Vol.22 運がよくなるための行動指針
※注意※
最終更新2020.12.21
1.当記事は筆者が研修医の時に作成したものをベースに、必要な箇所について修正を行ったものです。
2.記載内容が現在も有効であることは保証いたしかねます。
3.当記事は関係者の許可を得て掲載しておりますが、著作権は筆者に属しますので無断転載を禁止とします。
---以下本文---
みなさん、おはこんばんちは!
研修医のとRです!
さて、マッチングや
高校生の医師体験?
などなど
沢山の学生さんが来て
いろんな相談をされたので
【真面目】な「とR医師」して
どのような問答をしたのか
FAQ形式で答えてみよう
(FAQを(フ○○キュー)と読んでいて怒られたのは中学生の時のいい思い出ですwwww)
Q.どうやったらいい病院に巡り合えますか?
A.いきなりいい質問だが、これは人生哲学の話になるから最後になが〜い話で答えよう。
キーワードは【統計的処理】だ
Q.診療科を決めてから研修するべきですか?
A.興味があるなら特定のことをやればいい。
診療科をいきなり専門的にやるのが問題だと判断されたから初期研修制度が始まったのだ。
2年間研修したらたいてい志望の診療科が変わるから、決めなくてもいいんじゃないか?
あ、教授になりたい人は別ね^^
早くから専門を極めて論文を書くべきだから
Q.給与ばかり気にかけていると周りからの視線が痛い
A.その視線を放つ人は
【君が経済的に成功するのはなんか悔しい】
という悪意を隠し切れないだけなんだよ。
そういう人は放置して、一人で勝手に経済的に成功しなさい。
商品市場では
90%の人から無視されても
10%の人から評価されれば大ヒット商品と評価される。
特定の誰かからどう思われるかじゃなく
マーケットからの評価を気にしなさい
本当かウソか知らないけど
医者になるために国公立大学だと1億円の税金が投入されているって話じゃないか。
1億円の血税を用いて育てられた我々の義務は
臨床したり研究したりして人類の将来に貢献することだけじゃなくて
たくさん稼いで、たくさん納税して国に還元することも含まれる。
その事実を忘れていない君は、間違いなく【いい医師】だ
Q.初期研修で救急が重視されるのはなぜですか?
A.初期研修のモデルとなった研修パターンがそうだったのだろう。
おかげで、救急対応はできるけど病棟管理が苦手なんていう意味不明な医師が出来上がっちゃったりするわけだ。
宣伝するように言われているから補足するが
少なくとも当院にいる限りはそういうことはない。
とR自身はまだだが、先輩を見ていると確実に救急含めて十分な研修ができるとは言える。
Q.医師に向いている人っていますか?
A.職業や環境が人格を作るのであり、性格それ自体に職業適性はない。
法律に定められている欠格事由に該当しなければどうということはない
Q.医師って大変じゃない?
A.高校より大学、大学より社会人のほうが自分の人生に対するフリーハンドは大きい。
医師なら経済的な要件からも比較的解放されやすい。
少なくともとRが勤務しているところでは時間もある。
こんなにいい職業はない。天職だと確信している
Q.ぶっちゃけXX病院の研修って楽ですか?
A.
###このコメントは削除されました###
###訪問調査によると、十分な実力がつくとのことです###
###とR医師によると"#$%&'!###
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さて、どうやっていい病院に巡り合うのか?
このテーマは、たびたび議論されてきた事柄である
結局【運】なのでは?と感じている人もいるかもしれない。
ある意味正しい。
今回は【運】について考えよう
周りに運がいい人はいないだろうか?
そういった人と自身の違いはなんであろうか?
それは【統計的に事象をとらえる】か否かだ
ぶっちゃけていうと、とRは非常にツイている人間だ。
いつも、おいしいところだけ持っていくのがムカつくなどといわれのない妬みを言われる
とRは、迷ったら統計データを頼ることにしている。
とRの病院見学を例に出そう
医学生のころは30くらい病院を見学したのかな???まぁいい。
平成XX年度のマッチングでは
【市中病院8XX】が初期研修医を募集している
【47都道府県にそれぞれ1つずつQOML病院】があるとすれば
期待値的に【20病院回ったらQOML病院に1つあたる】ということが数字から導き出される
完全に無作為に探すのではなく、病院情報データから
QOL病院を除外することで
8XX病院から実際に見学するべき対象の病院は劇的に減る
正直、【50もなかったwwwwwwwww】
FAQにあるように、救急重視(Anti QOML = QOL)病院が世の中の大半を占めているからだ
50のうち、自分が行きたいと思った地方には30病院があった
要は、全部行ったんだよ。
結局、数字だけではわからないことが続々出てきたので
最終的に受験した病院は5つまで減った
こういった、統計的に処理された就活が終わって
結局一番とRがいい感じの病院に決定したことを察知したあとの周囲の嫉妬はヤバかった...
とR医師としては、「お前らは【運】を手に入れられるほど努力したのか」といいたい。
数をこなして、問題点を洗い出して、一つ一つ解消していく
そこから質を徐々に向上させていく
そういった行為を怠った人間には【運】をつかむことはできない。
あ、ちなみに、発想がポジティブかネガティブかという【感情】は運に全く関係ないと断言できる。
運とは膨大な数をこなした時に訪れる偶然だからだ。
その偶然に対して何らかの感情を抱いても、いかほどの意味があるだろう?
ツイている人は、必ずどこかで統計学的...とは言わないまでも、数をこなしているはずだ。
ピンと来た人は、すでに人生のどこかでそういった成功体験があるのだと考える。
ここまで来たら
###このコメントは削除されました###
の中身をある程度想像することができますよね?
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