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#文学
正方形日記 ~インスタで、その日起きた出来事を文字で書いていたら、気づいたこと
僕は写真が苦手です。
「あ、素敵だな」と思った景色が目の前に現れても、それからカメラを立ち上げて、アングルを気にして撮って、良く撮れたのを選んで......という作業に、以前からなぜかあまり楽しみを感じられませんでした。
一方で、言葉や文章が大好きです。学生時代から趣味で落語をやっているせいか、言葉で絵を描くように伝えることはとても楽しいと思っています。
だから、いろいろなSNSを使ってはい
【考察】私が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を、村上春樹の入門小説として推す理由
・村上春樹の小説を読んでみようと思うけど、何から読めば良いのかわからない。
・小説は読まないけど、村上春樹は有名なので読んでみたい。
・一番有名な『ノルウェイの森』を読んでみたけど、読んでも何が良いのかわからない。
日本はもちろんのこと、世界でも相当有名な作家、村上春樹。
一番売れたであろう『ノルウェイの森』や『1Q84』、最近発売された『騎士団長殺し』など、ニュースでも取り上げられることが多
軽やかな青春の一ページ -夏目漱石『三四郎』についての随想
【水曜日は文学の日】
あらゆる芸術家には最盛期というものがあります。どれほど平板な創作人生に見えようと、始まりと終わりがある以上、最も充実した期間が生まれてきます。
初期の頃は初々しく、多少崩れたところがあっても、勢いに満ちて駆け抜ける力がある。
円熟期になると、それまでの技法が集積して、固有の美を発すると同時にある種の停滞に向かう。晩年は、そうした円熟も停滞も消え、枯れ切った諦念と