総合型選抜、AO入試、いわゆる一般入試との違いとは?
一般入試で嫌いな数学をやる位なら、総合型選抜か指定校入試で!と考えている方が多いようですが、そもそもなぜこのような入試形態が広がったのか、今回は簡単にお話します。
18歳人口は平成4年をピークに減少をし続け、それでも新規大学・新規学部創設は続き、大学は生き残りを掛けたサバイバル時代に突入!高校は、確実に入れる大学を確保したいし、大学は確実に入学してくれる高校長推薦の生徒で定員割れを防ぎたい。この両者の利害が一致したために生まれたのがAO入試。あるいは総合型選抜、とも。
指定校推薦なら100%入学できる場合もありますが、なぜなら、高校と大学との関係性に信頼が無くなったら困るので、確実に一定人数以上合格して入学する高校には「指定校枠」を1名から2名にしたりしています。しかし、いわゆるAO入試、総合型選抜は、小論文と面接で、落ちることもあり得ます。「一芸に秀でた」と言われても判断基準が難しいんですよね。
自分は、そっちで行くから、数学や英語は勉強しなくていいや、という生徒さんが相当多いのですが、そんなに甘くないですよ。推薦で入った学生は成績を追跡調査する場合が殆どです。その中で、「デキ婚で辞めた」となると
その学生の出身校は推薦枠は0(ゼロ)に。あまり甘く見ない方が良いでしょう。勉強はするに越したことはありません!