京都芸術大学イラストレーションコースで初心者やっと納得の授業なり
夏期になった。
春期にはひとつ単位を取れなかった科目もあり厳しい未来に挫折しそうになった上に、6月から取りかかった夏期の科目も相変わらず課題の難問に発狂寸前の日々だった。
実際、パソコンに向かって「そりゃないだろ」とか「おいおいマジか」とかつぶやいたりで、このままだとスマホ見ながら電車の中でも口に出しそうな自分が怖い。(追いつかないので授業を電車でも見てる)ブツブツ独り言を言いながら歩く危ないおばさんみたいだ。
そして7月になってやっと!
「デジタル演習BI」が見れるようになったので早速開けてみた。
待ちにまったIllustratorの基礎である。そう、これを早く受けたかったのである。
そして課題は「名刺の制作」。なんと素晴らしいことに、動画でIllustratorを学びながら、課題の名刺制作ができる授業になっている。
講師が実際にIllustratorの機能を説明しながら名刺をデザインし、自分も一緒にやりながら倣うことができる。それが課題制作につながる。そう、これが理想の授業じゃないかっ!
最後の方の章で丁寧におさらいをしてくれるため、あれこの作業どこにあったっけ?と探す必要もなく、念押ししてくれる。
そして講師の「イラレ職人コロ」って方の説明口調が非常に聴きやすくてわかりやすい。
京都芸術大学にいる間、一緒に暮らしたいくらいだ。
わたしは声を大にして言いたい。これは1年次のあたま!春期にやるべき授業ですっ。
Clip Studio Paintもそうだが、Illustratorも基礎や応用も最初にやれば、少しは自信にもなる。クロッキーもそうである。
初心者には入り口を入りやすくしてくれないと出鼻をくじかれて、わたしみたいな妙齢の超素人はモチベだだ下がりになってしまうんですよ。
このIllustratorによる名刺制作は、どちらかっていうとグラフィックデザインの域だと思うけど、作りたいデザインが最初からきちんとイメージできて、それが具現化されていく作業が楽しくて、機能を覚える気にもなり勉強にもなった。
スキルアップには関係ないが、ペンネーム的なもので名刺を作ろうとして、最強の姓名判断を探すところから入ったため、名前を決めるのににエラい時間がかかったもんだ。(力を入れるところがズレている)
ちなみに自分は以前の職場ではポスタービジュアルや動画などの宣材を発注する立場だった。
ポスターだと被写体の撮影や、全体のイメージ作りからタイトルやコピーなど文字のデザインやレイアウトをあれこれ一緒に考えたりしていたことを思い出して、デザイナーにココをこうしてとか簡単に言ってたことが、実はこんなに面倒くさいことだったのかと今更ながらに痛感。。あの時はすみませんでした。はい。
でも仕上がった作品が街や電車で貼られたりしているのを見るのは爽快だった。
実際自分が手を動かすことでわかることがたくさんある。もっと早くIllustratorはやっておくべきだったなあ。。
グラフィックデザインではなくイラストレーションコースを選んだのは、新しいトライのためだけど、ちょっと気持ちが揺らいだのは事実、、もしかしたら自分はグラフィックデザインコースの方があっているのかもしれない。
そんなことを思いながら、次に「人物キャラクター基礎1 」にトライしたところ、なんと!これも素晴らしいではないか。人の顔の書き方や角度による違いを実演しながら具体的に教えてくれる。待ってたホイである。
わたしは声を大にして言いたい。これも1年次春期にやるべき授業ですっ。
これを先にやってから少女が後ろからくるりと振り返る「アニメーション」の課題をやるべきだったと気づき、なんだかカクカク動いてるように見えるけど、もう描けないと諦めていた「アニメーション」の課題を作り直すことにした。
履修科目とその内容を照らし合わせると、やっとわかったのは、1年次のTW「美術解剖学」「レイアウト.構図」「メインビジュアル」「キャリア論」より先に、WSの「色彩基礎」以外の科目を全て春に先にやるべきで、2年次もWSから先にやるべきなのかと。。
TWは1年次を4つ全てクリアしないと2年次のTWを受けられないという縛りがあるが、WSの数々の基礎をこなさないと、オリジナルの画像制作なんてできないから、ここは季節縛りも含め、順番を再考して欲しいもんである。
とにかく、夏期に入って俄然、やる気スイッチが入った気がする。こないだまで腐ってた自分はどこへやら。画力はすぐには上がらないだろうけど、講師の方々が言うように、隙間時間にもとにかく描き続けることが大事で、その方法の授業がやっと始まった感じだ。
ああしかしそれにしても暑い。暑すぎて脳みそがメルティな時には、描き方がわからない課題をかせられて悩むより、こういう描くことにひたすら集中できる作業が良い。
これは練習を重ねれば上手くなる可能性があるわけだから。
そうだ、自分、頭より先に手を動かし続けるんだ!