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キントキ、家に帰ろう 【第二章:家に帰ろう】

#猫 #猫好き #猫のいる風景 #猫の想い出 #闘病日記

■4月12日 糖尿病で脚がダメに

飼い主とペットという関係より、相棒だった。
生後4ヶ月の仔猫の時、この家に引っ越したその日から一緒に暮らしてきた相棒だ。病院でよく飼い主のことを「お母さん」と呼ぶけど、母じゃない、相棒なんですよ、と言いたくなる。

キントキ 雄(去勢済み)14歳。
ロシアンブルー特有のブルーグレーのビロードのような毛並みと小さくて高貴な顔。吸い込まれそうなエメラルドグリーンの大きな目。その利巧そうな目で、いつもまっすぐにわたしを見る。大人しくて優雅で、人見知りで気まぐれで怠惰な相棒。

その相棒が、いきなり糖尿病と診断された。一時は命が危ないケトアシドーシス状態に。そのせいで肝臓は相変わらず肝リピドーシスは続いている。

わたしって、実はこんなに泣けるんだっていうくらい泣いた。泣いて泣いて、しっかりしなくちゃと思い直した。

そして、やっと命を繋いで退院し、いよいよ家での闘病生活が始まった。一日目からいきなり、半端じゃない覚悟がいるんだって実感。

朝、8時がインシュリンの時間。リマインダーの音が鳴る。この一週間、睡眠不足の休日にも早起きしなければならない。
きしむ身体で頭痛を押さえながらトイレを見たら!!またトイレの外の砂よけマットにオシッコしていて床も濡れている。。。
そこに溜まった尿ですぐ検査、糖は高いが、ケトンはマイナス。
インシュリン注射実行。

ドライとツナ缶を正確に測ってご飯をあげるとツナ缶から食いつく。食欲が大事とはいえ、この缶詰も、糖尿病用のmdに替えたほうがいいかもしれない。食べてくれるかな。

病院には売ってなかったので、ネットで探そうと思いながら、トイレに尿を捨て、バスルームで砂よけマットを洗う。マットをトイレと思ってクセになるといけないから、外しておいたほうがいいかも…、そう思ったすぐ後に、ご飯を食べてお水をたくさん飲んだキントキがまたトイレの外にオシッコを…

新しい猫砂が紙質なので、足が弱ったキントキには踏ん張れないのかもしれないな。。替えた直後はこんなことなかったから、この砂が嫌なわけではないと思うんだけど。。黙って砂を全部捨ててトイレごとまたバスルームで洗った。

この時点でもう朝からクタクタで、こんなこと、会社が始まって毎日できるんだろうか…? 朝のデータを記録に残し、床を拭きながら不安で不安で涙が滲む。

一週間前、今まで生きてきてこんなに泣いた事はないってくらい泣いたら涙腺がおかしくなったみたい。引き攣ったままもどらない、身体も、心も。

疲れ果てて、歩くだけで頭痛が酷くなって、午後から寝込んでしまった。キントキも寝込んでいる。
おいおい、ふたりでこんなことでどうするんだ?

夕方、病院に電話したら、院長はもういなくて、若い先生に足のことなど相談した。糖尿病で高血糖が続くと後ろ脚に神経症状が出て、かかとをつけて歩く、筋力が弱るなどの症状でうまく歩けなくなることがあるらしい。
そのせいで、トイレがちゃんと出来ない、今後が不安だと言うと、トイレの前にペットシーツを敷いたらと言われて、今までそんなことにも気づかなかった自分に唖然。(段取り君のようだったわたしの脳が全く機能していない…)

高血糖が少しずつ下がってきたら、脚の症状も緩和する場合がある、と微妙な言い方だったけど、家では低血糖を避けるために、血糖値を高めコントロールにしていると、治らないままなんじゃないか??

夜は8時30分にインシュリンを注射した。
ヨロヨロというより、ヨボヨボ歩いているキントキは一気に老けて、おじいさんになったみたい。たいてい長く歩けずに、その場にうずくまるか、ご飯の前にうずくまっている。身体を拭いて、ベッドまで連れていく、、動物介護状態だ。

また涙がこみあげてくる。

■4月13日 ネガティブな日曜日

今日はご飯をほとんど食べなかった。元気もない。
オシッコは相変わらずトイレの手前の砂よけマットにこぼしていて、おかげで尿検査しやすいのだけど、と落ち込みながら黙々とバスルームで洗う。

ふと見ると、キントキがトイレの砂の上にうずくまっている。おいおい、そこはベッドじゃないよ。

歩く姿もヨレてるし、14歳といえば、確かに老猫だけど、入院前の元気な姿とこんなに変わるものだろうか?
朝、頼んでおいたクッションが届いたので、その上にそっと載せた。ぐったり寝ているけど、いつもご飯を食べたら寝ていたので、そういうことなのか、具合が悪くて寝ているのか、さっぱりわからない。

不安になって病院に電話した。
肝臓が悪いと、どうしてもダルかったりする。ただ、あまり食べないのが続くと糖代謝できずにまた脂肪を代謝し出して、ケトンが出てくるので、ペースト状のご飯を上顎につけるようにして口に入れるようにとのこと。

うちにはペースト状のご飯なんかなくて、急いで買いに行った。糖尿病にはなるべく高タンパク低炭水化物がいいと聞いていたから、お店の人にそうお願いしたら、Ziwipeak猫用クィジーン ベニソン&フィッシュを勧めてくれた。聞いたことないけど、食べなくなった猫の喰いつきがいいらしい。もうひとつ、念のためにロイヤルカナンの仔猫用離乳食のムースを買った。
だけど、最初に開けたベニソン&フィッシュも無理矢理口に入れてもほとんど食べなかった。

明日から、会社に行っている間、大丈夫だろうか?
やっぱり病院にいたほうがいいんじゃないか?

それに、わたしが万が一、また腰痛で倒れたら、どうしよう。
帰りに交通事故にあったら?大地震が起こったら??考えれば考えるほどネガティブスパイラルにはまっていく。

インシュリン注射を2日間、行わなかったらケトン体がまた出だして危篤な状態に陥る。地震が起きても何としてでも帰らなくちゃならない。

そのためにはわたし自身に体力がなくちゃならない。筋力トレーニングもさぼってはならない。
…まったく自信がない。

そんなネガティブな想像で一日を過ごした。

夜、ウンチをトイレの前、廊下、自分のベッド、わたしのベッド…とまるで、道しるべのように、コロコロしたウンチが、、(コロコロしたやつでよかった)だけどご飯を食べないのにウンチ?

とにかく、明日は無理矢理たべさせなきゃ、、

そしてそれから一週間も経たないうちにキントキは再入院することになった。

糖尿病って、ホントに怖い。猫の糖尿病に関しては、いろんな記述や体験者のブログがある。読んで励みになるものもあるが、大抵は落ち込む。

それほど、猫の糖尿病のコントロールは難しい。中でも治療にかかる費用について書かれたものも多くて、そのために諦めるという選択肢をとる人もいる。糖尿病は治らないからその後一生、毎日のインシュリン投与と定期的な検査が必要になるからその費用だけでも大変だ。仕方ないのか?事情は人それぞれだ。

じっさい、救急病院で一晩入院治療にかかった費用は9万弱、正直、会計のとき、涙が一瞬止まった。でも、それでも命を救ってくれて有難かった。

■4月21日 怒りは生きるパワー?

キントキは怒っていた。

なんで自分がこんな狭い透明な箱に何日も入れられるのか、毛を剃られて点滴の管を、しかもオシッコが出る大事なところにまで管を入れられ、人がバタバタ通るところに置かれてるのか、さっぱりわからない。
でも身体がダルくて力が入らないから、今イチ抵抗できない。

ときどき外に出されるけど、今度は脚に針を刺されて血を抜かれる。刺されすぎて血管が腫れてるし。。痛いっつの。

夜は寝てる間にカテーテルから出たオシッコの上に、いつのまにか尻が載ってる。朝、臭くて目が覚める。綺麗好きの貴公子だったのがこのザマだ。

もうイヤだ。もう限界。
こんな中でご飯食べろってほうが無理。

ときどき来る相棒は、撫でてはくれるけど連れて帰ってはくれない。変なアルミパウチから水素水とかいうのを、スポイトで無理やり口に入れてくる。
なんのご褒美なんだよ?

帰りたい。
家に帰りたい。
自分のベッドで寝たい。

いつまでここにいるんだよ?
だんだん腹がたってきた。
おい、尻に触るなっ

なに?
食べないと帰れない?
おう、食べたるわい、無理やり食べたるわ。見とるか?今から食べるぞ?
見とらんのかーいっ

遠くで相棒の声が聞こえる。
ときどき俺の身体に触ったり針を刺したりする奴と話してる。
ゴールデンウィークがどうとか点滴だけならとか、、とにかく臭いとか。。
助け出そうとしてくれてる?

なに?肝機能と血糖値次第で、一時的にでも連れて帰れる?
おう…そうかい。そうなのかい。。

■4月22日 希望

昨日朝も計測可能な686を振り切ってた血糖値が下がり始めた!
今朝は356、夜の最終値が331
今までが高すぎたので、これでもホッとする。
ひとヤマ超えたのか???

何を思ったのか、ご飯も食べ出した。
1回にドライを8〜10g 缶詰めも60〜100g…
しかもあの狭い病室?の中で自力で立ち上がったりするらしい。
体重が4.38kgに減ったというのに。
立つんだジョー的な感動が…

肝臓の数値も、今日の朝⇒夜で、GPT536⇒452  GOT423 ⇒300
減ったのは点滴を昼10cc→12cc/1h 夜8cc→10cc/1hに増やしたおかげか??
その中には肝臓の薬が1.5cc入っている。肝機能がきちんと回復しないことには不安は消えない…

ただ、ほんとうに、自力で食事をし出したことが救いだ。
自力の食事は糖代謝を促す。糖代謝できれば脂肪代謝せずに済み、肝臓に脂肪が溜まって肝リピドーシスが悪化するのを防ぐ。

実際、相棒の肝臓は真っ白に映っていたんだそうだ。脂肪がぴっちり付着しているということ。脂肪肝。
人間でも危ない脂肪肝。こないだの人間ドックでわたしの画像を見た医師が「パーフェクトです!脂肪肝患者にお手本サンプルとして見せたいわっ」ていうくらい、わたしの内臓脂肪はないらしい。
ちょっとくらい相棒の脂肪肝をもらってあげてもいいよ。。

目標は今週末に一時的にでも退院すること。
一度綺麗さっぱりと洗って家に連れて帰り、GWの間は通院治療にする。家でも注射で点滴をし、通院して点滴し、家のフワフワのベッド(わたしの羽毛枕を愛用)で眠る。

相棒の怒った顔を見てると、病院にいるストレスも限界にきてるとみた。
だいいちキントキ、臭いよっ。
カウチの貴婦人(メスの場合ね)と異名をとるロシアンブルーの気品とプライドにかけても、こんな姿でいていいのか?え?

シャンプータオルで身体を拭きながら、わたしはまた囁く。
「うまくすると家に帰れるぜ、相棒」

■4月23日 安定しない血糖値

昨日下がって喜んだ血糖値がもう今朝686以上という計測不能数値に。
インシュリン8目盛り2単位でいいじゃんじゃないかと思ったのも束の間で、今日は10目盛りにする。
やっぱり安定しない。

最低値が267、19時の最終値は302。
数値にいちいち一喜一憂しても仕方ないと思いつつ、やはりガックリくる。ALPという胆管の数値も昨日に比べて286⇒224と下がったものの、高いことに変わりはない。

点滴で若干胸水が増えたと聞き、不安。。。

■4月24日 急降下

朝の血液検査でヘマトクリットが16に!
これはいかん!ということで、即輸血した。

ちなみに猫の血液型は90%がA型なんだそうだ。しかも輸血製剤というのはないため、病院では輸血用の猫を飼っている。何頭かいるらしいが、同じ猫から毎日採血することはできない。

しかも朝9時に386から始まった血糖値が、15時には41に!下がり過ぎだ…低血糖の恐れが…。ということで強制給餌した。

そして19時の最終検査でなんと肝機能のGOTが899に!ただこれは、胸水を抜いた&輸血の影響があるためとのこと。血糖値は109まであがったが低いため夜のインシュリン注射を中止した。

とにかく安定しない。

なんだかジェットコースターに乗ってるみたいだ。血糖値が安定するまでに数ヶ月かかると言われているし、肝機能だって時間がかかるとわかっているけど、いちいち数値に一喜一憂していては疲れて仕方ない。

しかも、キントキは心筋症を併発していた。

採血のために剃られた脚の皮膚が赤くシワになっていて痛々しい。
もう嫌だろうな。ごめんね。

■4月25日 家に帰ろう

朝の血糖値がまた>686計測可能な上限を振り切ったため、インシュリンの量が定まらない。院長と話して、今日退院できるかどうかは夕方の血液検査の結果で決めようということになった。

今日はインシュリンを9目盛りにしてみる。10では下がり過ぎ、8では時々上がり過ぎた。ただ、食事をしてる時間が夜中でわからないので、その数値はほんとうに微妙で判断が難しい。

頼むよ、相棒。
お前ももう限界だろう?

救急病院に行ったあの日からもう3週間になる。
一日も早く、身体を綺麗にしてから家のベッドで眠りたいだろ?

そして夕方、食欲があること、肝機能の数字が今日朝⇒夕でGPT402⇒416 GOT255⇒266と昨日に比べたら下がっていること、入院のストレスはもう限界だろうこと、、ということでめでたく(というほどめでたくないが)退院、とにかく今日は連れて帰ろう、ということになった。

実はわたしは内心、入院のストレスが肝機能や血糖値に影響してるんじゃないかと考えていた。一度連れて帰って、様子を見たい、毎日病院に通えば問題ないだろう。

わたしが病院に駆けつけたときには、キントキはすでに病院で綺麗にされていた。ああ、これで毛並みも綺麗になったね。嫌な匂いも消えたかな?

さあ、家に帰ろう!

明日からGW中は毎日通院治療することになる。
9時に尿検査、ご飯、インシュリン注射8目盛り
10時に病院⇒点滴開始
18時に病院からピックアップ
21時に尿検査、ご飯、インシュリン注射8目盛り

この間になんとか血糖値、肝機能、腎機能の数値を安定させ、心臓のために血管拡張剤で調整し、胸水が溜まらないように、脱水にならないように、気をつけながら様子を見る。

GW明けても家でインシュリン、心臓の薬、肝臓の薬、場合によっては点滴注射で乗り切って行ければいい。

頑張ろう!きっとうまくいく。

お帰り相棒。
とにかく今夜はゆっくりお休み。。

■4月26日 GW通院治療生活の始まり

ゴールデンウィークに突入し、いよいよ今日から通院治療生活が始まる。目標はGW中に、点滴をしなくてもいい状態に持っていくこと。

やっぱり相棒は家に戻るとホッとしたのか、自分のベッドや窓辺のクッションで身体を丸くして寛いでいる。

だけど、朝9時半にインシュリンを注射し、いざ病院に出かけるためにカーゴを出しただけで逃げ出そうとした。脚が弱っているのでうまく歩けずにヨタヨタ…と逃げていく。

いつもはカーゴに無理やり押し込むのに、廊下を必死で逃げようとする後ろ姿を見ると、なんだかかわいそうで、、、涙。

抱き上げて必ず戻ってくるよ、迎えにいくからと言い聞かせ、なんとか病院に連れて行った。。初日からこれでは先が思いやられるぜ。。

夕方に迎えに行ったとき、8時間の点滴を済ませた相棒は自分からさっさとカーゴに入ってしまって唖然、、そうか、そんなに帰りたかったのか。。

血糖値はインシュリン8目盛り2単位で、7時間後に最低値の77
肝機能もGPT327 GOT221と少し下がって、ビリルビンは正常範囲内の0.6に!

よしよし、いいぞ。
食は相変わらず細くて体重が4.3kgに減ってしまった。。
糖尿病食でなく今までの食事でいいからまずは食べることだ。

がんばれ相棒!
家で丸くなって眠る姿が愛おしい。

■4月27日 もう通院さえ嫌がる日々

夜9時半にインシュリンを打った場合、約6時間後に血糖値が最低値になる。
まだまだインシュリンの量が安定しないので、明け方3時、4時に起きて、低血糖の症状が出てないかチェックすることにする。

オシッコをしてるとすぐ検査紙で調べる。
相棒は夜中にこっそりご飯を食べるクセがついてて、ソファの上で起きていた。
目つきや、身体の力が抜けてないか、確認する。大丈夫だ。

今日はまた少し肝機能の数値が下がっててうれしい。点滴用のプラスチック針を前脚に入れたままにしてテープで留めてるせいで歩きにくいらしく、しきりに前脚を振る。

家ではなるべく歩いて脚の筋力を取り戻さなければならないのに。
早く点滴しなくてもいいようにならないかな、なるのかな、、
とにかく地道に少しずつ少しずつ、焦らずに焦らずに。

朝は相変わらずカーゴに入るのを嫌がるので、仕方なく友人に抱いてもらい、車に乗って病院へ。
ダマされたと思ってるみたい。

■4月28日 肝機能が下がってきた!

肝機能の数値が昨日に比べてGPT299⇒246 GOT204⇒135と下がってきている。ビリルビンは0.7と正常範囲内、いい感じだ。

いろんな成果だろうけれど、点滴を24時間から8時間にしてこの結果ということは、やっぱり、毎日家に帰って一晩、寛いだ時間を過ごすことが、一番の薬なんじゃないだろうか?

病院に行く時間になると、カーゴを見てなんとか逃れようとする。また連れて行かれるのかという恐怖⇒抵抗⇒諦め⇒失望が態度でわかる。

でも、必ず迎えが来ると覚えることで、入院中のような終わりのない失望感が消えるんじゃないだろうか?
猫の血糖値はフーっと怒っただけでも簡単に上がるんだそうだ。だからなるべく穏やかにストレスなく過ごさせてあげたい。

人間だって同じだもんな、とふと思う。会社のストレスは家で癒さなきゃ、続かないよな。

相棒は家ではすっかりリラックスしている。

こんな時間が少しでも長くなりますように。。

■4月30日 点滴は命綱

点滴をするための血管がなかなかとれなくなってきた。点滴の針はプラスチックで出来ていて、一度入れたらずっと入れっ放しでテープで固定し、そこに管を接続したり外したりして使う。
血管を取りやすい場所は決まっていて、救急病院で、そして今の病院で、すでに3ヶ所使っていて、一度使った場所はもう使えない。
残った点滴の血管は命綱だ。

前脚の下の方は、歩きにくいのでどうしても嫌がってストレスになる。そのため、今日は後脚の血管を使うことに。だけど、後脚を触られただけで、フーフー怒っていた。

わたしも血管が細いから採血や点滴のとき、看護師さんがエラく苦労する。人間ドックで4人も交代して失敗され、怒って帰ったことがある。。
キントキは怒っても、帰ることができない。
怒るだけなら怒り損だよな、わかるぞ相棒、その気持ち。
院長が歩きやすいように工夫してテープで留める。

肝臓の数値がこの4日間でGPT299⇒246⇒242⇒237 ただGOT204⇒135⇒140⇒181と下げ止まりの感が。。。

もし、点滴をしなくても肝臓の数値が変わらないのなら、家で肝臓の粉薬(点滴よりは効かない)にして様子を見るということも、選択肢としてある。

院長と話し合って、GW中に推移を見るために、明日までは毎日点滴をして数値を測り、よければ金曜日は、点滴をしないで様子を見ることにした。そうしないと、GW明けの対応が決まらない。

でも、肝機能がまだ正常値(GPT12-130 GOT0-48)でないのに、いいんだろうか?

医者の友人が言うには、肝機能の値は、下げ止まりになっているが、その原因の一つに本来の炎症がまだくすぶっているかどうかの判断になる、とのこと。

炎症反応がまだ存在しているのなら、何処に炎症が残っているかを判断し、そこを同時に治療しなければ…キントキの炎症に対する自然治癒力だけでは、時間が尽きる。もし、炎症反応が無いならキントキの経過はあまり心配しなくてよい。

食事も取れてきたし、ゆっくり改善していくので、点滴も減量していく今日の院長との方針で良いと思う。

炎症反応のチェックを!白血球WBCの値は?
なんと、WBCが9900!(5000〜12000が正常値)なんですよ!

よし!

さらに、療養食のドライフードをなかなか食べずにツナ缶だけ食べるので、夜はドライだけを置いてみたら、なんと、初めて何粒もカリカリモグモグと食べだした!

少しずつ、少しずつ、前に進みつつあるぞ。

■5月1日 ケトンの影に怯える

すっかり忘れていたケトン体の存在。マイナスが当たり前になってきていた。

今朝、トイレのふちに滴があるのを見て、おや?オシッコしたのかな?と何気に尿検査紙で調べたら、あ”ーーーーーーーーっ!色が変わってないか?

まさか、ケトンが±?プラスマイナス??まさか!!

ケトンがプラスになったら、とにかく病院に連れていかなければならない。。なぜ!?
あっ!…わたしは昨夜の自分の失態を思い出した。
昨夜、インシュリン注射の最中に、相棒が急に動いて起き上がろうとしたため、驚いたわたしは中で肺とかに刺さってはいけないと、思わず針を引いてしまったのだ。インシュリンを挿入し終わるのとほぼ同時の出来事だった。
全部入ったのか??思わずわたしは相棒の背中の毛をかき分けた。消毒用アルコールで毛が濡れているのだが、さらにちょっと濡れている気がした…。微妙でわからん。。
まさか、インシュリンが針を引いたときにまだ余っていた??

わからん!もうわからなーい!
わたしは昨夜すぐ院長にメールで問い合わせた。さらに打つと低血糖になるリスクがあるのでそのままでいいとのことだったので、ホッとしていたのだった。

そのせいなのか?
インシュリンが足りずに高血糖でケトンが±に現れるのか?
そんなに急に?今までずっと高血糖が続いていたときだってマイナスだったのに?

見間違ったのかもしれないと思いながら、とにかくいつも通り点滴のために病院へ。インシュリンが少なかったとしてもすぐにケトンが出るわけではない、2日くらいインシュリンを打たないと危ないが、少なくとも半分の1単位は入っているのだから、、、そう言われたけど、もし病院での検査でもケトンが出たら、また入院だと言われた。

そして…やはりケトンはあった。±からプラスに!すぐに即効性インシュリンが点滴に入れられた。

え”ーーーーーー涙、涙、涙
せっかくいい感じだったのに。。

ケトンが出やすい猫もいるという。個体差があると。
インシュリン治療中、高血糖状態でご飯を欲しがる猫もいれば食欲がなくなる猫もいる。

人間だって個体差があるんだから当然セオリー通りにはいかないんだろうけど、ケトンの再度出現にはいやほんとに、正直参った。インシュリンの作用が少ないと、糖消費が少なくなるから、脂肪代謝になってケトンが出るらしい。

血糖値が13時47分時点で369は高いから、昨夜のインシュリンが効いていなかったのかもしれないという疑念は拭えない。
でもそれですぐケトンが出るのか?????ケトンが尿中にででくるまで、タイムラグがある。

昨夜から朝にかけて血糖が高かったとしか考えられないよ。
やはりわたしのせいなのか…。

ああ、、
また入院となったら、必ず連れて帰るからと相棒に約束してるのに、それを裏切ることになる。
もう信用してもらえなくなるかも。

すまない相棒。。

わたしはがっくりと肩を落としてマッサージに行った。今日は相棒の点滴中にマッサージを予約していたのだった。もう1ヶ月近く、身体が悲鳴をあげて引き攣っていた。あちこち攣る。

交感神経優位どころか、交感神経しかないんじゃないかってくらい。
副交感神経を探さなければ、、おーい、どこですか?副交感神経。
けっきょく副交感神経が見つからないまま病院に戻ったわたしに、、なんと朗報がっ!

「ケトンが夕方にはとりあえず消えました。」

Bun46
クレアチン3.4
ビリルビン1.1
GPT247
GOT161

「この数値なら、今日は連れて帰って構いませんが、尿の検査に気をつけてください。少しでもケトンがまた±になったら、明日連れてきてください。」

おおっ!よかった。。
相棒、ほらちゃんと連れて帰るぞ。
相棒は礼も言わずに家につくなりさっさとベッドに入って寝てしまった。
フテ寝か?おい?フテ寝か?

相棒は、いつも食べたら寝てるし、そもそも起きてる時間が少ないし、そんなにはっちゃけたりしないので、具合が悪いのか、眠いだけなのかさっぱりわからない。

とにかくヒヤヒヤの一日だった。
インシュリン注射が安定していない時期には、ケトンも安定していないと肝に銘じつつ、ケトン撲滅キャンペーン実施中につき。

■5月2日 低血糖の緊急事態

インシュリン注射は低血糖を起こす危険性をいつも持っている。
1日2回、12時間ごとの注射をしてから徐々に血糖値が下がり、約6時間後が一番低くなる。その時、インシュリンが効きすぎたり、量が多すぎたりすると低血糖症状が出て危険になる。

糖尿病の治療中の猫は1度は低血糖を経験するという。初期症状では、食欲がなくなり、目が見えてないか?と思うなどから、歩いてもフラフラする、もくしは歩けない、脱力する、すぐ寝てしまいなかなか起きない…そして重度の低血糖になると、全身の痙攣や昏睡状態になり、命にかかわる。

昨夜、家に帰った相棒は、あまりうれしそうでもなく、すぐにベッドに入って寝てしまった。病院で眠れなかったのか?しばらく寝かせてやろう。

そう思ってしばらくして、なんだかあまり起きないのと呼吸が少し速くなっているのが気になってきた。心筋症もあるので、若干は速くなるが、こうだったかな?

起こして食事のところに連れていったが、ちっとも食べない。その場に寝そべっている。なんだか力がないみたい。

大丈夫か? 心配でお風呂にも入れないじゃないか…。

目を離したスキにオシッコをしていて、すぐに検査したらなんとケトンが±、なんと糖がマイナス!(糖がマイナスでケトンが出るのか??)

ビックリしてわたしがオシッコしそうになった。
間違いなく、糖がマイナスということは低血糖だ。。

昨夜21時にインシュリンをいつも通り8目盛り2単位打つように言われていたので、その6時間後が一番血糖値が低くなる。わたしは急いで低血糖症状の場合の処置用にもらっていたシロップを、注射ポンプで何度か飲ませた。

夜中の3時。
だめだ、回復しないし、グッタリしている。目は開けているけど、横になったまま、脱力している。シロップが口の横から少し流れてきた。

救急病院に電話すると、最初に診てくれた先生が出てくれた。
「おそらく低血糖ですね。すぐに連れてきてください。痙攣が始まったら大変なことになります」

落ちついて、落ちついて、と自分に言い聞かせ、相棒の名前を呼びながら、救急病院に向かった。

結果は、血糖値20。
すぐにブドウ糖が注射された。今付いている点滴用の差し込み口が、もう血管がつぶれていて使えないので変えていいですか?と聞かれた。

どんどん命綱の血管がダメになる。
2回にわけてブドウ糖が注射され、相棒は目がしっかりしてきた。

血糖値53
きちんとフセの状態ができるようになった。

ホッとしたけど、こんなことで死にかけたり、回復したりする糖尿病が本当に怖くなった。

今までの3週間の治療の経緯を記録したメモを見せて状態を先生に説明したら「よくもってるほうですよ」と驚いていたけど、「よくもってる」という言葉が心に刺さった。

朝になってすぐ病院に連れていった時の血糖値が72。だがその6時間後の血糖値はなんと616に、7時間後に636のピークに。

途中でご飯を70g食べたというが、こんなに急に上がるのはなかなかないと院長が言った。個体差はあれど、やはり他の猫とは違う。

昨日ケトンが出たために行った病院での即効性インシュリンは普通、1〜2時間で効果は消える。その後は残っていないので、夜の定時のインシュリンはいつも通りでいいはず。
8目盛りのインシュリンを打ってはいけなかったのではないか?とのわたしの問いに、院長は答えた。

通常のセオリーが効かない。
普通じゃないので扱いが難しい、、

…一瞬わたしのことを言われたのかと思った。飼い主に似るというには本当だったのか。わたしが病院で医者からよく言われるセリフだ。当たり前の治療が効かなかったりする。

要するに見かけより繊細なんですよ、、丁寧に扱うのにコツがいるんです。

今日の病院での即効性インシュリンは昨日より濃度を4分の1にし、そして19時時点での血糖値587を確認して、今夜は20時にやはり8目盛り2単位のインシュリン注射をすることになった。
ケトンはずっと±のままだが、連れて帰っていいということに。

肝機能も昨日に比べ、GPTが247⇒335GOT 161⇒279に上がってしまったので、結局明日も通院することになるだろう。

GW中に安定させることがますます難しくなってきた。
インシュリンの注射にも自信がない。

眠気と闘いながら、挫けそうな心と軋む身体で、トボトボと帰った。

■5月3日 明日が見えない

体重がとうとう4.06kgになった。昨日4.32kgだったのに。

院長は85cc胸水を抜いたせいもあると言ったけど、じゃあ175g減った計算になる。4%は割合的には多すぎる。

抱いたらすごく軽い。
グッと肩を掴む手の力が弱々しい。

今日、病院ではケトンの有無を調べなかった。点滴中にオシッコをしなかったせいもあるが、「ケトンの±はヨシとする」という院長の言葉がなんとなくもう仕方ないことのように聞こえた。

とにかく肝機能のために食欲に注意しよう、と。攻めの治療は終わったのかもしれない。

後ろ脚に固定した点滴の針がイヤなのだろう、触られるだけでヴーヴー唸る。テーピングの先の脚先が腫れていたので、院長がテープを緩めるよう巻き直してくれたのだが、血糖値があがるんじゃないかってくらい怒っていた。

朝9時半にインシュリン8目盛り2単位を打った結果
14時50分に170、19時10分に229

もう二度と低血糖は起こしたくない、院長と、うーん、8目盛りで大丈夫だろうかと話して、今夜はインシュリンをいつもの8目盛りから6目盛りに減らすことにした。

この先どうなるんだろう?
明日が見えない。。。
どう対処していいかわからない。

昨夜からネガティブのるつぼにハマっていた。
でも「病気の猫の前では悲しい顔をしてはいけない」という教えどおり、とにかく元気に声をかけた。
とっちらかった家の中を掃除し、たまった洗濯物を洗濯機に次々と入れ、きちんと片付けよう。

わたしがちゃんとしないと、相棒は気づく。
わたしに似てるとしたら、勘がするどいだろう、きっと。
刑事になれるくらいに。

最初の異変で救急病院に行ってからもう1ヶ月経った。
よく頑張ってる。

その先にある未来を信じたい。
そのために明日を迎えたい。

■5月4日 五月晴れのお休み

朝早くしたオシッコでケトンがマイナスになっていた。ホッとするも、糖が2+か3+という微妙な色に…。普通だったらこれでコントロールするいい案配なんだけど、

血糖値がまだ不安定なので、インシュリンの量に迷ってすぐ院長に電話した。低血糖を怖がるわたしに、院長は6⇒5目盛りにしましょうと言った。

今日は病院に行かず、家で過ごすことになった。食欲があるというにはまだまだだけど、少しずつは食べているし、具合が悪そうでもない。

相棒はいつもの時間にカーゴに入れられるんじゃないかと警戒していたけど、安心したのか、ベッドに戻っていった。

五月晴れの空。

数値を気にしない、管につながれることもない、自由な風が気持ちよかった。

今までのご飯をなかなか食べないので、ネットであれこれ注文した。最初は食いつくように見えて、気がつくとあまり食べていないことが多い。糖尿病の食事療法以前の問題で、とにかく食べてもらわないと肝機能が下がる。

相棒が寝たのを確かめて少し外に出かけたのは、自分自身が慣れるためだ。

あと3日で会社が始まる。なるだけ病院ではなく、家で過ごさせてあげたい。そのためにはわたし自身も出かけることに慣れていないと、、時間内にやるべきこと、心配しすぎないこと、いろんな心構えがいる。

院長は自分の携帯番号を教えてくれて、夜中でもいつでも何かあるときには電話していいと言ってくれた。
こないだの低血糖時は、夜中の3時だったから電話しなかったと言うと、それでも構わないからと、親身になってくれた。ものすごく助かる。

家にいる時は、インシュリンを打つ前に、尿検査の結果を伝えて相談する。今夜はケトンがマイナス、糖が確実に3+だったことから、朝の5⇒6目盛りに戻した。

大丈夫かな?
夜中になって、血糖値が最下点になる時間に、相棒は普通にベッドに横たわっていて、目もしっかりしているのを見届ける。

ホッ。このままうまく行きますように。。。

■5月5日 肝機能悪化

朝5時過ぎの地震で跳び起きたついでに、尿を検査したらケトンはマイナス、糖は4+だった。
もし今日食欲がなければ即病院へ、食欲があれば、朝のインシュリンを打って6時間後に病院に来るように言われていた。低血糖値と、肝臓や腎臓の数値を見るためだ。

結局午後3時に病院で調べた血液検査の結果はよくなかった。
「うーん、やはりだめか。。」院長がつぶやく。
肝リピドーシスが治っていない。
肝機能が3日⇒5日でGPT326⇒527 GOT246⇒404に。
一日半点滴をしなかったらこうなる、ということだ。

肝臓が悪いから食欲がない。
食べないと肝臓が悪くなる。
肝臓を治すには点滴を。
点滴をすると心臓に負担が。
悪循環の堂々巡りだ。

体重がとうとう4kgを割って3.98kgに。
病気になる前から1.5kgも減った。

夜7時まで、病院で点滴をして、連れて帰ったら、明日は朝からまた点滴だ。
会社が始まっても、やはり家にいるのは無理そうだ。GW中になんとか安定させるという目標には及ばなかったけど、一時はもうダメだと思ったことを考えたら、感謝しなければならない。

家を出るときに、「今日は血液検査だけですぐ帰るからさ」と囁いたら素直にカーゴに入ってくれた相棒は、今は、病室の中で騙されたと怒っている。触るとヴーと唸る。

ごめんよ相棒。

ちょうど友人が電話をくれた。
仔猫のとき、エプロンの中に抱いていたらオシッコをされたから「乳母」と呼んでいる友人だ。自分も病院で犬を亡くしたからと、心配してくれている。
乳母からだよと電話を耳に当てがったけどキントキの機嫌は治らないまま、はい、すみません。

院長と話して、会社が始まったら、朝行く前に病院に預けて、帰りにまたピックアップすることになった。
1時間は早く起きないと間に合わない。すでに寝不足でなんだか目眩がする。

さあ、気を取り直してもう一度、やり直し。
ゼロからでなく、マイナスからのやり直しだけど、慌てずに、焦らずに、もう一度、やり直そう。

■5月6日 闘病の1ヶ月を振り返って思うこと

この怒涛の1ヶ月の間、頭をぐるぐる回転させていろんなことを考えて辿りついたことは、これは「責任」ではなく「義務」でもなくて、普通にやる、当たり前のことなんだと。
自分の時間を「犠牲」にするわけでもない。ほんの少し規則正しくなるだけ。

できないときは友人や病院に協力してもらう。自分が楽しく過ごしていなかったら、相棒も楽しくない。空気は伝わるものだから。

この状況を、すなおに受け入れるし、ツライと思わないこと。
大変だけど、きっと学ぶこともある。
もっと規則正しく生活しなさいって神様が教えてくれたんだと思う、ことにする。

14歳ということは、覚悟はしなくちゃならない。いずれ別れはくる。
相棒が残りの人生を楽しく暮らせることが、わたしの楽しみで、わたしが楽しく暮らすこともまた、相棒の楽しみであって欲しい。
時には出かけるし、仕事が忙しいときもあるかも。その時は、健康チェックしてもらう機会だと思って、病院に預ける。
2011年の震災があってから病院に預けるのが怖くて、飛行機に乗せるようになった。そもそもそれがいけなかったのかもしれない。飛行機の貨物室に乗せられることが猫にとってどれだけストレスだったことか。

悔いることはたくさんある。

だから病院に行くことは相棒のためだと思ってほしい。
わたしだって、めんどくさい人間ドックに行くし、嫌なMRIも受ける。

今までずっと家にいて当たり前の存在だった。変にベタベタ猫かわいがりすることなく、お互い特有のツンデレの関係で14年間うまくやってきた。
相棒に会った友人はみな、わたしに似てると言った。

わたしが辛い時や病気の時は、側で励ましてくれた。だから今回はわたしが全力でケアをする。最善の方法を見つけ、出来るだけのことをする。

一緒に暮らすというのは、そういうことだと思う。どちらかが「責任」や「犠牲」を感じるものではない。

相棒なんだから。

小さい頃から「強くなろう」と自分自身に言い聞かせて生きてきた。だけど、本当の自分はこんなにも脆い。何度も諦めては泣き、泣いては頑張ろうと思い直した。こんなに泣いてもドライアイは治らないんだなあ、とか思ったりして。。。関係ないか。

自分が強くなって相棒を守らなければと、テンションだけが上がって空回りもしたけど、院長や、病院のスタッフ、電話やメールで励ましてくれた友人たちに感謝しながら、なんとかここまでやってこれた。

そして大切なことは何かを考える機会を与えてくれた貴重な時間。サンキュー、相棒。

これから先のことはわからないけれど、お互いまだまだ頑張ろう!


※第三章に続く


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