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ストリテラ オモテとウラのRPG 作品紹介

ここでは「ストリテラ」の作品紹介を行っていきます。
とても遊びやすいタイトルですので、気になったらぜひ遊んでみてくださいね。


コミック:御園れいじ

▼はじめに:RPG(ロールプレイングゲーム)とは?

ロールプレイングゲームは、キャラクターを演じながら会話と想像力で物語を作っていく、世界で一番楽しい遊びです!

『ストリテラ』では、誰でも簡単にロールプレイングゲームを楽しめます。
技術や、演技力は一切いりません!

①ゲーム内で提示されたシチュエーションを全員で読む。
②自分のキャラクターならどんな行動をするだろう、どんなセリフを言うだろうと考える。
③一緒に遊ぶ人と話し合い、やりたいことや展開を相談してから、それを発言して形にしていく。


この3ステップでよいのです!
『ストリテラ』では、この内容を具体的にするため、次の特徴があります!

●ゲームの特徴①:キャラクターの二面性


『ストリテラ』では、皆さまが演じるキャラクターに必ず「二面性」が存在します。

 ▶みんなが知っている【オモテ】の配役。
 ▶誰も知らない【ウラ】の秘密や目的。

「普段は真面目な優等生」なキャラクターが「実は退魔師で、学校に潜んだ怪物を探している」だとか。
「犬猿の仲」の幼馴染がいるけど「実はその子が大好きで、告白したい」だとか。

そんなキャラクターたちが出会い、会話をするだけで、自然と物語は作られていくのです!

イラスト:上倉エク
イラスト:なし子

●ゲームの特徴②:シナリオ


『ストリテラ』を遊ぶには、シナリオが必要です。
シナリオとは、話の起承転結となる「チャプター」の数々、そしてキャラクターの設定のもととなるような情報のまとまりを指します。

そして、『ストリテラ』には10本の最高に楽しいシナリオが収録されています!
魔王城攻略に挑む勇者パーティ、恋心を明かせない高校生たち、謎の殺人事件が起きた寒村など、舞台や状況もさまざま。

簡単で濃密、そしてシナリオ内容はあらかじめ全員が読んでも問題ないものなので、何度も繰り返し楽しめる!
それが『ストリテラ』のシナリオの魅力です。

●ゲームの特徴③:キーワード


遊びたいシナリオを選ぶ。
二面性のあるキャラクターを作る。
では、いざゲームを始める――となったとき、さらに皆さまのロールプレイを楽しいものにしてくれるのが「キーワード」です。

「キーワード」は、状況にあった演技をする手助けとなるような言葉です。

たとえば「幼馴染が大嫌いなふりをしているけど、実は大好き」という二面性を持つキャラクターと、「幼馴染が大好きで、体育祭が終わったら告白したい」というふたりのキャラクターがいます。
そして、ふたりが「ふたりきりで、一緒に体育倉庫の片づけをする」チャプターを演じるとします。

ここでは、「跳び箱、マット、触れる手、開かない扉」といったキーワードが用意されています。
出演者は、これらのキーワードをうまく使えるようなシチュエーションや会話を考えていくのです。

キーワードは、使った人が「コレクト(獲得)」でき、チャプター終了時により多くコレクトしていたほうが、目的を果たすためのポイントを得られます。
ファイナルチャプターを迎えたとき、もっともそのポイントが多い人のキャラクターの目的が果たされる、というわけです!

――といっても、このゲームは競技ではありません!
キーワードなどはあくまできっかけ。
お互いが楽しめる、望むような会話や展開を紡ぎ、結果としてだれが目的を果たすかを楽しんでくださいね。

●ゲームの特徴④:キーワードを投げ込む


チャプターに出演しない方は、ゲームマネージャー(GM)の役を持ち回りします。
GMは時間とキーワードのコレクト数の管理などを行います。
(本作では、特殊な状況を除いて、専任のGMは不要です)。

そしてGMは観客として、キーワードを追加で投げ込むことができます!
こんな展開ならこういうキーワードはどう?
今の方向性最高だからもっと続けて!

そんな気持ちを込めて、観客はキーワードを好きなだけ出すことができます。演じている俳優は、もしそれが使えそうなものなら取り入れて演技し、「コレクト」ができるのです。
こうして、演じている側も、観客として見守っている側も、一体となって物語の一場面を作り上げていける。それが『ストリテラ』の大きな魅力のひとつです!

●ゲームの特徴⑤:シナリオが書きやすい

ここまでの仕組みが、『ストリテラ』のほぼすべてです。
時代も登場人物も、シナリオライターの思うまま。
そして、ちょっとこういう工夫がしたいな、という時のためにたくさんの「オプションルール」が搭載されています!

あなたが望むルールを好きなだけシナリオに詰め込んでいいということです。
ダイスを振らせたい。ファイナルチャプターをいくつもやってほしい。みんな同じウラを持っていてほしい!
全部OKです。
『ストリテラ』で、あなたがやりたい物語をぜひ書いてみてくださいね。

▼収録シナリオ紹介

ここではルールブック掲載のシナリオ10本を紹介します。
Xにはより作品の詳細が分かるトレーラーを公開中ですので併せてチェックしてみてくださいね!

①「勇者一行裏腹心中@魔王城」

イラスト:藤実なんな

魔王を倒すために旅をしてきた勇者一行の、決戦の一幕を描いたファンタジー冒険譚です。
パーティの中には、さっさと魔王を倒したい人たちだけでなく、ほんとは魔王を倒されると困る人もいるし、実は身分を隠した魔王本人もいて……!?
心がまったくひとつになっていない勇者一行は、魔王城での戦いをとおしてどんな結末を迎えるのでしょうか。

ファンタジー×決戦×因縁
参加人数:4人
所要時間:1時間~

【紹介トレーラー】

②「宵闇血風録」

イラスト:鴉羽凛燈

江戸時代ごろの宿場町を舞台にした、時代劇や妖怪もの、伝奇漫画のようなシナリオです。
妖刀使い、忍者、人食い鬼、妖怪……それらが互いに相対して命を奪いあう、シリアス寄りのセッティングをお楽しみください。

和風x剣戟x伝奇x妖怪
参加人数:2~4人
所要時間:1時間~

【紹介トレーラー】

③「は? 恋とかしてませんし!?」

イラスト:MACOZI

現代日本を舞台に学園ラブコメを楽しめるシナリオです。
恋愛に興味がないというレッテルを貼られた学生になって、相手への想いを打ち明けたいけど打ち明けられないというもどかしさの中、様々な学園ラブコメシチュエーションを楽しめます。

現代×学園×ラブコメ
参加人数:3~5人
所要時間:1~2時間

【紹介トレーラー】

④「DoomShare」

イラスト:御園れいじ

赤の他人が家族となって展開されるホームドラマテイストの群像劇です。
一見して幸せそうな四人の家族は、その実、だれひとりとして本物ではなく、けれど家族以上に家族であろうと振る舞う―そんな、
奇妙な共同生活をお楽しみください。

現代×正体隠匿×家族
参加人数:4人
所要時間:1~2時間

【紹介トレーラー】

⑤「ゲーマーズリベリオン」

現実を超リアルに再現したゲームを舞台にしたシナリオです。
邪悪なゲームマスターが支配する「アナザーバース」で、ゲームマスターに反旗を翻す「反逆者」と、彼らを始末する「エージェントAI」となって、ゲームに捕らわれた人々の未来を左右する戦いに挑みましょう。

メタバース×エージェント×アクション
参加人数:4人
所要時間:1~2時間

【紹介トレーラー】

⑥「フラジール・フレンドマギア ~魔法少女のマスカレード~」

現代日本を舞台に魔法少女たちのダークな物語を描くシナリオです。
変身前の素性を隠した魔法少女となって、仲の良い友達グループ同士という表の顔での交流と、互いの目的のために敵対する魔法少女という裏の顔での交流を楽しめます。

現代×魔法少女×正体隠匿
参加人数:4人
所要時間:1~2時間

【紹介トレーラー】

⑦「どうか、この恋をやさしく葬って」

イラスト:マルシェ

恋と失恋をテーマにした人間関係を楽しむシナリオです。
主人公と結ばれるヒロインがすでに確定した、学園恋愛ゲームの世界。でも登場人物たちは、世界(シナリオ)が定めた運命と違う想いを抱いていて……?

悲恋×学生×恋愛ゲーム
参加人数:3~5人
所要時間:1~2時間

【紹介トレーラー】

⑧「人狼村」

イラスト:津田沼人

「人狼村」はいわゆる「人狼ゲーム」を遊ぶシナリオではありません。
このシナリオの正体は、「人狼がいると言われているけど実際には人狼はいない村」を舞台に、「それはそれとして潜んでいる異常存在」を演じて遊ぶというものです。
人狼はいませんが、人狼がいるというていで、人狼じゃないなにかが暗躍することとなるでしょう。

村人×人狼×狂気
参加人数:3~5人
所要時間:1~2時間

【紹介トレーラー】

⑨「月光怪奇調査官」

イラスト:神威なつき

世界各地で発生する怪事件を調査するエージェントとなり、この事件の真相を追うシナリオです。
皆さまは各国代表の調査官となり、他の調査官より早く原因を特定し、可能なら二度と同じ事件が起きないよう解決しなければなりません。
近世の街並みが残る美しい都を舞台に、陰謀劇と、ある怪物の物語をお楽しみください。

怪奇事件×エージェント×どうか悔いなき選択を
参加人数:4人
プレイ時間:1~2時間

【紹介トレーラー】

⑩「ルートイレヴンは眠らない」

イラスト:房

運び屋コンビとなって、謎の依頼人からの謎の荷物を、無事に目的地まで届けるシナリオです。
カーチェイス、銃撃戦、そして頼りになる相棒との掛け合いを、存分にお楽しみください。

カーチェイス×銃撃戦×バディ
参加人数:2人(専任GM1人と俳優ふたりの3人でもOK)
所用時間:1時間~

【紹介トレーラー】

▼短編小説『DoomShare #2107』

本書には収録シナリオ「DoomShare」を実際に遊んだ内容を、物語風に整えた短編小説が掲載されています。

小説では、そこがシナリオのどの部分なのか、俳優たちがどの「キーワード」をコレクトし、誰が「目的を果たすためのポイント」を獲得したかといった情報もわかるように書かれています。

皆さまが遊ぶためのヒントとして、ぜひこの“ 家族” の顛末をお楽しみください!

⇒遊ぶ前に読んでも大丈夫?

前述の通り、ストリテラは俳優がシナリオをすべて読んでも大丈夫なRPGです。 遊ぶたびに物語も結末も変化します。
このお話も、2107号室の出来事です。ひとつの読み物として楽しんでくださいね。

以上、ストリテラのご紹介でした!
気になる方はぜひ遊んでみてくださいね!

▼書籍情報

『ストリテラ オモテとウラのRPG』
著:瀧里フユ/どらこにあん
カバーイラスト:しきみ
判型:B6単行本
定価:1,800円+税

▶遊ぶために必要な情報
参加人数:2~5人(参加者全員で進行役も行います)
プレイ時間:60分~+準備時間

▶遊ぶために必要なもの
『ストリテラ』1冊(できれば参加人数につき1冊)
そのほかに必要なものは、遊ぶシナリオによって異なります。詳しくは各シナリオの「採用ルール」の項目をご覧ください。

シート類のダウンロード

遊ぶために必要なキャラクターシートなどはこちらから