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石川県の地震 2

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?
少し、金沢周辺で地震が起きていますので記事を出します
地震の素人ですけど、役に立つと良いです
末尾にハザードマップ系リンクがあります

前回の石川県の地震の記事は、こちらの能登半島地震 1 です

石川県金沢地方で起きた地震一覧

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日本気象協会のデータです。「石川県金沢地方を震源とする地震」に岐阜県大野郡白川村大窪が含まれています

特徴として、
✅ 2024年の地震回数はやや多い。これまでに5回 。
✅ 震央が多様である
✅ 複数の市域が含まれている

住所地ごとに色分けしました。
金沢市 (黒)、加賀市(緑 & ピンク)、白山市 (青 & 黄緑)、小松市 (オレンジ)

石川県金沢地方の地殻変動記録


1年間の垂直方向の地殻変動は、志賀で15.04 cm と最大の沈降が起こり、能都 、穴水、氷見、高岡、福光、内灘、金沢でも約4cm〜1cm の沈降が見られた

1か月間の垂直方向の地殻変動では、珠洲、能都、福光が約0.1cm沈降している


水平方向の1か月間の地殻変動ベクトルでは、おおまかに北西に移動している

以上から、
年間変動度では志賀で-15.04 cm の沈降を最大とした能登半島付け根から高岡〜金沢地帯に地盤沈降が起きているが、最近の地盤沈降の範囲とレベルは減少している。特に最近、地盤沈降が目立つわけではない

測地学の村井先生によるミニプレート理論を当てはめると

村井先生によるミニプレートという地殻変動が一体化している区分があります。ミニプレートの形態は、毎年少しづつ変化するということですが、石川県の場合、能登半島と金沢地区は別のミニプレートに分類されています
そして、地震はほとんどミニプレートの境界で起きるというのが村井説です。下図の赤いバツ印は2019年の山形県沖地震の震源で、やはりミニプレート境界で起きています

✅ 石川県の場合、能登半島と金沢地区は異なるミニプレートに乗っているので、村井説に従うと境界地域に地震の起こる可能性があります

なぜ能登半島地震が起きたか


✅ 能登半島地震 1 で説明しましたが、ポイントは、太平洋プレートの沈み込みにより、下から「推定して水分」が上昇して既存の断層が活性化されて起きたと推測されています

✅ 同様の現象は金沢地方でも起きている可能性があります

✅ 以上から結論として、睡眠中にマグニチュード6 レベルの地震が来ても怪我をしないように防御する、地震が来ても火事を出さない工夫をするが妥当と考えられました

可能であれば液状化対策も


石川県の地震活動の特徴 政府地震本部による解説があります

リンク
石川県に被害を及ぼす地震は、主に陸域の浅い場所で発生する地震で発生する地震です

歴史の資料で知られている主な被害地震
は、金沢市から加賀市付近にかけての地域や能登半島、さらにはそれら地域の日本海沖合で発生してきました。例えば、1799年のM 6.0 の金沢地震で、現在の金沢市を中心に死者が出て家屋倒壊や地盤の液状化現象が起きた。森本・富樫断層帯のうち、森本断層(卯辰山の西から北北東へのびる活断層)の南西端付近において被害が著しかった。しかし、この断層活動と地震の関係は不明である
小松市周辺に、1725年の M6 の地震、および1815年の M6 の地震により、小松城の石垣などに被害が生じた
明治以降、1930 年に、加賀市大聖寺付近で M6.3 の地震が発生し、震源域付近で被害が生じた
さらに、1952 年にその沖合で、大聖寺沖地震 M6.5 が発生し、県下全体で死者7名や家屋半壊などの被害が生じた
 能登半島周辺では、1729 年にM6.6 ~ 7.0 の地震が発生し、能登半島先端付近で死者、家屋損壊や山崩れなどの被害が生じた。明治以降には、1892年の M6.4、1896 年の M5.7、1933 年のM6.0といった被害地震が発生した。1933 年の地震では、県内鹿島郡で死者3名、家屋倒壊などの被害が生じた。1993 年に能登半島沖の M6.6 の地震では、珠洲市を中心に被害が生じた。この時に観測された津波は輪島では最大波高 26cm。2007 年の能登半島地震はM 6.9 で、輪島市で1名が灯籠の下敷きになって亡くなるなど、輪島市や七尾市を中心に被害が出た

ハザードマップポータル

ハザードマップポータルで、地図から市または町を選ぶと
下図がでてきます。公開中となっているものは見ることができます

石川県洪水浸水想定区域図 pdf集

金沢市液状化危険度予測図 

以上です

最後まで読んでくださいましてありがとうございました
良い時間をお過ごしください

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