水星の特徴
水星は、地球の1/18(直径が地球の2/5程度、月より1/3くらい大きい)の小さな惑星で、太陽にいちばん近いところを回っています。地球から見ると、惑星の中で見かけの動きが一番大きく、伝令の神様Mercury(マーキュリー)の名前がついています。地球の公転周期は365日、自転周期は1日ですが、水星の公転周期は約88日、自転周期は約59日間かかります。
スピードが速いイメージですが、自転はゆっくりで、1回公転する間に1回半しか自転しません。水星では、太陽南中から次の南中まで、1昼夜に176日もかかります。2年かかってやっと1日ということになります。(昼間のまま太陽の周りを1周したら、次の1周はずっと夜のまま回ることになります。)大気がほとんどないので、昼は約430度、夜は約-170度と、温度差も大きい惑星です。
水星のイメージ
機敏に動き回る小さな水星は、占星術的には、機敏さ、スピード、軽妙さ、移動、子供、コミュニケーション、メッセンジャー、伝達ツール、言語、知らせ、情報、知性、思考などを象徴することが多いようです。
他の惑星と次々に会合していくところは、個々とつながり、関係しながら、橋渡し的な調整をして、全体のバランスを整えるイメージもありそうです。自転がゆっくりで、昼夜の差が激しい水星の特性からは、自分の中の両極性を統合し活かすことや、自分自身をゆっくり深く見つめるようなイメージもできるかもしれませんね。
水星@地球暦
地球暦の円盤上で、1日で水星は3〜7度も動き、約3か月間で1周、1年間で4周ほど回ります。また、約4ヶ月で地球と会合します。1シーズンと同じくらいの短期の目度にするのに良いかもしれません。
水星の公転周期で目度を立てるとか、地球と結んだり(0度)開いたり(180度)会合する度に○○をするとか、水星のリズムをとりいれてみてはいかがでしょう?