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「確定申告は、お早めに」と言いたくなる税務署バイト体験談

確定申告の季節がやってきた!ということで
税務署でのアルバイト体験をちらっと書いてみようと思う。

私が税務署勤務だなんて・・・そんな柄でもないんだけど、
自転車で10分ほどで通えるし、PCは使い慣れているので何とかなるかな?と軽い気持ちで応募したのだ。

2月中旬~3月中旬までという1か月の短期アルバイト。
自宅にパソコンがない方やパソコン操作に不慣れな方の書類作成のサポートをするお仕事だ。

自分自身が確定申告をした経験がなかった為、何もかも初めてづくし。
初めて見る書類&聞きなれない単語で頭はパンク寸前。
研修期間は、たったの2日間!
専用端末を使って実際に入力する練習もしたとはいえ、あらゆるパターンがあるので研修では覚えきれていないまま戦場に送り込まれる。

そう・・・あそこは、まさしく戦場だった。

入り口の担当者は、申告に来られた皆さんをまず色分けする。
救命現場のトリアージみたいに。
助けが殆ど必要ない人には【青い札】
ある程度パソコンが使えるという人には【黄色い札】
まったくパソコンはわかりません!という人には【赤い札】を渡す。

私を含む端末サポート担当のバイト全員、
「赤い札の人にあたりませんように~」と祈りながら、
申告者さんが自分の担当端末にやってくるのを待っていたと思う。

確定申告が始まって1~2週間は、それほど混雑していないので
申告に来た皆さんも気持ちに余裕がある。
多少の不手際も「あぁ、バイトさんなら仕方ないわね。」という感じだ。

ところが、締切が近くなってくると連日税務署の前には申告に来られた方の大行列が出来ていて、待ち時間もかなり長くなる。
我々のいる最終ステージにやってくる頃には、イライラもピークに達しているようで怒鳴り声をあげる人も現れるのだ。これが本当に怖かった。

わからないことがあれば、職員さんがすぐに助けに来てくれるのだが、
申告者さんは職員かバイトかなんて見分けがついていないわけで、
「こんなこともわからないで、よく職員やってるなぁ!
 他のやつに代わってくれよ!!」
という感じで怒鳴る人もいて、泣き出してしまうバイトさんもいた。

たった2日の研修ですべてのパターンに完璧に対応できるわけないのに!

そのおじいさん、私が担当でなくて良かったよね。
乱闘になってたかもしれないから(笑)


【e-Tax 】で確定申告が出来なくて税務署に行く必要がある皆さんは、
締切期日ギリギリではなく、余裕をもって行くようにしましょう(^^)





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