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Aston Martin その2 / DBS Superleggeraに乗ってきた

Aston Martinといえば007のボンドカーを思い浮かべる人も多いのではないかと思うのですが、そんなボンドカーDBシリーズのハイパフォーマンスモデル、DBS Superleggera(スーパーレジェーラ)体験をしたので記事にしていみます。

世の中の機械製品にほとんど失われたと言っても良いワクワク感とかドキドキ感、憧れなどがぎっしりと詰まってもはや溢れ出ているのです。

焼き立ての白あんたっぷりな鯛焼きと同じですよ。ええ。

とはいえ、

車高は低くてそれなりに神経をすり減らすし、
パワーは半端なくて怖いし、
ステアリングはでかくて四角くてとり回しにくいデザイン。

マニアックにスペックから語れば、5.2リッターV型12気筒ツインターボエンジン、フロントミドシップで、725馬力/900Nm

かんたんにスピンしてしまいそうなスペックで、そうそう公道で走れるもんじゃない。家庭用のPCなのに、28コア/56スレッドのCPUが何個も積んであって、メモリは1TBで、グラボはQuadro RTX1000x2で・・・電源は最大3,000Wくらう、みたいなのを想像していただけるとなんとなくわかるかなと思います。

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でも他のどの車にもないフワーーっと道路を滑るような感じというか、スイスイ感があって、こなれててくると運転はしやすく。
踏めばレーシングモデルのような、うねりのある咆哮で、テンションを上げてくれます。

エンジンはAMG製だし、車内もAMGとパーツ共有してるのでどうしても似てるのですが、別物に感じるから不思議ですね。
AMGのエンジン音のどぅるどぅる感がまったくない。

内装は伝統工芸レベルで美しい。
他にはお目にかかれないレベル。

シートの縫い目1つとっても、芸術品と言えそう。

本体価格が3,568万+オプションで、乗り出しは4,800万くらいから

どうにもトラブルが多い車というイメージが拭えず、オーナー様曰く、資金に余裕があるひとだけ、ということでした。

リセール価格も期待できないメーカーなので、壊れてもトラブルが続いても愛を注げる人だけが乗れる、そういう車なのかもしれません。

いつかはボンドカー、そういう夢が持てる車だなぁと思います。

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