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【TX】スナフキンの言葉

スナフキンとは
ムーミンの登場人物の一人。
自由と孤独とを愛する旅人。
ムーミン一家とは仲がいいが、ムーミン屋敷に泊まることは決してせず川のほとりにテントを張って暮らしている。
ハーモニカで作曲するのが好き。
冬が来る前に南の国へ一人旅立ち、春にまた戻ってくる。
人に指図されるのを嫌い、 公園に立てられた禁止事項の立て札を一つ残らず引き抜いたほど。
ミイとは姉弟の間柄。
必要にせまられれば戸惑いながらも小さい子供の世話もする。

大切なのは、自分のしたいことを、自分で知っている事だよ。
そのうちなんてあてにならないな。
今がその時さ。
あんまり、おおげさに考えすぎないようにしろよ。
なんでも、大きくしすぎちゃだめだぜ。
おまえさん、あんまりおまえさんが誰かを崇拝したら、ほんとの自由は得られないんだぜ。
いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。
理由はかんたん。
時間がないんだ。
そうだな。
何でも自分のものにして、 持って帰ろうとすると、難しいものなんだよ。
ぼくは、見るだけにしてるんだ。
そして、立ち去るときには、それを頭の中へしまっておくのさ。
自分できれいだと思うものは、なんでもぼくのものさ。
その気になれば、世界中でもね。
何か試してみようって時にはどうしたって危険が伴うんだ。
長い旅行に必要なのは、大きなカバンじゃなく、口ずさめる一つの歌さ。
だめだよ。
僕は孤独になりたいんだ。
来年の春、また会おう。
明日も、きのうも、遠く離れている。
僕は自分の目で見たものしか信じない。
けど、この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ。
この世にはいくら考えてもわからない、
でも、長く生きることで解かってくる事がたくさんあると思う。
自然を感じるだろ?
強い風の前に立って、自分達に向かって進んでくる雨を感じるのは、なんて素晴らしいんだ。
僕のものではないよ、だけど僕が見ている間は僕のものなのかもね。
人の涙をもてあそんだり、人の悲しみをかえりみない者が涙を流すなんておかしいじゃないか。
生きるっていうことは平和な事じゃないんですよ。
君たちも大人になればわかるさ。
ある意味で、大人は子どもよりももっと子どもみたいになることがあるんだよ。
生き物にとって、自然に振る舞うというのはとっても大事なことなんだ。
ぼくたちは本能にしたがって歩くのがいいんだ。
ぼくは、磁石なんか信用したことがないね。
磁石は、方角に対する人間の自然な感覚を、狂わせるだけさ。
穏やかな人生なんてあるわけがない。
ものは自分のものにしたくなったとたんにあらゆる面倒がふりかかってくるものさ。
運んだり番をしたり。
有名になるなんてつまらないことさ。
初めはきっと面白いだろう。
でもだんだん慣れっこになって、しまいには嫌になるだけだろうね。
メリーゴーランドに乗るようなものじゃないか。
人と違った考えを持つことは一向にかまわないさ。
でも、その考えを無理やり他の人に押し付けてはいけないなあ。
その人にはその人なりの考えがあるからね。
自由が幸せだとは限らない。

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