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おばさんだけど、シャーマンです: 龍神と私の物語 第15章


第15章  ブレスレットの神秘性

あなたやお兄ちゃんのブレスレットも作ったでしょ? 私以外の人のブレスレットを作るのは初めてだったから たくさんの勉強ができたのよ。とても面白いと思ったのは、あなたたちの成長に応じてブレスレットの中の必要な石を替える必要があるんだという事や、全く不要になるとパワーストーンのブレスレットが自ら姿を消していく(持ち主が無くしてしまう)という事。それは私が選んだ石たちが意思を持って、あなた達 持ち主に寄り添ってくれているだなぁととても感じられたわ。
そして嬉しいことに、私は素手で石を握ることにより その石を浄化することが出来る事がわかったでしょ。浄化している間、ブレスレットのパワーストーン達はその持ち主に起きたトピックスを話してくれるのよ。その「声」が聞こえることを発見した時の 嬉しいような不思議な感覚は今でも覚えているわ。

初めての自分のブレスレットが出来上がった時「これは一生の相棒なる」と思っていたけれど、あなたたちが成長するにつれて新たな石が必要になるのと同じように、私たち大人も精神的な成長やエネルギーの変化、日常の変化に応じて、新たな石が現れ、必要な石に代わることを学んだわ。石は持ち主の「負」を請け負い、時にはその重みを引き受けてくれる存在なのね。

小さい頃に観た「エクスカリバー」という映画の中で、王の剣に付けられた宝石に 魔法使いが一つ一つエネルギーを込めていくシーンがあったわ。それと同じようだと思い出したのよ。
クライアントの 魂の傷や、生まれながらに決めた来た使命、今必要なエネルギーなどが 私にはクライアントの魂の凸凹に見えるの。その凸凹にピッタリな石を選び出し、浄化し、エネルギーを入れ、様々な性質や色を持つ石たちの波動を クライアントの波動にフィットするように パワーストーンを整える。それはまるで昔の魔法使いが戦いに出陣する王様のためにやっていた儀式そのもの。私自身前世でも、同じようなことをしていたと思うわ。

そうして出来上がったブレスレットをクライアントに渡す瞬間も特別な喜びがあるわ。クライアントはブレスレットを注文するだけで、私は希望の色や石の種類については一切聞かず、ただその人のエネルギーと波動に基づいて選んでいるのに、出来上がったブレスレットをいざ渡すと、使われているパワーストーンの意味が彼らの抱えている問題や悩みに驚くほどリンクしているので「どうして私の悩みを知っているの?」と不思議がります。その姿を見るたびに偶然ではなく、必然的に選び出されたパワーストーンで、友人でありお守りでなる「パートナーストーンのブレスレット」が出来上がったことを実感するの。




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