高橋周平の記事について考える - 「一発を狙うこと」と「打率3割」は本当にトレードオフか?
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つい先日、高橋周平選手に関して気になる記事を発見しました。
その記事のリンクはこちら。
タイトルに『一発捨てれば「3割近く打つ力は十分ある」』とあります。記事の内容を見てみるとタイトルのこの文言は主張の本筋ではないものの、気になる表現です。
本当に一発を捨てなければ打率は上がらないのでしょうか?
こちらはMLBの打球速度と打率の関係を示した図です。
元記事はこちら
記事では打球速度が上がるほど打率が大幅に向上する傾向がはっきり示されています。というか、打球速度が上がればヒットの確率が増えるのは広く知られた常識ですし、簡単にイメージもつきます。
そして、バレルゾーンの議論からも明らかなように、打球速度が上がれば長打率やホームランの可能性も高まります。
高橋周平選手に限らず、ドラゴンズ野手陣の課題が打球速度の向上にあることは明らかです。コンタクトに徹したスイングがヒットにならないことは、去年までのドラゴンズを見ていれば良くわかるでしょう。(コンタクトヒッターと思われがちな大島選手は、実はドラゴンズの中で一番打球速度が速いそうです。)
というわけで、あまり「ホームランと打率は両立しえない」という古い固定観念にとらわれずに、高橋周平選手には自分のスイングを取り戻して強い打球を量産してほしいですね。そうすれば打率も上がってくるでしょうし、長打率やホームランも増加していくでしょう。
ちなみに今回取り上げた記事の主題は、「高橋周平選手がセカンドのレギュラーとして台頭すればドラゴンズは強くなる」というものでした。これについては自分も概ね同じ考えです。彼の復活はドラゴンズの躍進に不可欠だと思います。
もしよければ高橋周平選手の復活のカギを探った以下の記事も見て頂けると嬉しいです!
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