「宿題」って簡単に出す。公立小中学校の教諭、間違ってます!!「宿題」の意義とは・・・

 最近、当研究所で学ぶ生徒たちが通う公立小中学校から、「宿題」を出され、それがかなりの量で、自宅での学習に負担だ、と不満を聞きます。

 彼らによれば、毎日「宿題」が授業で終わらなかった箇所が出て、かなり時間が掛かるのに、その解答が解らないまま、学校に提出しないと❌マークが付くそうです。しかし、提出さえすれば良いらしく、生徒が解らなくても、提出物に担任教諭から何のコメントもないし、解答が解らないので自分ができているのか、いないのか、判らないようなのです・・・!間違って覚えたりしたら大変なのに!

 信じられません。

 学習政策でいう「宿題」の意義は、授業中に扱った新しい単元の理解を、復習として「記憶の定着」のために演習して貰うための重要な訓練です。そこで、家庭学習のが重要になってくるのです。

 それなのに、公立小中学校の教諭が、その日の授業で終わらなかった部分を「宿題」として出し、しかも「提出することに意味がある」のでは、自分が理解しているのか否かも判りません。提出を義務づけるなら、生徒たちに
採点なりコメントを付けるなどして、チェックして返却すべきです。それができないのなら、「宿題」なんて出すべきではありません。

 「公立小中学校の教諭が忙しい」というのは、学校長からよく聞く台詞ですが、生徒の指導が第一の職務ですから、こうした状態は職務怠慢としか、
良いようがありません(勿論、公立小中学校の全ての教諭が全員そうだとは思いたくないですが、生徒の不満は大変なものです)。
 
 なので、深夜、大学院生の指導をオンライン授業で行っている際、バナー広告で「都立臨時教員募集!東京都」というのを見て驚いたのですが、それ程人材不足なのですね。

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