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【TX】「やめる」基準
何かを「やめる」基準について考えてみました。
会社でも、スタートアップでも、新規事業でも、趣味でも、この3つに当てはまるものは「やめる」ことを検討します。
▼自分がやり続ける明確な理由がない
その取り組みに「自分がやり続ける明確な理由がない」なら、やめるポイントが+1されます。
自分(または自社)がコミットする明確な理由、例えば
・先行優位性がある
(今やっておかないと損、まだ誰もやっていない)
・明らかな競合優位性がある
(既に関連する資産がある、負けないパッションがある、質で勝てる、など)
といったものが無い限りは、 それに取り組む価値は高くありません。
その際、「勉強になるから」という説明は、「その」取組みを「自分」が続ける明確な理由にはなりません。
何をやっても学べますし、疑問を持ちながら続けるくらいなら、一旦それを捨てて新しいことを始めた方が、ほとんどの場合学びは大きいです。
▼ポジティブな変化が望めない
ポジティブな変化を起こせるかどうかも重要です。
諦めるのもナンセンスと言えばナンセンスですが、国内半導体メーカーに勤めた経験からは、明らかな斜陽産業に居続けることはリスクだと強く感じました。
(自分がそこでポジティブな変化を起こせれば良いのです が、飛び出した方が早いことが多いようにも思います)
大きくポジティブな変化が起こる場所には、当然ながらお金や共感も発生します。
そこでは新しいビジネスもできるでしょうし、ビジネスにならなくても、寄付やクラウドファンディングといった形で、「共感をお金に変え」ながら社会に変化を起こすことは十分に可能でしょう。
というわけで、ポジティブな変化が望めない場合は、 やめるポイントが+1加算されます。
▼楽しくない
最後に、もっとも重要なのは、自分がやっていて楽しいかどうかです。
楽しめないと、新しい価値を生み出すことが困難になります。
やりたくもないことに対してクリエイティビティを発揮できる人なんて、存在しないんじゃないかとすら僕は思っています。
「楽しいかどうか」はもっとも重要な基準です。
活動が先に挙げた2つに当てはまっていても、やっていて楽しいなら僕は止めませんし、続けるべきだとも思います。
逆に言うと、先の2つに当てはまらなくても(自分がやる明確な理由もあり、社会にポジティブな変化を起こせること)、楽しくなかったら「やめる」と思います。
僕の価値観では、直感に従うのがベストです。
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皆さんは何をもって「やめ」ますか?
こうした基準について明確にすることは、自分のアクションのハードルを下げる効果があると思います。
見切りが早くなります。
ビジネスのスピードは早まっていく一方ですから、基本的には見切りは早いほうが良いでしょう。
ぜひ皆さんの「やめる基準」をブログやフェイスブック、同僚や友人とのランチタイムなどに共有してみてください。