【都市伝説】電脳と多様性の矛盾を教えてくれた士郎正宗を、私は尊敬します! 思い出の『攻殻機動隊』を研究しました。さて、これを書き終えてどこに行こう? ネットは広大だ――
アニメネタで、私がどうしても不思議に思ってしまうのが『攻殻機動隊』です。
後に放送されたテレビ版ではなくて、映画版のほうです。
攻殻機動隊の映画は、だいぶ昔の話になってしまいます。
調べると西暦1995年11月18日だと書かれていました。ということは、私が18歳の頃に上映されたのです。
実は、私はこの映画を映画館では見ていません。レンタルして見ました。
原作のマンガの続編の『攻殻機動隊2』を映画化したと思うのですが、つまり『イノセンス』は西暦2004年3月6日から上映されて、これは地元の映画館で見た記憶があります。
(後で調べてみたら、イノセンスも攻殻機動隊をベースにした映画でした……)
どういうところが不思議に思ってしまうのかは、後に書くとして――
だいぶ昔の話を思い出したので、まずはそのことを書くことにします。
私が子供の頃のアニメといえば、ガンダムやドラゴンボールとドラえもんくらいでして……。スタジオジブリのアニメ映画は有名でしたけれど、これはちょっと特別すぎる性質のアニメなので置いておきます。
今でこそ、テレビアニメは毎日深夜に放送されています。
私が子供の頃は、テレビアニメは夜7時からが普通でした。ガンダムの場合は夕方でした。
日曜日の午前に『めぞん一刻』が放送されていて、つまり小学生から高校生までの話になります。
それ以外でアニメといえば、関西だけの話になりますが毎年夏休みに『アニメだいすき』という特別番組が、午前10時くらいに放送されていました。
このアニメだいすきのテレビ番組では、かなりマニアックなアニメを紹介というかたちで放送していたのでした。
攻殻機動隊の原作者は『士郎正宗』ですね。
この士郎正宗のべつのマンガに『ドミニオン』というのがありまして、そのOVAをアニメだいすきで放送していたのを今でも思い出します。
ドミニオン……知らないでしょう。
この原作、上手くできていると今でも思っています。
どういうところがと聞かれたら、それは原作を読んでください。
リメイクしてアニメ化したら、かなり人気が出るはずです。つまり、今放送しても十分に面白い……というところが士郎正宗の凄いところなのですよ!
ドミニオンは私が小学生、中学生の頃のOVAですよ。30年前ですよ。
兎に角、マニアックでした。
『究極超人あ〜る』とか『プロジェクトA子』なんて、かなりマニアックです。知りませんよね……。
私が幼い頃は、アニメといえば小学館と集英社の人気漫画がそれでした。
OVAなんて誰も知らないのが当たり前でした。
それから、
私が20歳前後の時代に話は移ります。アニメを学んでいた頃です。
アニメを学んだといっても、私は企画とかキャラクターデザインとか構成とかを先生から学びなさいと言われてそうしました。
その理由は、私は絵が下手だから……。これが一番でしょう。
大阪のアニメアールのアニメーターの女性から「これくらい描けないとね……」と不合格を呟かれたくらいです。
絵が下手だからという理由もありますが、そもそも先生から「アニメーターにだけはなるな!」と何度も言い聞かされていて、アニメーターって安いんですよ。
何が安いかって給料というか、歩合制では枚数の単価です。
先生からアニメーターでは生きていかれないから、ゲーム会社に行きなさいと言われたことがあって、結局、就職氷河期で就職できなかったのですけれどね……。
セルアニメの時代で、本当に絵が上手くないとアニメ会社ではやっていけない。今はパソコンなんかで描いているし着色しているから、簡単にやり直すことができる時代です。
そりゃ深夜アニメが増えるのも納得できます。放送直前でやり直すアニメ会社もあるくらいです。それでも、単価は安いのでしょうね。
毎年、多くのアニメ会社が消えているのが現実です。
そんなセルアニメの、私が20歳前後の頃にテレビアニメは、テレビ大阪の午後6時から毎日なにかしらのアニメが放送されていました。
代表的なのが『エヴァンゲリオン』で、あとは『天地無用!』や『セイバーマリオネットJ』とか――
この頃からアニメのマニアックな部分がほぐれてきたと思います。
それから、OVAもようやく認知されてきて、『serial experiments lain』もありましたね。このOVAを制作したアニメ会社にアニメの企画書を送ったことがありました。天地無用! の出版社にも同じように企画書を送ったことがありました。
お返事くださった監督は、お元気でしょうか?
遠回りなかたちでアニメ化されたのでした――
懐かしい思い出ですね。
この話はこれくらいにします。
今、私よりも若い世代がアニメを見るようになって、私もうんじゅっさいで……歳をとったんだと自覚します。
若い世代にとっては深夜アニメなんて当たり前なのでしょう。
それどころか、アニメグッズとか大規模なコミケとかスマホゲームとか、こんなにもアニメが若い世代に浸透しているのは……私から見れば少し冷めるのです。
もともと、アニメーションはサブカルチャーです。
本来は子供達に見せるための『娯楽』です。
今はすっかり、20歳過ぎた若い世代の文化になったのでしょうか?
文化庁でも毎年アニメを表彰している時代になってしまった。
日本が世界に誇ることができるアニメを……とかなんとか。でも、絶対にディズニーには勝てっこないよ。
表彰されることがいいことなのかは、私にはわかりません。
そんなことをいったら、ナウシカは国連から推薦されたじゃないかと……。監督はトトロが自然に優しいと言われてかなり怒っていたから、推薦されたことも同じなのかもしれません。
娯楽と書きましたが、それも今現在に放送されている深夜アニメを見る機会がありまして。それだけではなくてインターネットの動画サイトでも配信されています。
見ていると……前から気がついていましたが、声優のほとんどが女性です。あとメイドがよく登場する。
私はTwitterでアニメに関連する会社や出版社の投稿をよく見ていますが、女性キャラがメインで売り出されていて、それも露出度がかなり高い!
エロの一歩手前とは言いませんけれど、それに近くなっている女性キャラをいくつか見る機会がありました。
客商売なのでそれでいいのですけれど……、次世代のアニメ会社はどうかこれでいいとは思わないでほしい。
私が20歳前後の頃のエヴァだって、最初はフィギュアを売りに出していたけれど、最後には脱衣麻雀まで堕ちてしまった記憶がありますので……。
そもそもアニメグッズは、ガンダムのプラモデルとかポスターとか……それくらいだったんですよ。
それじゃ経営が苦しいのだと思いますけれど、自分が描いた女性キャラを自分の娘だと考えたときにどう思いますか?
リゼロの話をするならば、原作がしっかりしていると人気が出るんです!
そのリゼロのアプリゲームも、最近変な方向に向かっているのですが。
寝間着とか……。小悪魔とか……。
――士郎正宗のマンガ『攻殻機動隊』の話に戻しましょう。
士郎正宗は正統派マンガ家だと私が言いたいのだと思ったとしたら、それはちょっとだけ違います。とあるラノベの挿絵を士郎正宗が描いたのを見て買った記憶があるのですが、その絵は『エロ』でした。
士郎正宗がこんな絵を描くなんて……びっくりくりくりでした。
それはいいとして、攻殻機動隊は原作も読んだし映画も見たし、画集も買った大切な思い出のマンガとアニメです。
どうしても不思議に思ってしまうと書きました――本題です。
どうして、士郎正宗は攻殻機動隊でこんなにも正確に未来をマンガにできたのか?
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