100ランに挑戦しました。
日程は土曜18時開始で、月曜が祝日で、翌週の土曜21時に終了とやや休日の割合が多め。
作戦としては、「最初の3連休で可能な限りポイントを稼ぎ、火〜水の仕事している期間を耐えて、残りはボーダーを見ながら守り切る」というプランでした(木金は仕事を休みにしました)。
データ振り返り
ラン中は下図のようなExcelシートでペース管理しながら走りました。
自分の点数、ボーダーの点数、差がどれくらいか、お互いの時速などを考えながらプレイ時間や休憩時間を決めていました。
データから察するに、みんな午前3~10時くらいは寝ている人も多いですが、あとはほぼずっと走っていたかなと思います。
覚悟が決まり過ぎた人しかいない……
常に自分とボーダーのポイント推移を管理しながら走っていたこともあって、100位以内からは一度も落ちることなくプラン通りに進めることができましたね。
1日単位でまとめると、下図のような感じでした。
事前の作戦通り、序盤3日で10炊きで可能な限り稼ぎ、その貯金で仕事の日(火~水)を耐えて、また頑張って走って、最終日は様子見つつキープという感じで進んでいたのがわかります。
走っている人の1日
休日はだいたい9~11時に起きて、朝ごはんを食べたら走り始めて、基本休憩なし、翌2~4時頃まで走ってシャワーを浴びて寝る……という感じでした。
15時間プレイして、6時間寝て、あと3時間だけ人間として生きられる時間がありました。
途中からは体力面が厳しく、寝る時間を増やして人間の時間を削っていました。プレイ時間は減らせないので……
去年のWLイベは1日19時間やったり最終日徹夜で回していたのでそれよりはマシですが、1日15時間が一週間続くのはまた違ったキツさがあります。
特に今回は体感でWLよりボーダーが厳しい印象で、プレイの精度もある程度必要だったのでそういう意味でも疲れましたね。
終盤は本当に頭がボーっとしてノーツがブレて見えていました。
「独りんぼエンヴィー」の難易度が体感28くらいでしたね。実際には自分が弱くなっているんですが……
朝以外の食事はインスタントや冷凍食品を曲の合間に一口ずつ食べたりしていました。
20分休憩したら50~60万点くらい捨てているわけで、食事休憩を取るのはかなり怖いんですよね。
きわめて常軌を逸した考えですが、常識に囚われていては戦いに勝てません。
イベント終盤にはだいぶ見通しも経ってきたので、夕食は30分くらいかけて摂るようにしましたが……
また、毎日長時間やっていると指の疲労と画面の皮脂汚れの相乗効果でスライドでミスが出まくる問題があります。
これはスマホ・タブレット対応の指サックを買って解決できました。
直接画面を叩かないぶん指の負担が減り、皮脂汚れもないのでスライドに困ることは全くなかったです。
普段のプレイでも細いスライドがとりやすくなるので最近は専ら指サックをつけてプレイしています。
ただ、指の側面の反応が悪くなるので咄嗟に端っこのノーツを手首捻って取ろうとした時にミスになるケースは増えます。一長一短ですね。
イベランではどうせ「独りんぼエンヴィー」しかやらないので指サックをつけた方が確実に良いと思います。
走るのにかかった金額など
ざっくり計算ですが、消費したライブボーナスは推定で22,000程度だったようです。
前述の通り無償石とドリンクでLB15000くらいを賄って、追加で有償石も7~8万ほど消費しました。
ガチャは絵名が出なくて有償200連で交換したので6万円分の出費。
合計で13~14万円の出費になりました。
称号一つのために使う金額としてはどう考えても高いと思いますが、私の「死ぬまでにやりたいことリスト」を一つ叶えると思えば……という気持ちで死んだ魚のような目になりつつ出費しました。
このお金もきっとゲームのアップデートだったりライブだったり、コンテンツの発展のために使われると思うので、コンテンツに寄付したと思うことにしています。
達成できた感想
とにかく死ぬほど大変だったイベランでしたが、やり切って非常に満足しました。
正直自分の限界を見ましたし、「これで無理だったらどうしよう」と思いながらやっていましたが、そのぶん達成感もありました。
いつか達成したい目標を達成するというのはなんだかんだいいものです。
WLとバナーイベの2つの100位称号が取れたので、自分のイベランとしてはこれで一旦は満足かなと思っていたのですが……
一方、今回で体力面の課題が浮き彫りになったと感じたので、一週間後からウォーキングやランニングを始めました。
もし次に走る機会があればさらなる高み(?)を目指す……かもしれません。
ストーリーの感想
もうとにかく「予想し得る最悪の結果」という感じでしたね。
なきそさんの作曲者コメントの通りに……
「ボクキミ」から3年越しの展開としては中途半端なことにはできないでしょうが、さすがの思い切った展開に制作陣の本気を見ました。
(好きな歌詞の部分、化粧と化生を掛けてるのがすごいワードセンスですね……)
作中の「瑞希が一番恐れているのは変化そのもの」という話は「ボクキミ」の時点でこの結論に至っているのですが、幼少期からの経験によるものでしょう。
性別を知られる前はカワイイと好意的に接してくれていた人がある日を境に豹変し、よくて困惑、悪ければ軽蔑してくる……といったことを何度も経験してきた。
結果として自分を知られること=悪い変化が起こるという信念ができてしまい、幼少期から苦しんできた上に今回のイベントが最後の一押しになって心が折れた状態かなと思います。
じゃあここからどうすんだ、という話ですが……
瑞希が「自分自身の人生を良くできる」と信じられるようになるしかないと思います。
たとえば、初期のストーリーで絶望していたまふゆに奏が歌を通じて希望を伝えたように、瑞希に対して絵名が絵を通じて希望を伝えるとか。
絵名の画家としての成長が試されることにもなりますし、瑞希が直接会うのを避けてもセカイに絵を置いて見せることもできるし、ストーリー的な収まりは良いかなと。
実際のストーリーがどう展開するかわかりませんが、ひとまずは次の絵名バナー(多分)を待ちたいと思います。
終わりに
というわけで、今回はこのあたりで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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また、去年のWLで100位取った時の記事も読んでみると今回と比較出来て面白いかも。
時間に余裕があれば読んでみて下さい。