真面目人生賛歌
どうも棒付きドラゴンです。
リスカをする少女をここ最近よく見る。リアルではなく、映画、漫画、アニメで。飽きるほど。
リスカ痕をみて、壮絶なバックボーンを想像することってそんな皆できることなんかなって思ったり。リスカの描写を、外側から見てる?内側から見てる?内側だと勝手に思ってない?
複雑だと思う。人間という生き物。
書き出しめちゃくちゃ間違えた。冒頭に関係ありそうでなさそうな今回のテーマ(別に毎回テーマとか決めてないけど)は。
『真面目な人生』
小5の記憶
キッカケというか、ああ俺はこの世界が好きではないなと、思った出来事が、小学校5年生の時。少し長くなります。
万引きという授業は存在しない。盗んではいけないという道徳は教わるにしろ、では法的に盗むとは何かなんてのは教える先生は多くないだろう。当然だ。常識なんだから。
この常識というのが厄介で、知っていて当たり前というのは絶対的な物差しがない。文字を書けることが当たり前ではない世界だ。常識は誰かが決めた尺度でしかない。
その尺度の外側にいた俺は、修学旅行でお土産を持って帰った。お金を払わず、欲しいものを持って帰った。そういう事実でしかなかった。悪いことなんて微塵も思わない。悪意ゼロの万引き。
偶然目撃した当時の担任に見つかり、押さえられて事件になる。修学旅行は日光に行っていたはずだけど、覚えているのは担任に怒られてクラスメイトと行動を別にされ、親に電話した、警察にも言おうか?(この辺りは担任も意地の悪いところがあったとは思う)という、こんな経験お前ないだろ?と自慢したくなるような記憶。
ちなみに親は俺のそんなところはある程度知っていたので、家に帰ってからはそんなに怒られなかった。しかし学校はそうもいかない。
別日に校長室に呼ばれ、検事の担任と裁判。弁護士は金が無くて雇えなかった。俺は盗むつもりはなかったとしか言えなかった。間違っていない。俺は持って帰るつもりはあったが、店を困らせたり、物を盗んだりするつもりはなかったのだから。俺は持って帰っただけで何も盗んでいない。
担任の身になって考えてみよう。
なんだこいつは。イカれてるのか。開き直るにしても無理がある。こいつは将来ロクな大人にならないだろう。
俺もそう思う。(答え合わせはグロいからしない)
子供にとっての真実は脆い。世界をよく知る大人たちから容易く破壊されてしまう。世界が嫌いになった。
この前Twitterで、『見た目で判断してはいけない、という教えと、制服を着なければいけない、という教えの矛盾に向き合っただけで不良というレッテルを張る先生がいる』みたいな話を見て、大人から見た子供がどれだけなのかを思い知ったりもした。
散らかった文章だけど、言いたいことまとめると、『真っすぐなだけで生きていける世界ではなさそう』ということ。
すばらしき世界
映画見たんです。まさに今回の話みたいなもので。
出所した元ヤクザがムカついたりいじめっ子をボコボコにしてたらまた刑務所に入れられてしまうからと、いろんなことを見て見ぬふりをしていかなければ…みたいな話で(めちゃくちゃ説明大雑把だからよければ見てほしい。俺が通ってた学校も出てきます)。
映画を見たどれくらいの人間が、ムカつくやつをボコボコにする人生に憧れたんだろう。おかしいと思ったことを、おかしいと怒鳴る人生に。
怒鳴りたくても怒鳴れない、文句を言えないストレスがあるのは誰でもわかる。では、怒鳴っても怒鳴っても思い通りにならないストレスはどれだけの人間が感じているんだろう。
散々エネルギーを消費して、何とかしようと思って、その末に自分が生きるには適していないかもしれないなんて感じたら、人はどうなるんだろう。
あせり
本も読まなきゃ、映画も見ず音楽も聴かず、そんな何もしない日が怖く感じる時がある。漫画を読んでいると、俺には助けたい命も、守りたい仲間も、不治の病も何もないなと思うことがある。なにがしたくて生きてるのだろうなんて思うことがある。
生まれてきた、あとは死ぬだけだ。
誰かのために生きなきゃいけないのか。人の役に立たなきゃいけないのか。
いつまでそんな疑問が俺の眠りを苛むのか。
誰かに言ってほしいんだよな。もっと力抜いて生きようぜって。
誰かもわからないやつに、言われて気持ち変わらないけど。
更新してないから更新しようみたいなテンションで書く文章じゃねー
お付き合いありがとうございました