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#小説
【第5回】あなたはどっち?「全能神型作家」「憑依型作家」
ここ最近は読者の方からの質問に頼り切りであったモノカキTIPSですけれども、今回はいつもの形式に戻りまして、僕が経験したことを元にしたお話でございます。
さて、物語を作るにあたっては作家それぞれいろいろ種々様々で、あまりこう固定化された作り方はない、ということを申し上げてきたのですけれども、ある一部分にフォーカスすると、結構作家を大別できるのではないか、というものもあります。
今回は、「全
伸びる作家・伸びない作家の違い
伸びる作家と伸びない作家の違いは何か――。
疑問に思う点であり、編集者としては、
なんとかその「要因」を探りたいと考えるものです。
同時期にデビューして、次々と作品を発表し、
ぐんぐん人気を伸ばしていく作家と、1冊出して鳴かず飛ばず、
その後もぽつりぽつりとしか売れない作家……。
おもしろいほどに、その違いははっきりと出てきます。
その要因は一体何なのか。
多くの作家をデビュー時期から見てきた
プロ作家になるために、一番大切なこと
プロ作家になるために必要なのは、実は文才ではありません。
すごく意外に思うかもしれませんが、文才がなくてもプロになれます。
では、本当に大切なものは何か。
それは………
プロ作家でやっていくという、強い気持ちです。
いやいや、答えになってないよ、と思うかもしれません。
でも、本当の話です。
プロ作家になるのは「プロになる」という強い気持ちが一番大事です。
それさえあれば、なんとかなります。
【考察】私が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を、村上春樹の入門小説として推す理由
・村上春樹の小説を読んでみようと思うけど、何から読めば良いのかわからない。
・小説は読まないけど、村上春樹は有名なので読んでみたい。
・一番有名な『ノルウェイの森』を読んでみたけど、読んでも何が良いのかわからない。
日本はもちろんのこと、世界でも相当有名な作家、村上春樹。
一番売れたであろう『ノルウェイの森』や『1Q84』、最近発売された『騎士団長殺し』など、ニュースでも取り上げられることが多