見出し画像

京都芸術大学 イラストレーションコース 卒業制作3に臨む

卒業制作は1から3まであり、さらにポートフォリオの制作がある。各々に一次提出、最終提出がある中で、卒業制作2の一次提出が終わった頃のこと。卒業制作1最終とポートフォリオ一次の評価が思いの外よくて、「高い志」なんて言われると、地べたに落ちてる志を慌てて拾い埃を払う。ただただ面映いばかりである。人は褒められて伸びる。その通り。ドン引きの連続から一転、やる気が出てきた。


そしてとうとう卒業制作3の「プレゼン動画」制作を考える時がやってきた。

なるべく触れたくなくてもこれをやらないと卒業できない。イラストレーションコースなのに何故動画を作らせる?編集ソフトとか使えないのに。。
自分は広告宣伝の仕事に携わっていたので、15秒や30秒PR動画の絵コンテやナレ原は作れるが、それを動画で完成させるのは制作会社の人たちである。上がってきたものに対して、あーだこーだと修正依頼はするが、自分の手で編集はできない。
仕事でもプレゼンを動画でしたことはないっていうのは、社会人としては失格なんだろうか?

しかもここでのプレゼン動画は3分。3分動画ってけっこう長いです、はい。 ヤバいなあ。。
いまから編集ソフトを覚えられるだろうか?
友人に相談すると、ダビンチリゾルブという編集ソフトが無料で使いやすいという。Adobe のプレミアプロは、もしAdobe を解約したら使えなくなるので、無料ソフトで覚えた方がいいみたい。

まずはさっそく絵コンテから作り始めた。卒業制作2が終わる前からやらないと、間に合う自信がない。概要が発表されてからでは遅い。

この時点でわたしは、「動画」=業界的PVのようなものを想像していた。アバンから入ってタイトルコール、作品の紹介はどこから始めれば効果的か?音源は?みたいな構想を練っていた。

だが、11月末に開示された卒業制作3の概要を見て初めて、へ?スライドレベルでいいの?となった。ちなみに自分はGoogleスライドって何?の脳みそレベルである。かえってわからんよ。。。
むしろ映像に対するこだわりがありすぎてちゃんと作んなきゃ、、、と思っていたが、そんなんいらんわってこと?

よくよく調べると
「プレゼンスライドの作成」→「プレゼンの画面収録」→「動画編集」の手順で制作を行うという。そのため、最初から動画として制作するのではなく、まず初めにプレゼンスライドを作成し、それを画面に映しながらプレゼンの収録を行うらしい。

プレゼンの画面収録って何だろ?

拍子抜けと共に疑問も残る。
Googleスライドはもちろん、Googleフォームから提出ってなに?
Googleフォームて何やねん!
しかしその説明はなく、12月半ばにまた追加で開示されるという。一度に説明してお願い。

まあそれでも編集ソフトを使うことには変わりんだろうけど、とにかくスライドだけの提出もあるみたいだからそのスライドを作らないと始まらないみたい。これはとにかく16:9の PDFを何枚か作るんならGoogleスライドだろうがパワポだろうがなんでもいいみたい。

その後、それを動画にするのはZoomでできるらしいんだけどさっぱりわかんなかった。ナレーションはどうやって録音し、スライドごとに尺調して入れるんだろ?
MACだとQuickTimeでもできるらしい。QuickTimeでどうやってスライドをめくりながらナレーションを録音できるんだろ?
今気に入ってるCANVAってソフトでもできそうであるが、難しそうだ。(自分には)
とにかくナレーションとスライドの尺を合わせるのをこんなZoomやQuickTimeでできるんだろうか?

動画収録にあれこれ悩む前にせっせとスライドを作ることにした。意外とデザイン(色や書体やレイアウト)にこだわるタチなので、結構時間がかかった。

一次はテンプレートに貼り付けるだけで、実際に動画にするのは最終提出のようだからそれまでにいろいろ試してみよう。今年もまた冬休みは課題に追われて終わりそうだと思うとちょっと憂鬱になった。


結局、画面収録がよくわかんないまま、友人に相談した結果、スライドを動画にするのにはMACのiMovieを使うことにした。どうしてもスライドとスライドの間をクロスディゾルブしたかったのと、iMovieの扱いが意外と簡単そうだったから。スライドを1枚ずつpngにして取り込むだけで1枚ごとの尺調も簡単にできた。
ナレーションはなんと、iMovieの編集画面でアフレコが可能になってて、その場でMACに向かって話すだけでOK 。1枚にかかるナレーションの秒数にあらかじめスライドの長さを調整しておき、原稿を読むだけ。後から尺調もでき、1枚ずつナレーションを切ることもできるので楽に編集できて、いつの間にか出来上がっていた。
なんだ、簡単じゃん。iMovieは感覚で操作できる素晴らしいソフトだ、とずっと持っていたねに今ごろ褒める。

そして最後の仕上げはポートフォリオの完成だ。道のりはまだ続くがゴールが見えてきた。

もし無事卒業できたら(卒業できなくても止めるけど)、3月いっぱいまで見れる講義動画をもう一回復習しよう。
スクーリングとかも受けられるといいな。
今までそんなヒマもなかったので、残り少ない学生の時間を大切に使おう!と、割と真面目に考えている。。

いいなと思ったら応援しよう!