「人は知らぬが俺は聴く」なアルバム5選
かくれんじゃ にんじゃにんじゃ🎶
音楽を掘っていくと、隠れた名盤ってやつによく出会うものです。
皆さんの中にもありますよね。
「俺だけが知ってるぞ」という優越感。
今回は、その優越感の一端を皆さんに共有していきたいと思います。
① 「Invincible」 Michael Jackson
King Of Popと呼ばれるマイケルですが、
生前最後にリリースされたこのアルバムについて語られる機会は割と少ない気がしています。
所属レコード会社とのトラブルによって、
充分なプロモーションを打つことができなかった本作。
そのせいで、正直かなり過小評価されてるのは否めないです。
マイケル本人も自信作と謳う「Unbreakable」は
伝説のラッパー、ノトーリアスBIGを参照した楽曲。
ネオソウルのアプローチも多く見られ、
懐かしくも新しい「21世紀マイケル」を堪能できます。
ボーカルのレンジもかなり広くなっていて、
高音のイメージが強いマイケルが
全編低音で歌う「2000watts」は加工疑惑が囁かれたほどでした。
② 「The Dream weaver」Gary Wright
どうやら当時は
そこそこ売れてたらしいのですが、
フェイバリットに上げてる人を
ほとんど見ないので紹介。
ジョージ・ハリスンの盟友として知られ、
スプーキー・トゥースというバンドでキーボードを弾いていた
ゲイリー・ライトのソロ3作目。
なんとこのアルバム、
ギターやベースを使わずに
ほぼ鍵盤のみでの音作りだそうで...
伸びやかで美しい「Made to love you」
そして、ロックな鍵盤サウンドをかき鳴らす「Power Of Love」
当時としては最新鋭のシンセサイザーに秘められた無限の可能性を提示してくれる隠れた名盤です。
③ 「Parallel world Ⅱ KUBOSSA」
久保田利伸
日本人アーティストで
「歌が抜群に上手い」って言われて
玉置浩二の次くらいに名前が挙がるのが
この人。
ジャパニーズR&Bの王とも言える久保田ですが、そんな彼が全編ボサノバに挑戦した怪作がこちらです。
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロに渡り、
ボサノバの創始者である
アントニオ・カルロス・ジョビンの孫、ダニエルジョビンとセッションしちゃうというとんでもないボサノバ愛。
ボサノバのスタンダード・ナンバー「Corcovado」のカバーはもちろん、
「雨音」などの往年の名曲も
大胆にボサノバアレンジ。
更にはボサノバの新曲まで入っています。
レジェンドによる贅沢な音楽遊びが最高にファンキーな1枚。
④「Baby, It's Cold Outside」
Galileo Galilei
思わずジャケ買いしてしまいそうなオシャレなジャケットが目を引く本作。
実は...Galileo Galileiは本作のレコーディング直前にメンバー2人の脱退というピンチに見舞われます。
しかし、それをものともしない挑戦ぶり。
ボーカルの尾崎雄貴が作り出すストーリーを軸とした渾身の6曲が詰まっています。
エレクトロニックなリード曲「リジー」を始め、
全体的にいい意味で力が抜けていて、夜寝る前のお供に最適です。
⑤ 「Eternity」 TRUSTRICK
神田沙也加とBilly(現・月蝕會議)による
ユニットの1stアルバム。
耳触りのいい「良質なポップス」(TRUST)を合言葉にしつつ、音楽的な裏切り(TRICK)も含んだ12曲が並びます。
少し気の抜けたホーンサウンドにアダルティな歌詞がのっかる「Calico」は、覗いてはいけない大人の世界を演出していて特に好きです。
かと思えば、次にくる曲は
可愛らしいエレクトロ「Jealously Jelly」
皆さんもぜひ、裏切られてみては?
ということで、5作紹介しましたが
いかがだったでしょうか?
なんか1枚でも気になるのがあれば聴いてくれると嬉しいです。
筆者はブラックガンマー並みに飛び跳ねます(笑)
拙い文章で申し訳ないと思いつつも
ここまで読んでくれた方に
愛と感謝とリスペクトを。
では、また!
P.S. 皆さんが知ってる隠れた名盤も
コメント等で教えていただけないでしょうか?
全力で聴きます。
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