第7波現在地点から、最適解は?
おはようございます。いかがお過ごしでしょうか? コロナ第7波の真っ最中です
日本感染症学会から『健康な若い人がコロナに感染しても風邪にすぎないので自宅療養してください』と発言がありました
下のツイートをクリックすると動画を見れます
そこで、どのようにすると良いか考えてみます
8月4日、日本は1日の新規感染者数と死亡者数の両方で世界1位の記録を出しました
日本の1日の新規感染者数は指数関数的に増加しています。(Our World in Data)
トップに固定してある記事内で連日更新しています (下のデータはwolrd meter です)
パンデミック開始以来の100万人あたり死亡者数に数値を計算し直すと、まだ148位と『医療が救命している』。ただしこれからどうするかによって結果は変わります
死者数が世界1位なのに、対策を減らしてPCR検査も減らす目的は何か?それは、PCR検査が減ると少なくとも1日あたりの感染者数が減少して世界1位ではなくなると期待するからです。世界からビジネスや観光で人に来てもらうためです。そのうち、コロナで死亡してもカウントしない方法を開発する可能性があります
現在流行しているのは新型コロナウイルスのオミクロン変異株のうちBA.5亜種です
東京都の速報値です。BA.5が主流で約74%です。ケンタウロスと名前がついたBA.2.75は今のところ9例です
BA.5に対する免疫は?
武漢株用ワクチン2回接種、3回接種の有効性はほぼありません。ワクチンを接種して2週間は免疫力が低下します。そして3回め接種から1か月後の血清はBA.5を中和しません。下のグラフの○は各1人の血清の結果です。論文全体の説明は7月12日のブログ記事をご覧ください
これから武漢株用の3回め接種をしてもBA.5に立ち向かう免疫はできないことをご理解いただけましたでしょうか?
現在、3回接種済みはどうしたら良いか?
8月2日の厚労省アドバイザリーボードの10万人あたりのワクチン接種回数別新規陽性者数 をグラフにしました。期間は7月18日から7月24日です。この時期の東京では、新規陽性者の約50%がBA.5に感染、約36%がBA.2に感染しました。80才以上の未接種者の感染が多いです。それ以外の年代では、ひとつ前の論文のデータと違って3回接種者が最も感染していない年代が多いです
上のグラフの3回接種のアドーバンテージは、3回接種した人は噛み締めて
2回接種の人は、この少しの差を手に入れるために副反応の危険を冒すか?
4回接種チャレンジに勝ち目はあるか?
日本ではまだ4回接種者が少ないので、オーストラリアのニューサウスウェールズ州のデータを持ってきます。4回接種は緑色のバーです。グラフの右端が7月22日に終わる週の数値です。100万人あたりの感染者数が最多なのは4回接種です。4回接種は3回接種と何かが違っているようです。グラフの下に考察を書きます
オーストラリアで接種されているのも武漢型mRNAワクチンです。流行しているのはBA.5です (下 Table 3) 結論として、武漢型mRNAワクチンを4回め接種しても感染を防げない
ところで日本で3回め接種者の感染者が最も多いという噂は本当か?
ところで3回め接種者の感染者が多いという噂が気になるのでもう一つグラフを書いてみます。接種回数別の新規要請者数です
総数にすると20代以降は3回接種者の陽性者数が最も多い。これは3回接種の総数が最も多いことによる
対策編に続く
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